粗大さんの映画レビュー・感想・評価

粗大

粗大

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

パステルカラーの世界観、優しい輪郭と秀逸なデザインセンス、シンプルかつ可愛らしいキャラデザ
ストーリーとしては図抜けた面白さやユニークさはあまり感じられないが欠点もない、王道
個人的にかなり琴線に触れ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

-

メモ中
ジャケがおしゃれ
ハイスピードテンポ
ゴキゲンな映画

REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.6

個人的には超大作っぽく見える凡作
美しく見せようとしているかもだけど、無意味なカットや退屈な画が多い
相変わらず、登場人物に華がない
大規模で複雑に見えるけど、冗長で表面上の豪華さを演出しようとしてい
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The Spider Within: A Spider-Verse Story(原題)(2023年製作の映画)

3.7

5分くらいなので見ても良い
マイルスと父の関係性の理解やマイルスの抱える思春期、スパイダーマン両方の重荷・悩みが描かれている

陰陽師0(2024年製作の映画)

3.6

コンセプト、映像の綺麗さは良かった
が、演技がカタコトな感じ、わざとらしい感じがしたり、途中で流れや仕組みが強引に変わる感じが違和感だった
ストーリーとしてもそこまで驚きや興奮はなかった
染谷将太のコ
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

特に際立ったメッセージ性があるわけじゃないが、非常に面白く斬新な設定が良かった
題材の都合上、かなり救いがない
急速な時間の進行とワンシチュエーションスリラー、人間関係の妙等リアリティがあるかはわから
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still dark(2019年製作の映画)

4.0

現実的じゃないかもしれないけど、温かく優しく、思わず微笑んでしまう作品
映画の中でしか存在しなさそうでそれもまた意義深い
棘のない儚い青春の一コマ
フィルムの質感?淡い色彩の雰囲気と丁度懐かしい平成の
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猫の集会(2007年製作の映画)

3.6

かわいい
ジブリっぽい
人と猫の世界の断絶と平和が描かれている

彼女と彼女の猫 -Their standing points-(1999年製作の映画)

3.5

四季を通す人生の覗き見と憂鬱と爽やかさが組み合わさっているので気持ちの表現としては良いが別に面白くはない
エヴァンゲリオンの影響下にあったせいか人工物と自然の背景の爽やかさが映える
顔の見えない女性と
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.9

政治色とメッセージ性強めでエンタメ性を少し下げたボーイズっていう感じ
グロさとか倫理観のなさは同じくらい
終わり方や構図、カットはかなり斬新で美しさもあった
クソダサスーツで無名寄りのくせに魅力あるキ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

とことん社会風刺作品でそこそこ笑えた
黒人のステレオタイプやそれを喜び褒め称える白人、シンタラのような恵まれてるけど売れるために迎合しそれをわかってないタイプ等、まさに今のアメリカの詰め合わせ(もはや
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.0

とにかく落ち着く雰囲気とかわいさ
可愛すぎないのもいい
ストップモーションアニメとドキュメンタリー、絵本のような世界観と現代の皮肉も少々混ぜて斬新かつ唯一の持ち味を活かしている
マルセルやおばあちゃん
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処刑人II(2009年製作の映画)

3.7

前作より全体的にあっさりでおバカも少なめだったように思う
展開的な工夫も特になく、THE凡作といった感じ
夢でロッコとグリーンリーと鼓舞しあう的な演出は良かった
最後思いっきり続きそうでもう10年以上
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.7

コメディだと思ってみたら意外と笑いどころ少ないし、胸糞人間ドラマ多めだった
残虐描写はウォーキング・デッドに近い
終わり方も悲壮感少なめなミストっぽかった
全体的にどういうジャンルを目指しているのかわ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

何回か見る必要がある
映画の仕組みとしての複雑さもあるがそれは理解できる範疇にある、背景知識が必要な複雑さがありある程度学んだうえで見るべき複雑さはあった
面白いという表現は使いたくないが見るべき作品
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.8

ストーリーや演出は凡作だけど映像の綺麗さ、斬新な設定、オタク心を抑えた細部を加えて映画一本としてみると良作
思い出補正もあるかも
めっちゃ面白くはないけどそこそこ笑える
愛すべきオタクを演じるサイモン
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.1

これが実話なのが凄すぎる
心震える
戦争の残酷さ、リアリティを描きつつしっかり映画として物語としての完成度も持ち合わせ、悲しいもう見たくないだけで終わらせていない
残酷な描写も遠慮せずしっかり写し描い
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

原作読んでないから映画のみの評価だけど普通につまらない
キャラにも魅力ないしストーリーも凡庸で雰囲気も不快でカタルシスもない
割と役者豪華なのに残念
ちょっと予算あった高校の文化祭の演劇感ある
見終わ
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運び屋(2018年製作の映画)

4.2

見直し
これが実話というのも凄いが、映画としてまとめ作り上げたイーストウッドの手腕にも感服
個人的初イーストウッド作品だった
やっぱりクリント・イーストウッド特有の穏やかで一定の空気感に見えて緩急と刺
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

間違いなくすごい映画で良かったけど、変すぎて響きそうで響かなかった
おかしなガムボール感を感じた
面白く唯一無二の設定でパート1は笑えるところも多かった
後半は家族の絆や一回しかない生で大切な人といる
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.7

面白くないわけではないが個人的には良作の一歩手前くらい
意外と普通だった印象
ゴッドファーザーみたいなものかと思って見たけどエンタメ性に振り切っていて品がなくキャラの魅力が薄かった、品がないのはいいけ
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処刑人(1999年製作の映画)

3.8

人生ベストに載るような映画ではない(と個人的には思う)が、愛すべきB級おバカ映画
おバカッコイイタイプ
バカ強めで格好良さは薄めだけど、こういう正義の殺し屋が子供っぽい無邪気さと馬鹿馬鹿しさを持ってい
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2048:ノーウェア・トゥー・ラン(2017年製作の映画)

3.7

2049のスピンオフの最後
かなり短くほぼ出来事の描写に終始しているものの、デイブ・バウティスタの演技力は堪能できる
この短編シリーズは俳優とブレードランナー特有の雰囲気を味わう醍醐味のみに完結してい
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2036:ネクサス・ドーン(2017年製作の映画)

3.8

短い以上描ける内容がごく一部なのは仕方ないとして、ジャレッド・レトの演技力、場に生まれる緊張感は一見の価値あり
ウォレス社の台頭の原点を見られる

ブレードランナー ブラックアウト 2022(2017年製作の映画)

4.0

10分強でブレードランナーの世界観と魅力的なキャラを描ききったのは素晴らしい
短編アニメーションということで事件の全貌や詳細まではややあっさり感あったが、それに関わったレプリカントの心情や美しい映像美
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ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画を愛し生き映画のために犠牲も払った二人の男の人生の物語
ストーリーとして激しい面白さはないが見入ってしまう魅力があり、美しく沁みる間違いない傑作
本当に美しい音楽
映画を愛する人は見て損はない
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.9

良くできているというわけではないが、かなり楽しめた良作
個人的にはアフターライフよりも良かった(アフターライフは最後のカメオ以外は微妙だった為)
欠点は最後が若干尻すぼみであっさり倒せたことくらい、映
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やはり安定して素晴らしい三部作
完璧な幕引きだった
美しくも悲しい最期
上品でかつエンタメ性と見ごたえのある傑作集

前作から20年くらい経ってる
やっぱりイタリアの美しい風景や雰囲気の描写はうまい
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.0

二作目なのに落ちないどころか上がるくらいの面白さ
やはり静的で落ち着いた品格のある面白さではある、ただ今作は流石に長く一挙には見られないと感じるのでその点で前作を超えられず同等の評価
前作から5年後か
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

色彩豊かでデザインやカット等ところどころセンスが光る
足元だけを映すショットや蝶など撮り方が印象に残る
コメディ色のある軽快な場面や美しい郷愁を誘うようなシーンがある一方で、容赦のない残酷で悲哀のある
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

70年代の映画でここまで今でも面白いとは思わなかった
品と格、厚みという点で本物の映画と言えるかも
高級志向、世界観を楽しむ系でストーリーも割と面白い
正直、動的でエキサイティングな面白さはないけど終
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.0

流石の名作
一作目のようにめちゃくちゃ綺麗な構成というわけではないけど、2作目よりもかなり納得度は高くエンタメとしても面白い。
これまで散々擦られてきたタイムトラベルは単に舞台装置として使い、むしろマ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.8

設定やデザインセンス等まあ面白くはあるが前作には遠く及ばないという印象
傑作ではなく凡作よりの良作どまり
音楽のキャッチーさもちょい微妙だし、
マーティやドク、(ジェニファーも)のポンコツ感、危機意識
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.2

これぞ不朽の名作
クラシックとしての価値だけでなくしっかり面白い
意外としっかり見たことなかった
音の録り方めっちゃ心地良い
おなじみのサントラは勿論のこと、やっぱりこの時代の映画音楽のセンス良い耳に
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ファンタスティック・フォー:銀河の危機(2007年製作の映画)

3.6

悪くはないが新鮮さに欠けるという意味では前作よりも劣った。
四人の別の葛藤や団結は良かったし、最後のファンタスティックヒューマン・トーチも爽快感あったけど、
相変わらず敵の描き方が浅い。
小物臭いドク
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ファンタスティック・フォー [超能力ユニット](2005年製作の映画)

3.7

今映画として見ると、とにかくありきたりな展開で王道を突っ走っているしヴィランもドゥームを扱ったにしては本当に小物臭いのでThe凡作だけど、ところどころ良いシーンや描き方があったり、俳優がそれぞれのキャ>>続きを読む

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