Chieさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ナチスの愛したフェルメール(2016年製作の映画)

3.5

●画家としての才能はあるのか。贋作と芸術の間で揺れる男の半生。

○フィルマの評価は低かったけど、油絵が趣味なのと、フェルメールが好きなので鑑賞。筆のタッチがアップになるシーンもあって、面白く見られた
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Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004年製作の映画)

3.6

●新しく何かを始めてみませんか?

○リチャード・ギアの、多くを語らない控えめな演技に何とも癒やされた。

○仕事終わりにスーツのまま踊る姿、正装…素敵でしたね…!!
特にエスカレーターで迎えに来ると
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レッド・ライト(2012年製作の映画)

3.1

●超能力者は、本当にいるのか!!?

○超能力者と、それを暴く大学教授たち…堤幸彦監督の「トリック」ファンとして、見ずにはいられなかったこの作品。だって、題材が同じじゃないっっ!

結論から言うと、前
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泥棒は幸せのはじまり(2013年製作の映画)

3.7

●節約パパがクレジットカード詐欺をはたらいた女を捕まえに行く話

○詐欺師は見た目も特徴的だし、あっさり見つかるんだけど、とにかくピンチに慣れていてスルッと逃げ出すのが上手。

○話の筋は、よくある話
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サンダーフォース ~正義のスーパーヒロインズ~(2021年製作の映画)

4.5

●無鉄砲+ガリ勉=どんなスーパーヒーロー?

○個人的に、めちゃめちゃツボにはまった映画でした。メリッサ・マッカーシー節が大炸裂。

○特殊能力を持つ悪人に対抗するため、日々研究が進んでいた。

その
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.0

●捨てる側と、捨てられる側。断捨離しても捨てられなかったものとは…

○「バッド・ジーニアス」と主演が同じだった。タイ映画2本目なのに笑 ちなみに、彼女はこの2本しか出てないみたい。

○物を一ヶ月く
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シーモアさんと、大人のための人生入門(2014年製作の映画)

4.2

●全ての学びは音楽の中にある

○ピアノ界の巨匠であるシーモアさんが早期に演奏家からピアノの先生に転身する。

○ある演奏家が(観客に)簡単そうに弾けてすごいと度々言われるけど、何千時間も弾いてるから
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

●父の冒険譚を作り話と決めつける息子と、父の過ごした日々

○ビッグフィッシュっていうタイトルが、映画が終わってみるとすべてが繋がって、ジーンと来る。

○好きな女性へのアプローチで、庭を睡蓮で飾った
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.0

●毎日同じタコの巣穴に行ってみたらどうなるか。唯一無二のドキュメンタリー

○水の音と映像美に、最初から惹きつけられた。

この映画を見ているとむかし潜った海の記憶が蘇る。

水の冷たさ、潮の香り、時
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.3

●ニューヨークの雨に煙る、一組のカップルのすれ違い

○ウディ・アレン作品は90年代のものから何本も見ているからか、この作品ならではのひねりや、新しい発想がないように感じた。

ポーカー、娼婦、大物俳
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

●ネットを駆使して失踪した娘を探すシングルファーザー

○共有していたパソコンから、Instagramやフェイスブックなどのパスワードを勝手に変更して中身を見たり、プライバシーも何もあったもんじゃない
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.5

●高騰するチューリップの価値と、不妊の妻が抱く恋心

○全体的に画面のトーンが暗めで、衣装も含めて時代の雰囲気がよく出ていた。

○肖像画をプロに頼むと、こういうふうに描かれるんだなとか、逆に画家はモ
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.0

●家族を救え!過去と今を繋ぐオーロラの奇跡

○連続殺人事件を絡めながらも、見終わった後になんとも言えない爽快さがあった。

○過去と現在の時間差を上手く使いながら、事件を解決しようとするんだけど、犯
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.3

スピード感や迫力があったが、明確に分かることが少ないまま登場人物も増えていき、どんどん展開していくので、ついて行けなかった。

逆行の世界は面白かったけど、脳が混乱する。

知り合ったばかりの人妻をそ
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0

●捕虜収容所の止まらない恨みの連鎖と、タップダンスで大地に刻む心の叫び

○タップダンスが見たくて、聞きたくて鑑賞

○主人公の置かれた環境と、その気持ちを吐き出すようなタップダンス。
葛藤と、純粋な
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.0

○ナチスに剥奪されたクリムトの名画の所有権と、オーストリア人の誇りをかけた裁判の話

○黄金のアデーレが絵画のカテゴリーとして、肖像画になるとは…

伯母がクリムトに頼んで描いてもらった肖像画。ダイア
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.4

●推理小説家の死の謎と、その遺産を狙う家族たちの物語

○推理小説を1ページ目からめくっているような感覚。とても丁寧な序盤。人物も多いが、描き方がうまかった。

○推理モノなんだけど、伏線が最後に繋が
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ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

3.7

中々外出が難しいこのご時世。気が滅入る時もやっぱりあって

映画という素晴らしい文化を使って旅に出ることにした。

登山は苦手だけど、これは山を登らないと見られない絶景。

相棒と2人で登っていると、
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ギリシャに消えた嘘(2014年製作の映画)

3.2

みんかい?参加させて頂きました!

なかなか日本人には難しいぞ…という服装をさらりと着こなし、いつもくわえタバコなイケオジ。なんともセクシーでした。

街並みも素敵で、これはメッセージ性というよりは、
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今求められるミニマリズム(2021年製作の映画)

2.9

ただ物を捨てる(少ないもので暮らす)ことと、ミニマリズムの違い。



これを買えばこんな未来が待ってる、という広告を毎日大量に見ていて人々は麻痺している。

自分にとって本当に大事なものとは…
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恋の掟(1989年製作の映画)

3.5

コリン・ファース若い!そして、ただのプレイボーイというよりは、天性の人たらしという感じ。

ただただ、みんなこの青年を好きになっちゃう…。

ニコッて笑うシーンが多いんだけど、ほんとにイケメン。

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ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

3.7

ウディ・アレン監督は超有名曲を毎回いいところで使うイメージがあるけど、今回はボラーレ(日本ではビールの宣伝で有名かな…)でした。

きれいな町並みと、展開の早さが良かった。

複数のカップルを登場させ
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.6

遊園地のシーンがなんとも可愛かった。

徐々に少年の置かれている境遇が、地味にキツイものなんだなっていうのが見えてくるが、健気でちょっと勇敢になっていく主人公に、ジーンとなった。

ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ(2010年製作の映画)

4.5

ナニー(乳母の)マクフィーの第二弾。また別の家族のしつけに来たマクフィー。

前回もそうだけど、それぞれに問題行動をする理由があるし、家族が欠けていることへの悲しみを抱えている。

農園で暮らす動物た
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ナニー・マクフィーの魔法のステッキ(2005年製作の映画)

4.5

コリン・ファース目当てで鑑賞。愛に溢れたファンタジー。

家族の置かれている現実的な問題も絡めているので、ファンタジーすぎないのが味付けとして程よい。

たくさんの息子、娘たちのいたずらを持て余す父親
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おいしい生活(2000年製作の映画)

3.6

軽妙な音楽と、手に負えないキャラのドタバタコメディは、さすがのウディ・アレン作品。

他の作品との違いは「えー、そっち?」っていう方向に何度か舵取りをしたこと。

いつもはラストに持ってくる、ちょっと
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ミックマック(2009年製作の映画)

3.7

あらすじを読むと、重そうな印象だけど、実際はイタズラに近い復讐だった。

個性的な仲間と、廃品と、よくできたアイデア。

「アメリ」の監督ならではの色使いや軽やかさもあって、気軽に見られた。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

ウディ・アレン作品で、レイチェル・マクアダムスが出演しているということで、どちらも好きなので鑑賞しました。

何ともウディ・アレンらしい、甘い夢のような作品でした。

過去の芸術家も、確かにこうして何
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ペネロピ(2006年製作の映画)

4.7

映像がカラフルでポップで、とにかく可愛い。オープニングから引き込まれる画作り。

脚本も、いわゆるこういう映画に期待するようなストーリーじゃなくて、いい意味で色んな方向に転がっていて、飽きずに見られた
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

音楽と、その演出が中々良くて冒頭から引き込まれた。

アクション映画より、もう少しライトに見られる映画でした。

音楽聴きながら運転したくなりますね。

ベイビーの養父が素敵でした。

クルードさんちのはじめての冒険(2013年製作の映画)

3.3

博物館に行って恐竜の骨を見ると、生き残るの大変そうだなと思ってしまいますが、まさにそんな感じ。

やっぱり保守的にならないと生き延びられないし、家がないと人は不安なんだろうな

原始人といえば…みたい
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素敵なウソの恋まじない(2014年製作の映画)

4.2

最初から面白いタイプの映画です!

主人公は静かな人ですが、ちょっとハラハラしたり、イライラしたり、一緒に楽しめました。

大事に育てられたガーデンに、彼の生真面目さ、優しさ、ユーモアなんかが詰まって
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デンジャラス・バディ(2013年製作の映画)

3.8

メリッサ・マッカーシー目当てで見ましたが、やはり最高でした。

下品なコメディというより、超個性的な悪口にケタケタ笑う感じ。

髪型がめっちゃ似てる男のくだりが、好きでした笑

リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

3.5

輪廻転生した者を探しに来た偉いお坊さんの人柄がとても素敵だった。

ブッダが悟りを開いたときの何とも言えない表情が印象的。

死生観や輪廻転生について、ラストシーンがとても雄弁に語っていて、ジーンとし
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソン監督作品ということで見たが、独特すぎて私にはよくわからなかった。

三兄弟のキャラが立っていてそのあたりは楽しめたが、点数で評価するのが難しい。

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

5.0

あらすじにあるように、往年のライバルが退場ということでしたが、マークもブリジットも年齢を重ねたからこその良さがあって、控えめに言っても最高でした。

シリーズ3作目の今作が一番笑って泣けて、満足度が高
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