ottamaさんの映画レビュー・感想・評価

ottama

ottama

映画(80)
ドラマ(3)
アニメ(0)

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.7

最高最高最高!!!
漫画も好きで読んでいたが、大のイメージそのままの声。どなた?と思ったら山田裕貴さん。ありがとう!

ジャズを漫画で表すというめちゃくちゃ高度なことを『漫画・BLUE GIANT』は
>>続きを読む

劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)

4.2

センキョってオモシロ!
って思わせてくれる貴重なドキュメンタリー。

youtube番組観たことなし、明確な支持政党もないけれど、すぐに2人の掛け合いに引き込まれる。

観客がもっとも沸いたのは、三浦
>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.5

いやーよかった!
アニメーションとしても素晴らしいのだけど、アート作品としても色彩の美しさ、世界観の作り込みがほぼ完璧。

1ヶ所だけやたら写実的に感じるワンカットがあり浮いているように見えて、あれは
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

あっという間の2時間半。
撮影監督が『パラサイト』や『哭声/コクソン』を手がけたホン・ギョンピョさんということで期待して観に行ったけれど、やはり映像の美しさが群を抜いていた!

セリフを極力削ぎ落とし
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.4

大好きでした、ベルファスト。

『オリエント急行殺人事件』や『ナイル殺人事件』の監督兼ポアロを演じるケネス・ブラナーの半自伝的作品。これらの作品と同じ人が作ったとは思えない振り幅にびっくり。

舞台は
>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.6

たとえスケボーをやってなくても、90年代の少年少女時代を過ごした人なら、うわーうわー懐かしい!!とノスタルジックな気持ちになること間違いなし!いや、時代は違えど、どの世代の人にとっても普遍的なテーマで>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.0

今年最初の映画だったのに、駄作でショック…。なんだこれ、とひたすら思い続けてフィニッシュ。
原作を読んでいないので、原作が悪いのか、脚本が悪いのか、演出が悪いのかわからない。北村匠海だけはよかったが、
>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

こんなに誰かのことを思って、おばあちゃんのことを思って涙が出た映画はない。

認知症の人の側に立って、彼らの世界がどんなふうに見えているのか、どんな思いを抱いて暮らしているのかを描いた作品。

本当の
>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.1

これはすごいわー…
ほぼひとりで完成させたという事前情報を入れながら観に行ったもんで、初っ端から感動でニヤニヤしながらの鑑賞。

冒頭のスターウォーズみたいな背景説明のシーン、業界人みたいな人が出てき
>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.3

その昔、初めて持った携帯(モノクロのガラケー時代)に元々入っていた着信音が戦場のメリークリスマスだった。
誰の曲かも映画音楽とも知らなかったが、他の音に比べてよく起きれて、目覚まし音としても重宝した。
>>続きを読む

SLEEP マックス・リヒターからの招待状(2019年製作の映画)

4.1

まさに今求めている映画だった。

眠りのためのクラシックコンサートを生み出した、マックスリヒターという音楽家のドキュメンタリー。8時間以上ぶっ続けでの演奏って演奏者の負荷はいかばかりか、想像もできない
>>続きを読む

キンキーブーツ(2018年製作の映画)

4.6

いやー感動しました。
3000円の価値、おおあり。

ローラ登場の時の圧倒的存在感に寒イボ立ちまくり!
舞台の熱量ってすごいなあ…

言葉で並べると説教臭くなりそうなセリフたちも、ミュージカルに乗せる
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.6

西川美和監督の最新作とあって、思いきり期待値をあげていったが、結果、悠々と期待を超えてすばらしき映画…

今、余韻を噛み締めています。

物語は、殺人を犯して服役していた受刑者の三上が出所するところか
>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

実話に基づいた映画なので評価をつけるのもどうかと思うけれど、事件の切り取り方が絶妙で、没入感がすごい…!

ホラーなんかよりよっぽど恐ろしい現実の恐怖を疑似体験した2時間だった。

徹底的なリサーチと
>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

痛い、ツライ、オナカイタイ……気づけば歯を食いしばりながら観ていた。
疲れるので二度は観たくないけれど、今まで体験したことのない映画体験で、新しい映画の扉を開けてくれた感覚。

小さな無力感や日常のわ
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ響いてしまった…
好きだーこの映画。

こんなにもキャスティングの妙を感じた作品は久しぶり。のんちゃん、林遣都、臼田あさみ、片桐はいりに橋本愛。みんな素晴らしい!

特にのんちゃん、あなた
>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

2021年1本目をDOLBYシネマで。
初めてのAKIRAに感動。
とにかくセンスが光るアニメーション。
ストーリーは壮大すぎて置いていかれた箇所もあったが、1秒も見逃したくない絵の美しさに心を奪われ
>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

なんというか、すごい映画。

戦争モノなのに映像表現がとても静かで、だからこそ不気味な雰囲気がただよって目が離せなくなる。ただひたすら、固唾を飲んで見守ることに。

主演のジョージ・マッケイという役者
>>続きを読む

スモーク(1995年製作の映画)

4.0

良き良き…
人の暖かさと愛おしさがじわじわくる、素敵な映画。そしてこれをいい映画と思えることが嬉しくなるような、落ち着いた大人な映画だ。

オーギーのような人間に憧れる。本人は全く意識していないだろう
>>続きを読む

シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

4.1

いやー面白かった!

舞台には疎く、シラノ自体も全く知らずに鑑賞したが、問題なし。

他のレビューにもあったが、三谷幸喜作品を彷彿とさせる。中でもラヂオの時間の空気感。あとはエミールクストリッツァ作品
>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.1

圧倒的画力!!
面白かったー!

シンプルに言えばほぼ変わらない舞台で闘うだけの約2時間。
なのに退屈しない。
そして闘いの見せ方にこんなにもバリエーションが出せることに驚いた。

画の迫力にすげーと
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

4.2

素晴らしい作品。さまざまな形の母性にあふれた作品だった。

河瀬直美監督、さすがです。
聞こえてくる息づかいや小さな環境音、カメラアングルが生々しくて、世界観に没頭する。小さな違和感にドキッとし、ちょ
>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

4.2

インパクト大のメインビジュアルに惹かれて観てみたが、期待を裏切らない。

なんてこった!と何度こころのなかでつぶやいたことか……

人間の悪意が博物館のように詰まった映画で、目を覆いたい気持ちと観なく
>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

観ました。
生きづらさの正体……

35歳女で主人公に近い歳だけれど、これはまた子どもの有無でもきっと捉え方が違うだろうと思う。
もしかしたら、子どもがいる同じ歳の女性でも、いやいや、あなたまだ全然幸
>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

終演間近なヒューマントラスト渋谷で鑑賞。ほぼ満席なのはスケボーのメッカ、竹下公園がすぐそこだからだろうか?

たぶん、映画としては荒削り。ただ、仲間内のドキュメンタリーということもあって、キョリ感がと
>>続きを読む

フード・インク(2008年製作の映画)

3.9

知らないことを、普段隠されていることを教えてくれる良質ドキュメンタリー。

アメリカで肉を食べない人が増えているのは、フードインクの影響もあったのかな…
動物たちが肉になる過程、アウシュビッツのガス室
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

痛い…切ない…
凪沙さんにもっともっと一果の成長を見守っていて欲しかった。
二人の心の交わりが、一果の成長とともにどう変化していくのか、観てみたかった…という心残りと願望を込めて少し減点。

とはいえ
>>続きを読む

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

3.8

ファンではない。
最後の平手友梨奈を目に焼きつけるために観に行った。

痛い、イタイ、イタくて尊い。

ある女優さんのインタビューで、若い時は自意識が強く頑なになりがちだったが、面倒くさいことを考えず
>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

映画好きは観たほうがいい、というレビューがいくつもあったので、上映終了の前に慌てて観に行った。

早朝だったが観に行ったかいあり!
終始トリハダ。

ありがとう、映画。
こんなにもたくさんの魂がこもっ
>>続きを読む

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.1


とにかく映像が美しい。
映画の大部分を占める漂流の間、少年とトラ、海と空しかないはずなのに自然描写が次々と変化し、見ていて飽きない。
そのほかの海外の街並みも美しく、海外に行きたい病に襲われてしまっ
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

3.8

Amazonプライム観賞。やはりこういう作品は映画館で観るべきだけれど、ノーランの世界観はしっかり楽しめる。

夢の中のもどかしい感じも含め、きっとこうだよねということを映像化してくれている。誰もが経
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

観賞1回目。

分からぬ笑!よく分からないけれどなんかスゴいことは分かった。

これは逆から観れば分かるのか?それともそう簡単ではないのか?とりあえず好奇心をくすぐられる映画であることは確かだ。

>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

おお、よくこのワンシチュエーションで作りあげたな、という感想。

この手のワンシチュエーションものを観たことがあれば、予想を超える何かは得られないかも。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

最高だった…

黒人と白人、繊細とガサツ、世の中は複雑で難しく、生きづらいが、優しさと相手への興味がほんの少しずつ色々なものの距離を縮めてくれる。

感じることを、考えることを、人に興味を持つことをや
>>続きを読む