粗大さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

色彩豊かでデザインやカット等ところどころセンスが光る
足元だけを映すショットや蝶など撮り方が印象に残る
コメディ色のある軽快な場面や美しい郷愁を誘うようなシーンがある一方で、容赦のない残酷で悲哀のある
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

70年代の映画でここまで今でも面白いとは思わなかった
品と格、厚みという点で本物の映画と言えるかも
高級志向、世界観を楽しむ系でストーリーも割と面白い
正直、動的でエキサイティングな面白さはないけど終
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.0

流石の名作
一作目のようにめちゃくちゃ綺麗な構成というわけではないけど、2作目よりもかなり納得度は高くエンタメとしても面白い。
これまで散々擦られてきたタイムトラベルは単に舞台装置として使い、むしろマ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.8

設定やデザインセンス等まあ面白くはあるが前作には遠く及ばないという印象
傑作ではなく凡作よりの良作どまり
音楽のキャッチーさもちょい微妙だし、
マーティやドク、(ジェニファーも)のポンコツ感、危機意識
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.2

これぞ不朽の名作
クラシックとしての価値だけでなくしっかり面白い
意外としっかり見たことなかった
音の録り方めっちゃ心地良い
おなじみのサントラは勿論のこと、やっぱりこの時代の映画音楽のセンス良い耳に
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ファンタスティック・フォー:銀河の危機(2007年製作の映画)

3.6

悪くはないが新鮮さに欠けるという意味では前作よりも劣った。
四人の別の葛藤や団結は良かったし、最後のファンタスティックヒューマン・トーチも爽快感あったけど、
相変わらず敵の描き方が浅い。
小物臭いドク
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ファンタスティック・フォー [超能力ユニット](2005年製作の映画)

3.7

今映画として見ると、とにかくありきたりな展開で王道を突っ走っているしヴィランもドゥームを扱ったにしては本当に小物臭いのでThe凡作だけど、ところどころ良いシーンや描き方があったり、俳優がそれぞれのキャ>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

正直一本の映画としては期待外れの駄作寄りの凡作だった。
前半は本当につまらないし、後半も盛り上がりに欠けた。無駄にイライラするシーンが多く、キャラの魅力も薄い。兄は空気で兄の想い人はあまり可愛くない上
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ゴーストバスターズ エクステンデッド・エディション(2016年製作の映画)

3.8

これが個人的に最初に見たゴーストバスターズだった
評判に聞くよりは結構面白い
確かにポリコレ感はなくはないが(女性的主張や馬鹿な男性像が多いなど)
今見るとまだマシな方だし嫌悪まではいってなくて割とお
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.6

この空気感が好きだったので凡作くらいの評価だけど1よりは大分微妙
最初からあまり望んでない方向性で話が進み、四人の掛け合いも中盤以降増える感じでマンネリ感、テンポが若干悪い
敵も独創性に欠けていて、地
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

先行上映で視聴
凄い映画ではあったし見ごたえはあったが、前評判を聞き人生ベストに刻む予感があり見たのでそのハードルは超えられなかった。突出した面白さはなかった。2作目にしてまだ準備作感があった
映画一
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

4.0

ツッコミどころ、粗がないわけじゃない、むしろ多いけどそれも含めて愛すべき映画
休日にポップコーン片手に家族や友人と見たい
こんなに評価が低い理由がわからないくらいには面白い
確かにCG等はかなり粗いし
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デヴィッド・ホームズ 生き残った男の子(2023年製作の映画)

4.0

ハリー・ポッターを見た人は特に見てほしい作品。
ハリー・ポッターだけでなく、スタント、障がい、友情、人によって変わる事故や負傷者への視点が上手く描かれている。
ドキュメンタリーで題材の性質上、面白いと
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

心配になるくらいハリソン・フォードが老人だった、80歳にしては元気だとは思うけど、尊敬
シャイア・ラブーフが干されたりしたせいか息子がベトナムで戦死したりマリオンと離婚したことになって雑に処理されてる
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

駄作という評が一般的らしいけどそんなことはなかった。めちゃくちゃ丁寧なわけではないけど雑さやリアリティラインの低さという意味ではシリーズを通して変わらないし、今作もこれまでとややベクトルは違ったかもし>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

設定と雰囲気がかなり良い
BGMや役者の醸し出す雰囲気がほんわかとしていてゆったりとした貴船の日常を演出していてほっこりする
中盤までのドタバタ感が好きだったので、途中からの主人公のやけに芝居がかった
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

インディの過去や父との関係、謎解きやアクションなど王道に楽しい展開もあったが、心理描写や行動にツッコミどころも多かったように思う(今シリーズはそもそもリアリティラインに怪しいところは多いが)
ヒロイン
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

凄い映画だった
カオスを楽しむ映画
ストーリーとして面白い面白くないはもうない。見終わったあと、茫然自失とクラクラする感じ
そういう意味ではこの長さも良かったのかも
言葉を選ばずに言うなら精神病院の閉
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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.6

全体として子供だましな感じがするが、子供向けとして見るとまあまあ面白い。昔見た気がして面白かった印象なので自分もある程度は大人になったなと思った。
エイプリルが終始バカっぽい
CGは良くてデザインは割
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.9

相変わらず、じんわりとした面白さだが1作目よりも良かった!
ところどころで見られるアトラクション的な楽しさ、設定の妙は目を見張るものがあり右に出るものはいない。ただ、1本の映画・ストーリーとして見ると
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.7

今でも十分に良作の域だが、傑作ではない。凡作と良作の中間のイメージ。サントラとノスタルジーにより傑作に押し上げられているという印象。

インディ・ジョーンズ1作目って、日本ではインディ・ジョーンズって
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ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.8

軽く見られるダークファンタジー
微グロ、微エロもあって良い
ティーン後半・ヤングアダルト用グリム童話といった感じ
魔女や兄妹もその原作を活かしつつ、しっかりスタイリッシュに仕上げている。
昔話を現代用
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.9

ガツンとうわこれキツいというよりは、じんわりずっとただただ心が青く沈んでいく作品
貧困と障がい、社会的弱者が生きる世界というテーマ性としての切り口と売春を掛け合わせているのはタブーでもあり新鮮さはある
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男子高校生の日常(2013年製作の映画)

3.4

まあ正直映画としては面白くはない。
テンポが遅くて笑いどころも微妙
メインキャストもイケメンすぎるし
ただこの独特の空気感というか、懐かしい雰囲気は評価できるし微笑みながら鑑賞できた
タイガや東京03
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.8

色彩の使い方は良い。ミュージカルの曲目がめちゃめちゃ良くて共感のできるものが多い
設定もゾンビ×クリスマスと(正直相乗効果は特に感じられなかったが)雰囲気づくりとしては良し
ハッピーな雰囲気で進むかと
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

まず感想として出てきたのが評判に聞いていたほど悪くなかったというもの。
確かにスパイダーマン作品として見るとがっかりだしSSU?ユニバースを名乗れるほど繋がりが全くと言っていいほどなかったのは本当にソ
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.0

父性を求める少年と壊れているのにどこか正しさ、人を求める脱獄囚のロードトリップ。感動ものとは少し違う。泣かせに来てはいない。
この時代だからこそ作れた、不道徳故の軽快さ、解放の爽やかさと、道を外れるこ
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リング(1998年製作の映画)

3.6

Jホラーの金字塔と呼ばれる作品であり偉大な先駆者としての価値はあると思うが、今見ると全くと言っていいほど怖さはない。ホラーと言うよりサスペンス。
原作とは結構違う。
ただストーリーは普通に面白い。
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鬼談百景(2015年製作の映画)

3.8

なかなか良い。やっぱりホラー・怪談は夜中に一人で見るのに限る
ちょっとやはりチープさの目立つ話もあったが全体としてはホラーオムニバスとしては満足できた
昔聞いたような感じでどこか懐かしさも感じた

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.9

映像になっている分小説よりもマイルドだが、語り口や進み方が小説リスペクトのようになっているし俳優の演技で普通に怖いと思える良作。これがきっかけで原作に出会えたのでJホラーの中ではかなり好きな作品。
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.9

とても静かで穏やかな物語。ホラー映画ではない。
時折入る意味のないホラー紛いの演出(ホラーの振りをしている感じ、怖さはゼロ)を除けば、静かすぎるのでこの映画そのものを楽しもう、集中しようと思うと退屈で
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.9

ロボを助けるという点ではありきたりな設定だが、人類VSAIでAI側を描くというのは新しかった。他には特に目立った独自色もないがテンポも良く、安定した良作。
最後の構図は美しかった。
アルフィーが可愛い
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.4

見直し
個人的にスパイダーマン系でノー・ウェイ・ホームに次ぐ傑作
やはりリアルとポップなアニメのラインのバランスがうまい。またこの映画のコアになるが音楽とデザインセンスが抜群で飛び抜けている。
個人的
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

ドゥニ・ヴィルヌーヴの作品らしく、映像美は素晴らしい。設定と世界観はシンプルでかつ独自の雰囲気を持ち面白そうなのに広がり方、説明のテンポが悪く分かりづらい。面白いと感じるまでに時間がかかる。じわじわと>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

恐らく意図的に登場人物が嫌だったり問題のある人格をしているので、ミーガン応援映画になる。ただやはり、普通とは違う毛色を出している以上、どうしてもシュールなコメディ色や個性的な造形に傾倒しがちでホラーと>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

凡作といった感じ
かなりメタ的、かなりストーリーや設定が一部引き継がれながらも一新されている
そういう意味では長い間作品から離れていた視聴者からすると易しいつくりかも
思い出させようとしているのかもし
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