やまもとさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

やまもと

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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0


手話ってテレビとかでしか普段見る機会ないけど、あんなに勢いとか感情が伝わる言語だったんですね。

鼻をすする音も躊躇う、無音の瞬間。
手を伸ばしても届かない歌声。ズレる拍手はとても切ない。
声も、歌
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

3.8


差別は時代を超え、新たな大義名分を得た

kkkの映像から胸糞…なんの根拠もなく虐げられ、暴力を振るわれ、人生を奪われてきた歴史を見るのは苦しい。古き"良き"時代って、皮肉がすぎる。その視点にはごっ
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銀河鉄道999(1979年製作の映画)

3.7


ポスターのイラストと構図まで美しい
メーテルの瞳の中にも宇宙が広がっているようで惹かれてしまう。ミステリアスで知的で色気溢れる淑やかな人。

冥王星の部分で1本映画作れるんよ、、、かつての身体を見つ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.6

ティモシー・シャラメって、カタカナ表記でさえお洒落で魅力的な響きなんですが、実際は「Timothée Chalamet」と書くの、洗練されすぎててもはやズルくない?そして名前負けしないビジュアル、、、>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

3.8

「洗えよ、僕が乾かすから」
洗車シーンが可愛すぎて全部許す。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

差別の連鎖

作品のメッセージの強さと、それを伝えるにかかる時間は関係ない。強烈で衝撃。救いが無くてキツイ

偏見や差別は、社会構造や個人の育つ環境それ自体に最初から組み込まれていて、無意識に受け継い
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.4

評価高くない???

動機をどこに置きたかったのか結局よく分からなくて微妙…要素詰め込みすぎな気が…

ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

今年ベストどころか人生ベストに入る映画
この映画に出会うために映画好きになったのかもしれない。

耐えることは勝つこと。
理不尽な現実を前に、ただ自分にできることを積み重ね続けること。努力の果てに実る
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

普通なんかどうでもいい!!

先生と秋元さんのかけ合い、一生愛す…最高です…成田凌のへなちょこ変人役と清原果耶ちゃんの拗らせツンデレJK役、キャスト采配まで天才か…敵わん…全てがあまりにもキュート…
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

ティモシー・シャラメが映るたび、目が惹き寄せられる。魅惑的とはこの人のことか…引力がすごい…名前までお洒落な響きや…

四姉妹とその母も含めて、それぞれがそれぞれの幸せのために葛藤する姿が愛おしかった
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.7


去年の夏、常磐線の富岡駅に行った。
駅は無人で私達以外に降りる人はいなくて。駅舎もホームも新しかったけれど、周りに見えるのは盛り土と土埃とトラックだけだった。空間線量率を写すモニターがやけに印象的で
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EXIT(2019年製作の映画)

4.0

手汗1㍑かいた。

「最近見た面白い映画なに?」と聞かれて、誰にでも紹介できる映画ランキングに迷いなくランクイン。
パニック系映画の人が死ぬ描写とかグロいシーンが苦手なので、毒ガスと物騒な響きだけどコ
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.9

この作品紹介のイラスト、配色も画角もタイトルロゴの入れ方もあまりに完璧じゃないですか?

東京オリンピック開会式の原案(実際の開会式は非難轟々のようですが…)に登場してたと聞いて覗いてみたら、画面の端
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ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

3.8

人生で初めて映画館で観た映画

なんでこんなに懐かしいんだろうと、今日の今日まで映画を見たことさえ忘れていて途中まで不思議だったけど、「決意の朝に」が流れた瞬間、公開当時のことがフラッシュバック。ウォ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

見せたい映像と聞かせたい歌を出すならMVでええやん…としか途中から思えなくなってしまった、、、

描きたいこと多すぎて結局何を見せたかったのかよく分からなくなってしまった感じ。そして描きたい絵のために
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.3

音楽テーマの映画と、とことん相性悪い自分。
やっぱりあんまハマらない…悲しい…音楽的感性が尋常なく無い…

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

コミカルな描き方と現実との落差が大きすぎて、ちょっと参ってしまうな、、、

肌の色が何色でも、性別が何でも、どこに生まれても、どんな仕事をしても理不尽な暴力を受ける理由にはならないって、私達はいつにな
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.7

シーンに挟まる波打つ海や柔らかな光の映像が穏やかな雰囲気を映画に吹き込んでいて、映画の内容は重くても、透き通った、清潔な空気がずっと流れていて心地良かった。

側から見たら、確かに子捨て。肯定されるも
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TENET テネット(2020年製作の映画)

-

「意味わかんね〜〜!!」

でもなんかめっちゃ面白いこと起きてる気がする〜〜!
これ初見で理解するのは不可能では?もう一回見てから感想ちゃんと書こう、、

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

洋楽を初めて"歌った"のは中学の英語の授業、ビートルズのyellow submarineだったと思う。先生が歌詞をプリントした紙を配って、授業の最初に皆で歌う。曲は毎月変わって、Hello, Good>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

土曜の昼の少し混んだ上映だったのに、エンドロールで誰も席を立たなかった。
すぐ目の前に迫った別れをギリギリまで引き延ばすみたいに、終劇の文字が見えるまで誰もが画面を見つめてた。

前作Qで大置いてけぼ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.5

破の感想をすっ飛ばしてQの感想を書く。
シン・エヴァの予習として久しぶりにQを見たけど、やっぱり訳が分からなかったな。

毎回見るたびハテナ状態で終わる反省として、今回は解説サイトを横目に臨み、初鑑賞
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.7

安心して面白い。考えさせられるようなメッセージ性の強い作品も好きだけど、たまには底抜けに明るいこういう作品が見たくなる。

コードのバグを探すくだりが最高。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.4

「なぜバレエはダメなの?」
親がダメというから?男だから?ゲイだと思われるから?結局その場で正当な答えをビリーは受け取れないのだけど、「バレエはダメ」だとその言葉を放つ視野の狭さが分からないのなら知れ
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.1

始まりと終わり、ゼロからゼロへ、無から無へ。
ブラックホールは膨張し、収束し、消えていく。
スティーブンとジェーンは出会って恋をして別れていく。振り返ればそこには何もなかったのではなく、過ぎ去った時間
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