Chieさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.7

【偏屈なおじさんの抵抗!TVの受信料は払わん!】

■あらすじ
イギリスがゴヤの名画に大金を払ったニュースを聞いた主人公は、そのお金で年を取った退役軍人たちのテレビの受信料に充てればどんなにいいかと思
>>続きを読む

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.8

【虚構か非現実か、現実か。映画から飛び出した冒険家とのラブロマンス】

□あらすじ
暴力夫に困っている主人公は、映画が唯一の癒やしのとき。お気に入りの映画を何度も見ていると、冒険家役がチラチラとこちら
>>続きを読む

フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.4

【200レビュー!】
フィルマの皆様、いつもありがとうございます(*^^*)

なんだかあっという間に200レビューで、うっかり見逃すところでした笑

大好きなイングリッシュガーデンが見られるかな…と
>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.5

●文武両道のスキープレイヤーのその後。

□あらすじ
スキーの試合で大怪我。なしくずし的に賭博の道へ進むが…

■感想
アンダーグラウンドな世界は、最初はクリーンに運営していても、どんどんアングラなも
>>続きを読む

スティーブ・ジョブス 自由の精神(2011年製作の映画)

3.4

友人からのメールで、スティーブ・ジョブズのスピーチの言葉が出てきたので見ることに。

確かにヒッピーだったことや、薬のことは知らなかったけど、もっと良い面が知りたかったなと。

観賞から日にちが経って
>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.7

●いくらあれば老後は安心?

□あらすじ
義理の父の死、娘の結婚、同居することになった義理の母の浪費…どんどん減っていく老後の資金。迫りくる現実と、主人公が出した答えとは…

■感想
天海祐希さんが好
>>続きを読む

マッチポイント(2005年製作の映画)

3.7

●日常を愛おしく思う方法

□あらすじ
テニスプレイヤーの主人公は、ある時お金持ちの息子の指導をすることになる。その妹に気に入られ、結婚することになるが、兄の恋人がすごい魅力的で…という話

■感想
>>続きを読む

ダイアナ(2013年製作の映画)

3.2

●ダイアナ妃の孤独

□感想
外科医の男性との出逢いがさらっと描かれていて、なぜ惹かれたのかという肝心な部分がよくわからないまま進んでしまった

でも、孤独な部分はすごくよく描写されていた

もう少し
>>続きを読む

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.0

●英語が話せるようになりたいんじゃなくて尊厳がほしいだけ

■姪っ子の結婚式のために5週間NYへ行って手伝うことになったインド人の女性。家庭では英語が話せないからと娘からも蔑まれている。

4週間で英
>>続きを読む

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.7

●濡れ衣?それとも…刑執行まであと3日の死刑囚へのインタビュー

□死刑囚直々のご指名で刑務所へ派遣された女性記者と、助手の話

助手がもっと役に立ったりするのかと思いきや、あまり必要性を感じなかった
>>続きを読む

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.8

◯偏屈な小説家と文才のある少年の出逢い

□少年の演技がすごく自然体。

カタルシスのある場面でも、ただ見つめる…そういう演技ができる俳優さんって、中々思い浮かばないなってくらい良かった。

最初に条
>>続きを読む

ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.5

◯なりゆきで始めたジゴロ業と、ユダヤ人未亡人への恋

□ジョン・タトゥーロとウディ・アレンと同じ美容院という縁で、製作されたこの作品

ウディ・アレンがメインキャストだけど、ポン引き役というのは絶妙な
>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

★フォローさせて頂いてるuchiさんのレビューと、調べてみたらジャンルがホラーではなくサスペンスということで勇気を出して鑑賞

90年代の名作ということもあるが「アトランティスの心」のアンソニー・ホプ
>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.2

ダンブルドアの秘密…とタイトルにあるわりには、開始早々に明らかになる事実がある

ダンブルドアは時系列としてはこのあとになるハリーポッターシリーズの重要キャストなだけに、闘いになっても絶対に死なない保
>>続きを読む

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.3

ある日訪ねてきたねずみ取りの男の話

こちらは、いかにも短編という感じだけど、うーん…ちょっと最後が気持ち悪いかな

ウェス・アンダーソンは長いと集中力切れるから、短編は見やすい

白鳥(2023年製作の映画)

3.5

いじめられっ子の話

ウェス・アンダーソンが描くと、こんなにスタイリッシュなのね

段々と胸焼けするようないじめのしつこさと、いじめっこが感じている永遠に続くような日々への退屈さが押し寄せてくる

>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.2

◎エノーラ探偵事務所の最初の事件

◯シャーロックホームズの宿敵モリアーティが現代にアレンジされた形で出てきたり

ベーカー街に行ってみたり、今回はホームズのエッセンスが強めだった

ボーイフレンドが
>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.2

◎失踪した母を探すホームズの妹…その驚きの育てられ方とは

◯いつかシャーロックホームズ博物館に行ったときに楽しめるくらいには原作を読んでいたので、小ネタがわかって面白かった

ホームズが柔術や化学が
>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.8

◎特殊能力を身につけた男が思いついたアイデア

◯ウェス・アンダーソン作品の「考えるな、感じろ」というテイストは薄く、短い映画ということもあり、かなり見やすかった。

ただ、めちゃめちゃ早口なので集中
>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.2

◎小説にしようとしているこの話…小説家の創作?現実?

◯藤原竜也の軽めのクズっぽい雰囲気はカイジじこみかな笑

豊川悦司と、疲れ切った風間俊介が話にリアリティを出していた。

どんでん返しのカタルシ
>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

◎人を本にして読むことのできる漫画家、岸辺露伴が若き日の想い出を辿る

◯岸辺露伴のドラマシリーズは作り込まれた世界観が秀逸で、一気に引き込まれた。

その意味で映画にも期待していたが、話の肝となる部
>>続きを読む

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.2

気球に乗って気象を知ることで、天気を予測できるようになるのではないかと信じた科学者と、気球が原因で夫を亡くした女性操縦士の話

気球に乗るまでというより、気球の中での大変だったという話がメインで、そこ
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

とにかく、宮崎駿の想像の翼の広げ方がすごい

戦争、母の死、父の再婚と新たな命…子供の心の世界が壊れるようなことがてんこ盛りの中どう生きるのか

抽象的だけど、それが説教臭くなくて良かった

鳥が苦手
>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

2.9

思ってたよりも、大阪の男臭い友情物語というか、アイドル好きな「俺たち」がメインで

アイドルの良さを語るイベントをやってる「俺たち」の物語

彼らには彼らのイベントに足を運ぶファンがいて、推しのことも
>>続きを読む

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.7

悪人vs悪人の構図が新鮮で、展開の早さにすごく引き込まれた。

見てる間、どっちを応援するか、ずっと揺れていた。

マーラの服装も女性らしいけどハンサムだし、髪型も良かった。女同士の関係性もすごくナチ
>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

◎世界は音楽で溢れている

●昔見た「TAP」というタップダンスの映画でも一番根源的な音は水の音で、それをきっかけにタップダンスへの渇望が高まる

この映画でもピアノに雨水が落ちるシーン、遠雷のシーン
>>続きを読む

大河への道(2022年製作の映画)

3.5

立川志の輔さんの落語がとても好きなので、その落語が原作になった大河への道も面白かった

御本人出てるし笑

伊能忠敬にまつわる地図作り「じゃない」話がメイン

伊能忠敬の死から3年後に完成した地図は、
>>続きを読む

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.5

おジャ魔女どれみ世代には沁みました…

魔法玉も、つぶやく呪文も懐かしい

あえてリアルな苦しみを抱えた女のコ3人+男の子1人にしたのが良かった

私も映画に出てたLINEのスタンプ持ってる…笑

>>続きを読む

タミー・フェイの瞳(2021年製作の映画)

3.7

●愛を信じた伝道師たちの破滅と嘘

■感想
いわゆる成功と破滅物語ですが、思い込み×宗教×TV番組の相性の良さに驚く。

なるほど、ここまで正面を切って強い言葉で愛を語る人は普段なかなか居ないという意
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

●あらすじ
編集長が亡くなり、廃刊になったフレンチディスパッチ誌に色んな記事を載せることになるが…

■感想
食事シーンがすごくいい。

全体的に「考えるな、感じろ!」の精神で見たので思ったより面白か
>>続きを読む

スプリング・ガーデンの恋人(2003年製作の映画)

3.5

●あらすじ
主人公は、ある日婚約者から届いた「結婚式の招待状」で実は裏切られていたことに気づく。イギリスからはるばる「HOPE」という名前がつくアメリカの街へ旅立つ。その先で泊まったホテルでは、失恋を
>>続きを読む

マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

3.7

【英国老人×インドの化学反応】

●あらすじ
インドでの夢のような年金ぐらしを夢見て英国から来たが、実際は誇大広告。埃っぽいホテルで、これからの時間をどう過ごすのか…という話。

■感想
ビル・ナイや
>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.7

●魂の世界に迷い込んだジャズピアニストと、人生のきらめきを探している途中の魂「22番」

ピアニストは一生に一度のチャンスをつかむ為、22番は自分のきらめきをさがすために現世へ…という話。

■感想
>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.4

●ポワロもっと頑張れ〜

○金持ちの女、その女友だちと婚約者…その3人の愛憎劇が、クルーズ船の上での連続殺人事件に結びつく

■感想
ちょっと、ポワロ氏!
人、殺されすぎ!
エジプトのお墓で官能的すぎ
>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.8

●この世には善と悪しかない。その間は無い。

○名探偵ポアロが乗り合わせた列車で起こった殺人事件の話。

■感想
冒頭でさらっと解決してみせた事件と比べると、解決してみせたところからが難しい事件になっ
>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

クリストファーロビンの娘さんが、ポロシャツに短パン合わせてて、ファッションがめちゃくちゃ可愛かった。

プーさんたちも、野生だからかちょっと薄汚れてたりして、それも可愛かった笑

2023年14本目