うちむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

リトル・ロマンス(1979年製作の映画)

3.5

哲学好きでIQ167の女子と映画好きでこれまたIQが高そうな男子の初恋逃避行。
ダイアン・レインがとてもきれいで、ジュリアスおじいちゃんが協力したくなったのもわかる。継父のリチャードも子供たちの良き理
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.0

あまりこの世界に入っていけなかった。一途とストーカーは紙一重、描き方で変わると思うけど、私にはストーカー寄りに見えてファンタジーではなくなった。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

1.5

ナレーション多すぎて、もはや画は付録かと。心情を想像させる余地なしだから、演じるのは楽ではないかとさえ思った。絵日記読んでもらってるみたいな。

セリフがウケ狙いのようでさむい。
生活臭のないきれいな
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.9

少々暗めで落ち着いたスパイ物。下手な人がいない、じっくり集中して観てしまう感じで好きだけど、モグラ発見時の盛り上がりはさほど。

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

レジスタンス運動で捕まり死刑宣告を受けたフォンテーヌ中尉が、脱獄不可能と言われる監獄から脱走しようとする。

もうハラハラ・ドキドキ。
終盤は観てるだけのこちらまで自然に耳を澄ませ、持ってるマグカップ
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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返しオチはいいのに、いずれのカーアクションもやり過ぎで冷める。ヒョング以外に警察いないのか?!と思えるシーンも同じく。
時効成立まで残り数分しかないのに、ヒョングの周りでボ~と立ってる刑事って
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不能犯(2018年製作の映画)

1.8

多田刑事(沢尻エリカ)のシーンになると我に返る。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

音を映像で表現するところで、のだめがひくピアノから音符が飛び出したのを思い出した。

宮本大の猪突猛進ぶりが機械のようで人間味があまり感じられず、玉田にもっと焦点当ててほしかったくらい。

何から何ま
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

心の傷みがめちゃくちゃ伝わってきて、もう生きていくのつらそうで、でも、生き続けるといつかは生きやすくなるよと教えてくれるような作品だった。

父、ザック、天敵の次男レイモンの葛藤と苦悩、母の愛情、どれ
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桃さんのしあわせ(2011年製作の映画)

3.9

家政婦として60年働いていた桃さんが倒れた!
介護問題のお話。

高齢者施設の高齢者たちの様子、実母を介護する娘の兄に対する嫉妬など、ほんの一部分であるにしてもあるある描写。

介護度、身体症状、認知
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

高卒男子4人組カッターズの模索の日々。

アイドル的存在と同化したくてあれこれ真似することや、好きなものがモチベーションのひとつになるのもよくわかる。
デイブが憧れのチンザーノのトラックの後ろを自転車
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

4.2

病気の母と兄の3人家族で、ママと犬のシッカンが大好きなイングマル少年。自分の辛い現状をもっと辛いだろう人と比べて、まだマシだと心に蓋をしつづける。まるで辛く厳しい冬を寡黙に耐えているように。その姿が丁>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

濃い内容なんだけどあまり抑揚がない。面白くないわけじゃないから観てはいられるんだけど。

あのラジオ劇?スピーチのシーンいるかな。監督本人だから必要なのかな?3時間位までは集中していたのに、その後が途
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血ぬられた墓標(1960年製作の映画)

3.7

モノクロフィルムの全てがあからさまにならない靄がかかったような映像が、オカルトの怖さを増大。

部屋をパノラマみたいに左右にゆっくり映すシーンは、なにか見えたり出てきたりするのではないかと、心理的に怖
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吸血鬼(1967年製作の映画)

3.8

ノリはB級ぽいけどわざとそうしてるように思えるA級作品だった。
衣装や舞台に手が込んでるし、とぼけた味わいのある面々に笑える。雪山での追いかけっこ、舞踏会のシーンやら。

全体的に絵本のような味わいで
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吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

サイレント。
照明技術のせいか、昼夜の違いがわかりにくい。でも、技術不足をカバーするような工夫があってうれしくなる。建物に当てる光で太陽がわかるし、シルエットで吸血鬼の不気味さがわかる。そもそもノスフ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

芹沢が出てきた中盤辺りから話にも人にも動きが出てきてよかった。

三人の名付親(1948年製作の映画)

4.5

ストーリーもさることながら、映像の素晴らしさに惹かれる。それは冒頭からすでに感じ、途中砂漠を馬で駆けるシーン、砂嵐のシーン、日光の強さ、煙……などなどラストまできっちりと散在していた。映像にかける強い>>続きを読む

ムーミン谷とウィンターワンダーランド(2017年製作の映画)

3.6

ムーミン谷にクリスマスさんがやってくる!お迎えするのに大忙しのムーミン一家。

おもてなし、人に分け与える大きくて温かい心、すなわちクリスマスの心をムーミン一家は見せてくれる。素敵なお話。

フェルト
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くまのプーさん/みんなのクリスマス(2002年製作の映画)

3.2

プーさんたちのクリスマス。
プーさんとイーヨの交換キャラは新鮮。ロビンとプーさんの絡みが好き。

ジングル・オール・ザ・ウェイ(1996年製作の映画)

3.4

イヴ当日に大人気のおもちゃを買わなきゃなんて、考えただけでも悪夢。しかも忘れてたって…
争奪に命かけてそうな勢いには笑ってしまうけど、こうなる気持ちはわかる。

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

キャプテンマーベル、戦闘力は高いけど存在が薄い感じ。
3人女子の戦い方やニック・フューリー出番のシーンは楽しいけど、気持ちが盛り上がるところがなくて、この続き観たい!とはならなかった。

MCUの映画
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これ、我が国でも同様なことが起きてるのでは。IMF直接関与はなくともと思った。

財務上層部と財閥の癒着で、国民のための政府ではなく、お金持ちのための政府。それに果敢に異議をとなえるハン・シヒョン(キ
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

3.8

淡々と進んでいく展開がいい。
ジャッカルって意外とかっこよくない。断然副総監ルベル派。

最後、えっ~⁉となった。
どうりで1回もアレを見せなかったんだ…とか腑に落ちた。

Mr.レディMr.マダム2(1980年製作の映画)

4.5

最高!アルバン演じるミシェル・セローは、いかつい体格なのにあのかわいらしさはどこからくるの?ってくらいかわいい。レナトとの愛の強さも見られてほっこり。レナトの優しさもGood。

女性蔑視を許すな~み
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

2.0

街に戻ってきてホッとした。それまでずっとこわかった。

出産間近の奥さんを温泉に誘う夫。妊娠は他人事のようで、奥さんの気持ちを考えると、2人の未来に光は感じられなかった。

マペットのクリスマス・キャロル(1992年製作の映画)

3.2

マイケル・ケインとマペット共演のクリスマスキャロル。
現在の精霊との話、ティムのことを案じるスクルージにもらい泣きしそうだった。雪がうっすら積もった屋根屋根から町へと移るシーンは静かなクリスマスを感じ
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強奪のトライアングル(2007年製作の映画)

3.7

3人の監督が各々30分担当のリレー方式。

サイモン・ヤムはこわいイメージが強いので、こんなしょぼくれたおじさんは意外。でも、徐々に存在感が出てきて、なんか安心。

最後の30分の展開には笑った。監督
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クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃(2015年製作の映画)

3.5

ここでも風間くんが泣かせてくれる。
すっかりメキシコに慣れ親しんだしんちゃんだけど、かすかべ防衛隊の精神は忘れてないところが嬉しかった。シロもかっこいい。

ピンクの豹(1963年製作の映画)

2.8

怪盗ファントムが主役であまり面白くない。やっぱりクルーゾー警部じゃないと。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.7

私は特別でアンタたちとは違うのよ!と言ってはみても、独立独歩する強さはない痛々しさが、観ていてつらい。
人に愛されたいとホントは希求してるのに、その求め方も受け取り方もわからないようなイーニドが、確固
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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

3.0

リザは30歳、もうこれでこの話になかなかのれなかった。20歳ならメルヘンチックで、おとぎ話の王子様を待つのもかわいいなぁになるけど。
映像も幻想的な美しさは感じなかったし、私にとってはリザがこわいとい
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ナタリー・ポートマンすばらしい。

黒い自分を時々出せる家庭環境なら良かったのに。
あのお母さんから受ける印象で、ニナ(ナタリー・ポートマン)の幼少期まで想像してしまった。きっと黒い自分を抑えて辛かっ
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荒野の決闘(1946年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クレメンタインの歌はここからだったんだ🎶
ワイルドな西部劇とは違い、手足が長く見えるヘンリー・フォンダ演じるワイアット・アープは胆は座ってるがジェントルマンで、銃撃戦はわずか。その銃撃戦のシーン、ひと
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.2

リーマンショックへのカウントダウン、金融業界のきたないカラクリがわかりやすく描いてあって、集中して観てしまった。ひどい世の中。

クリスチャン・ベイル扮する投資家の予測にのって、ライアン・ゴズリングと
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