Junさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000年製作の映画)

2.9

TVシリーズとはスタンスを変えて観るのがいいのだろうけど、内容的にはドラマを観ていないと付いていけないのよね。ガチャガチャした編集はスタイリッシュと言えば聞こえはいいが、その実中身が感じられないことも>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.4

物語は2時間もの尺を必要としない単純なものであるが、肝心なのは怪獣を相手に繰り広げられる重厚なバトルであって、絶叫マシンに乗るような感覚で映画を楽しむのがこの作品に関して言えば最適解のように思える。惜>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

4.1

今となっては古典的とも言える異星間交流な内容だが、不思議と何度でも観たくなる多彩な魅力に満ちている。

大人の顔が極力映らないように配慮されていることからも子供の目線に立った映画であることが伺い知れる
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トレマーズ コールドヘル(2017年製作の映画)

3.5

シリーズに関する小ネタが多く、ファン向けに作られた感は否めないが、こうしてまたガンマーの活躍とグラボイズが暴れまわる姿を見ることができて素直に嬉しく思う。作品単体で捉えれば前作『トレマーズ ブラッドラ>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.5

この作品を観ると、いつだって映画を観るという体験がドキドキとワクワクに満ちた素敵なものだって再認識させられる。初めて劇場で鑑賞する幸運な機会に恵まれたが、上映時間があっという間に過ぎ去ってしまった。>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.4

帽子を被ったピカチュウの愛くるしさと声のミスマッチが可笑しい。ポケモンが身近に感じられる世界観と街並みがビジュアルでよく表現されていて、シリーズのファンであれば背景を見ているだけで楽しめそうだ。

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劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza(2015年製作の映画)

4.2

TVシリーズから続く物語の結末を描く完結編。各キャラクターの活躍もふんだんに描かれており、話の筋も綺麗に纏められ閉じている。敵味方入り乱れる艦隊戦は迫力があり、観る目的によってはこれだけで満足してしま>>続きを読む

劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ DC(2014年製作の映画)

3.5

TVシリーズ総集編+αな劇場版第1弾。さすがにTVシリーズ未見で臨む者はいないと思うけど、物語の説明は必要最小限に映画の補足として一部心理描写に傾倒した運びが好印象。作品の醍醐味である艦隊戦は迫力のあ>>続きを読む

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

5.0

初見時、前半は毛色の違う『おおかみこどもの雨と雪』?などと邪な考えが過ぎったが、パーソナルな視点で語られる母子の話でなく、これはもっと俯瞰して生を捉えた美しい織物のような映画だ。

好みに差はあれど、
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

5.0

描かれているのは首都東京に「戦争」状況を設計する思考実験のようなシミュレーションであり、本来映画の目玉とされるべきアクションやサスペンス、ドラマは飾り付けの如く華を添えているのだけなのだが、どうしてか>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.8

グリム童話にある原作の筋を元に、箱庭的世界から外に開けた想いを頼りに展開されるスピード感のある冒険劇が活写されている。キャラクターたちの感情表現豊かな様子は観ていて楽しく、ユージーンとその相棒とも取れ>>続きを読む

オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

3.6

大仰な展開も事件もないけれど、仕事に取り組む姿勢1つで景色が変わる。そんな些細なことに気付かせてくれる作品。花火や風船を用いた遊園地という舞台に即した彩りのある演出と画の楽しさが良かった。

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

バカバカしくて笑ってたつもりが気付けば真剣に見入ってしまう。ロボとーちゃんとひろし本人が邂逅してから、映画の風向きがぐっと変わってきて、当たり前だけどどちらも父親の座を譲ろうとしない。子を想う親の気持>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.7

こういった大味で頭空っぽにして楽しめる娯楽作は大好きだ。ディテールに乏しいかと思えば俯瞰したアングルは効果的に用いられているし、なかなかどうして侮れない。ロック様とジョージの友情は品の無いやり取りも含>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

テンポの良さと豊富なネタ、キャスティングの妙で想像以上に楽しい作品だった。背景に至るまで細部に仕込まれた情報見たさ(一度の鑑賞では拾いきれない)にまたいつか観たくならないとも限らない。

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.9

次第に狂気を孕む展開がスリリング。演者の目線を追い掛けるカメラワークも臨場感があって楽しい。見方によっては救いを感じさせる幕切れも、変な引き伸ばしもなく潔い。ナタリー・ポートマンの鬼気迫る演技は一見の>>続きを読む

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