sayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ほつれる(2023年製作の映画)

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前作でも感じたけど、加藤拓也監督は「人を描く」ということに関して凄く丁寧に積み重ねて魅せる方だなあと思った。(うまく言えないけど)言葉と動作の使い方とか時間の見せ方とか、セリフのタイミングとか言葉のチ>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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終盤のプロムでの上映からロッカーのシーンで涙が止まらず。あんな表現すごい。カメラで映すということ、カメラが映し出すもの、その強さと確かさと複雑さを考えました。そして粋な終わり方。ポール・ダノのお芝居、>>続きを読む

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

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とってもムーディー。
役者さんたちのお芝居、流れるようなカメラの動きや音楽、昭和63年の夜の銀座という街、その場で生きている人たちのやり取り。ちょっと癖のある感じふくめ、引き込まれてあっという間の94
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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素晴らしかったです。内容はもちろん、音楽や映像も。人に紛れながら会話しているシーンとか、二人の電話などでの会話のトーンとか。上司のパトリシア・クラークソンの存在もよかった……

#ミトヤマネ(2023年製作の映画)

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違和感、大胆さ、曖昧さ、細やかさ、変化。それらによって境界線がわからなくなったり、逆に新たに見えてくるものもあったりして、考えるシーンも含め面白かったです。玉城ティナさんと湯川ひなさん演じる姉妹が纏う>>続きを読む

あしたの少女(2022年製作の映画)

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観れてよかった映画。
社会の構造と、1人1人との対話。大きなところから些細なところまで、どちらも全部繋がっている。とても苦しい気持ちになったけれど、この世の中で生きていくためには見つめていかなければい
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バービー(2023年製作の映画)

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思っていた以上にエンターテインメントでポップで華やかだった…!

山女(2022年製作の映画)

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映像に映るもの全てが記憶に残る作品。そして、そこからいろいろなものが浮かび上がってくるような映画体験だった。山田杏奈さん演じる凛の解放が浮かんだ表情に涙が出そうになったし、森山未來さんの存在が壮大で圧>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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娘ソフィと父カラムの距離、視線、会話がとてもよかった。父と娘といえど、それぞれ違う人間で、それぞれの時間が流れてる。だからこそ、ちょっとした何かに気付いたり、大切だと思っているのが伝わってきたりするシ>>続きを読む

アシスタント(2019年製作の映画)

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クールで静かだけれど、マグカップをとったり、会議後の片付けをしたり、ジェーンの動作や表情から内側がじわじわと見えてくる映画で、印象に残るカットや音がたくさんあった。テキパキと仕事をこなしていくジェーン>>続きを読む

ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

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それぞれの在り方と、それぞれの歩み方。自分と他人の見つめ方、何気ない素直な振る舞いがなんだか心地よかった。言い合ったあとに駆け寄ってぎゅっとする関係性にはハッとしたし、何でもかんでも話すのが全てではな>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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すばらしかった~!音もカメラワークもドキドキした。大きなスクリーンに、音響のよい劇場で観たくなった映画。大がはじめて雪祈の前で演奏したところでどばっと涙が出て自分でもびっくりした。それくらい心が動かさ>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

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シーンに沿った距離感と速度で、静かだけど1歩ずつぐっと踏み込みながら進んでいく物語の描き方に引き込まれました。細かな仕草、会話、表情、やり取りと、キャスティングがお見事でした。吹越満さん演じる秋田弁護>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

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軽やかさとユーモアさのバランスがいい感じで、ちょっと先の展開が想像できるストーリーもあの演出やテンポだったから楽しめた感じがする。part1~3それぞれ違う面白さがあった。序盤のエレベーターのシーン好>>続きを読む

うつろいの時をまとう(2022年製作の映画)

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ものづくりの元にあるもの、デザインの哲学、こだわりや閃き、向き合うときに大切にしているものなど、面白かったです。忘れてはいけないもの、見失わないでいたい感覚に触れたような気がした。色味が好きです。

あのこと(2021年製作の映画)

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自分が体験しているような、息を飲むシーンの連続だった。

ちひろさん(2023年製作の映画)

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いつの間にか生まれる孤独、無意識の寂しさ、いろんなものとの距離感がふわふわと作品の中に漂っていました。有村架純さん演じるちひろさんのするりとした掴めない感じ、ゆらゆらと留まらない感じが心地よかったし、>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

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セリフがいろんな形で広がってゆく。今泉監督の作品、やっぱり好きだなーと思った。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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静かだけれどとても力強い映画だった。岸井ゆきのさん演じるケイコの表情から伝わってくる心の動き、ボクシングのリズム、空のグラデーション、広がる景色。ワンシーンワンシーンが記憶の奥の方に吸い込まれて張り付>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

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いやー、面白かったー!あんな風に何層にも重なって広がるお話だったとは…。キャスティングが細部まで素晴らしすぎて、何故かどんどんいろんな人たちが重なって見えてくるという撮影や展開にハッとさせられました。>>続きを読む

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

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観賞後、無性にパワーが漲ってくる感じの作品。人物が見えてくるセリフと4組のシンクロ感が楽しめる編集が魅力的で、前半のやり取りがスパイスとなり、後半の展開にじわじわ活きてくる感じが面白かった。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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衝撃的に出会った漫画を読み終えたときの感覚と、似た感覚が残った作品。"アタシ"の話ではなく"アタシたち"の話である、ということが映画になったことで、より姿が浮かびあがってきた感じがしました。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

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「軽さ」の強弱と良し悪しが絶妙なバランスでストーリーと心情に混ぜ込まれている作品だった。人の気持ちがすっと変わる瞬間って、実はああいう感じだよなと。