おもしろいけど、ドラマとして都合よく出来すぎているのがあまり好きじゃない。
台風のもたらす退行と成長。ややあからさまでせこい割には、その常軌の逸し具合は半端じゃない。乱痴気騒ぎがエスカレートしていく中学生たちの耽溺と、自分を見つめ直す一人の少女の漂流とが、ここまでかというほど>>続きを読む
ただの小娘の恋愛。でもその枯れない女心がたくましい。てゆか1秒でも妥協することはなかったし、自分を曲げることもなかった。ある意味でいえばかっこいい人間ではあるけど、主人公目線ではなく冷笑するかのような>>続きを読む
恋の名探偵は地味。ほぼごっこ遊びに近いけど、恋人が元彼といれば追いかけたくなっちゃうあの衝動感がたまらない。尾行を見てるだけでおもしろいし、緊張感もある。でもラストが眠い。恋人アンヌの中途半端な恋心が>>続きを読む
救いのない探偵ごっこ。分断されたシークエンスを徐々に交差させていく技がうますぎる。あえて時系列通りに進ませないで、主人公と同じ視点に巻き込もうとしてるのがいい。そんで実際ひやひやする。頼りない記憶を辿>>続きを読む
エピローグまでのすべてがフリ。でもそれがちゃんと落ちるんだからすごい。ミステリーさはもうあまり期待してなかったけど、謎解きかつ争奪戦に落とし込んで、そこにトンデモなアクションぶち込んできたから割と楽し>>続きを読む
抱え込みすぎ。原爆の開発よりもむしろそれに伴ってくる苦悩が大部分を占めている。周りからの期待に応えようとするあまりに、かえって破滅していくドラマといったところ。でも感情任せで幼稚な分、周りの人間に合わ>>続きを読む
まあ映画の必要性が感じられない。海外への渡航、狡噛の登場というスペシャルイベントがあっても、結局はそれまでのエピソードとほぼ同じで意外性がない。妥協したままアニメの延長線上に突っ立っている。
家族の呪いは破滅へと。重々しい社会問題を数えきれないほど結びつけてはいたけど、結局はここに終着するというのがなんとも残酷。救いのない物語かと思っていたけど、寄り添い合いながら生きていくことを決意して明>>続きを読む
いい意味でコナンが子ども。そりゃゲームでホームズの世界に迷い込めばワクワクする。しかも謎解き・冒険・バトルの間違いのないロマンの混ぜ合わせ。加えて現実側から見れば命が握られているもんだから緊張感もある>>続きを読む
ディズニーのディズニーによるディズニーのための映画。音楽が豪華すぎる。話はチープだけど。
そんなディズニー知らんけど、いいとも最終回ばりのプレミア感あった。100周年はこれで十分でしょう。
ベタでクサくて、そして何よりわかりやすい。安いと言ったほうが近いかな。
空襲の中、主人公が複数の戦闘機見上げて心折れてしまうシーンはよかった。
最初らへんのディアボロモンとの駆け引きは、けっこう不穏な空気感があっておもしろかった。でも、途中からよくわからんくなった。すべてを通して言えるけど、ちょっとは予備知識が必要か。
すべてにセンスが光ってた。でもまあ、さすがにサマーウォーズやった。しょうみButter-Fly 聴けただけで満足みたいなとこあるけど。
この短さで、この満足感はすごい。デジモンのなかやったら、やっぱりこれ推してまう。
まさに「パルプフィクション」。
洒落た映像や、ギャングのかっこよさ、会話劇のセンスや音楽のチョイスやらがすごく良い。登場人物たちが交錯していく過程にも、予測がつかなくてわくわくする。までもちょっと長い>>続きを読む
じわじわ精神が侵食されていく感じがあって怖かったけど、すべては理解できてなかった。あのラストがあってはじめてこの映画のテーマが成り立つけど、ぼけーってしてて何も考えてなかった。ちょっと反省。
とにかく絵力がずば抜けてるから、見てて飽きへんし、何よりずっと楽しい。無人のレイバーから始まるオープニングのかっこよさに、見えない敵にじりじり迫られる恐怖に、刑事たちがアパートを探すときの妙な不穏さに>>続きを読む
表面化した不協和音の解決は、相変わらずおもしろい。でも映画に収めてる分、それがあまりにも早い気がした。
新入生の中には、輪に馴染めないような人もおれば、実力主義の世界に苦手意識がある人もおる。結果とし>>続きを読む
重いけど、青い。そんな友情の行方を巡ってた。『リズと青い鳥』という童話に、みぞれとのぞみの二人を重ねるという技に唸る。
限りなく細い線で描かれた輪郭に、少し淡白に寄った色使い、ときどき画角に収まってい>>続きを読む
現実と夢。でも、それだけというか。最終的に恋愛に帰結させるという都合の良さに、かなり白けてしまう。伏線でもあればまだ納得できたけど……
二転三転。笑えて、心があたたまる。捨て子の清子を通して、3人のホームレスの過去が少しずつ紐解かれていくけど、蓋を開けてみたらそこまで重くなかったり、そこで湿っぽくならずにいじりあってるのが微笑ましい。>>続きを読む
ザ・シンプル。やっぱり、これくらいわかりやすいのが良いな。戦車のメカニックなデザインに、毎回惹き込まれる。
すべてが死んでいた。妻を愛しているのか、不倫しているのかすら分からない男の人間性や、意味不明で何も理解できない構成。ギャグに振り切れてもいないし、ホラーにも振り切れていないというどっちつかずのスタンス>>続きを読む
ああ、疲れた。走って叫んで戦って、ずっーと全力で動き回りよる。もうそれで十分楽しめるから、いったん休憩でも入れてくれ。水でも飲んでくれ。ほんでおれに、一休みさせてくれ。じゃないときついなあ。ギャグやノ>>続きを読む
序盤から、いきなりの絶望。さすがに面食らって、展開に期待値も上がった。でも後半、笑わせにきてんのかなっていうくらい空振ってて、がっかりした。
エイリアンの造形は、たしかに気持ち悪い。でも、囚人たちがエ>>続きを読む
目が痛い。とにかく激しくて、まぶしい、エイリアンとの大戦争。
乱射。駆逐。破壊。爆発。荒々しいガンアクションのオンパレードで、さすがに何を見てるのかわからんくなってくる。でも作品の種類からして、好きな>>続きを読む
『“それ”がいる森』レベル90。それぐらいクオリティ高くてびっくりした。エイリアンの生々しさも、流血も、リドリー・スコットの技術で全部が新鮮かつ、その中に禍々しい恐ろしさが感じられる。特に光の使い方。>>続きを読む
あと何回『ブレードランナー』観ればいいんかわからんけど、この光と影のコントラストがバッチリときまった映像美なら、他の『ブレードランナー』も進んで見れそうな気がした。それぐらい映像が美しかった。ただその>>続きを読む
頭の中で、言語化できへん感情がぐるぐるしてるけど、もう一言でいえば「かっこよすぎる」に尽きる。