六四二さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

六四二

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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

モリコーネの多作と才能
映画音楽をやりながら絶対音楽の創作をしていたことにも非常な驚きをもった。
未見の映画で絶対にみると思ったものや、もう一度観たいものが数多くあらわれた。
できることなら、大スクリ
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

4.1

面白い!
キスマイの人が千変万化しつつのリアルな演技が素晴らしい。芝居からの映画化ということだが、ミステリーランチのバックパックに着替えを詰めて飛び出すところで場面転換となるのだろうな。
期待以上に楽
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「ユダヤ人問題の最終解決」実行のための会議は部分的な対立がありつつも、紳士的かつ円滑に進行した。

「ヨーロッパの全てのユダヤ人の特別処理」は時間と労力が膨大となるため効率化が求められ、射殺でなくガス
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柳川(2021年製作の映画)

4.0

ずいぶん昔に見た大林宣彦の廃市も柳川が出てきた。当時、若過ぎたせいで面白くないと思った。
本作も同じ頃に見ていたらつまらなく感じてしまったかもしれない。
誰もがこの映画を受け入れるとは思わないが、用意
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新生ロシア1991(2015年製作の映画)

3.1

ロシア国民の多くが共産主義を嫌っていたようにも見える。軍事政権の全体主義を恐れていたと言うことなのだろうか?
前提知識が無さすぎてよくわからない。
最後、旧ソ連の体制の犯罪告発のための証拠保全の現場映
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とべない風船(2022年製作の映画)

3.7

東出がケンジの役に見事にハマっている。
この人の無骨な男の演技は天下一品だと思う。
言いたいことは少しあるが
瀬戸内の島の風景と、その中にケンジが居るのを見ているだけで私には価値があった。

Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.9

久しぶりに映画て笑った。
予告では想像だにしなかったが見終えた今、彼女達にシンパシーを感じる自分に驚く。
ダイナーのマネージャーと一緒ですわ。
ダメな子だけど自分達なりに真剣というのが見えて可愛くなっ
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ふしぎな岬の物語(2014年製作の映画)

3.0

「岬」を舞台にした小品のオムニバスがみたいなぁと思った。ストーリーも役者も小さいほうがいい。
インスパイアを受ける場所だが近寄りがたくなってしまった。

カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

3.7

次々にスクリーンに現れるレジェンドに心が浮き立つ!
根の明るいスタントマン達のお話とおそろしいアクションシーンのラッシュに顔がニヤけたり歪んだり
行ったことがないのに懐かしい香港
いい映画を見せてもら
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ヒトラーの死体を奪え!(2022年製作の映画)

3.6

エストニアのロケらしいがポーランドの森が印象的。ポーランドという国はつくづく気の毒だと思う。
女性兵士ブラナーの射撃シーンがとでもカッコいい

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.5

クリスチャンベールが激シブでかっこいい
女性はどう感じられるのか?
エドガーとよい対比になっている
しかしこの高い質感でひと昔前の古典的なミステリーを撮る意味は何だろう?

スネークヘッド(2021年製作の映画)

3.8

好きな作品になった。シブい作り上がりで好ましい。
NYチャイナタウンのマフィア的組織、蛇頭の手引きでアメリカに密入国したシスター・ツェ
蛇頭は実在の組織だったろうか。ダイマーとツェの女性に象徴されるよ
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

長い上映時間も、飽きることなく楽しめた。キャストが強いので安心感がある。コントロールを失って急降下する機内の様子の、これまで見たことのないような撮影がよかった。
とはいえ、空港に降りられなくなってくる
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.7

ボヘミアン・ラプソディ以降、ジャンルとして確立された感のあるミュージシャンの伝記映画がまたひとつ。
ホイットニーの活躍をリアルタイムで知る音楽ファンは改めて、そうでない人もこの映画で彼女の歌に魅了され
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終末の探偵(2022年製作の映画)

3.6

安心して楽しめる探偵ムービーだった。
ある年代の方は私と同じく懐かしさを感じるのではないか。私は優作の不在を強く感じてしまった。
本作の出来をとやかくいうわけでなくただ懐かしくあの時代のことを思っただ
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不屈(2018年製作の映画)

2.8

硬い!ハードボイルドだ。
砂漠、荒地にムスッとした俳優たち。
ウズベキスタンから多様な映画が出てくるのはもう少し先だろうか。

死を告げる女(2022年製作の映画)

3.1

これは韓流のあれです。
それが明かされるのは最後の最後なので途中、興味が削がれることはありませんが、ミスリードが酷い。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.1

キャメロンの集大成といってよい期待通りの超大作だ。過去の作品群のアイデア、デザインの流用が随所に出てきてキャメロンブランドをみる楽しさ反面、新鮮味には欠ける。
しかしこの映画を見る態度としては監督が見
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

初見でも夢中になれる
まさしくファーストスラムダンク!

南の海からの歌(2008年製作の映画)

3.7

カザフスタンなど、紀行番組やドキュメンタリーでしか見る機会がないがこのようにロマン溢れる映画を見られることは幸せである。
映画はこの国が多民族国家であることや歴史的背景をそれとなく織り込んでいるが、説
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

ご本人のケイコさんをリスペクトしたうえで
岸井ゆきのの役者魂に喝采を贈りたい。

何の映画というのを説明するのが意外と難しい。大きなドラマがあるわけでなし、ケイコに大きな夢があるわけでもなさそうだ。根
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子猫をお願い 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

3.5

暖かくて優しい映画だった。
辛いシーンも少しある。
おばぁちゃんが出てくるだけで泣きのスイッチが入る。
優しいなテヒは

狼と羊(2016年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリーのように淡々とした、遊牧民の日常を写した中に監督が伝えたいことが隠れている。説明的な表現が一切されないことに加え異民族の映画でもあり、上映後の作品の解説を聞けたことがたいへん有意義だっ>>続きを読む

ワイルド・ロード(2022年製作の映画)

2.6

集中できず筋が追えなかった。
ケビンベーコンが父親だというのは見終わってからわかった。