きっと安田さんの映画レビュー・感想・評価

きっと安田

きっと安田

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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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細田監督のこれまでの作品ののモチーフを多分に使用してある種の集大成的作品となっているなと思いました。
その中でも新しい挑戦は怠らず、各国のクリエイターを起用した意欲作でもある。
背景の描き込みも素
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パーフェクト・プラン 人生逆転のパリ大作戦!(2017年製作の映画)

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まずフランスの受け皿の広さを感じました。土壌や文化的背景など様々な理由からこういった企画にもGOを出してくれる。そして興行的にも結果が出る。
日本ではこのような作品は作れないので羨望の眼差しも入り混
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テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)

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どっぷり没入するタイプのファンタジー映画かと思いきやその要素は多くなく、もはやヒューマン映画といっても過言ではないでしょう。

現実部分のパートが多かったので二人の想像した世界で一本作ったものも観て
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ミッション:ポッシブル(2020年製作の映画)

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テンポも良くてずっと見飽きませんでした。楽しませ続ける力というものに感服いたしました。

バディものとして水と油の性格が混ざり合わない様をエンタメに見事に昇華していました。
コメディとしていずれも高い
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グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

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児童文学を原作にしたコメディ映画

散らかっている部分はあるものの、規制が厳しくなる中で家族で楽しめる作品に仕上がっていると思います。

部屋を奪われたことに端を発して
戦うにあたってきっちり書面で契
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蛇王 キング・オブ・スネーク(2020年製作の映画)

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それなりに楽しめました。

ただリップシンクがもう少しどうにかならないかなと思ってしまいました。
結構気になってしまったので。

カットそれぞれにはすごく惹かれるものもあったり、逆にすごく雑なものあ
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地獄の花園(2021年製作の映画)

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ヤンキー漫画、及びそれに付随した流れや形式、型、それらを下地にして逆手に取った脚本。
バカリズムさんやっぱりすごいなと思います。
どこまで演出がついていて、どういう流れでそれぞれのカットをこう撮ろう
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ラッキー・ライフ(2010年製作の映画)

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「ミナリ」の監督、リー・アイザック・チョンの長編2作目ということでミナリと本作の共通点でいうと苦境に立たされた人々がそれぞれの立場や抱えた思いを描いている点だと思います。

本作の方が説明的にはなら
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

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役者陣のお芝居がすごかったです。
舞台版からも続投されている方々がしっかりと脇を固めているなという印象。

閉鎖的な社会で自分の身を売るという生き方しか知らない人々が小さな、それでも当人たちからすれ
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

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湿っぽい作品なのかと思いきや、死というテーマを笑いあり涙ありの作品に仕上げていて、個人的にはすごくよかったです。

見方によってはものすごくシニカルな捉え方もできるところをチャーミングな主人公のエレ
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

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先に言うとこの作品は未視聴の方でも楽しめる作りになっています。
製作陣も幅広い層に向けて作っているので間違いないでしょう。
それに加えて観てきた層にはグッとくる瞬間をいくつも用意していてたまらなくな
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

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小津作品でお馴染みのローポジションからのアングル、美しい構図、そして衣装がすごくこだわっている。作品の中での言い方をすると素敵なお召し物だ。パチンコや競輪、当時の娯楽はこんな感じだったのかなと思いを馳>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

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北欧ホラーの系譜を受け継いできた作品だなという印象を受けました。

そして、主人公の女の子の凄み。
1200人のオーディションで選ばれたということで見応え抜群でございます。

中身はむちゃくちゃ丁寧
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

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ハードボイルドな雰囲気と脚本の初稿が90年代に書き上がったことも相まって、その当時の空気感を随所に感じることができる作品になっています。

そして、俳優陣がたまらなくいい味を出しています。

ただ真
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スパイの妻(2020年製作の映画)

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まず見始めて思ったのは映像が再現ドラマみたいだな。台詞回しも特徴的でその当時を考慮してということで不思議な魅力がありました。

ドラマから先に制作されたということが観賞後にわかったので合点がいきました
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きまじめ楽隊のぼんやり戦争(2020年製作の映画)

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シュールレアリズムを感じるのは間違いない。この作風の日本監督は少ないのでとても新鮮でした。次の作品も気になりますね。

抑揚を排したセリフまわし。
滲み出てくるキャラクター。
どことなく漂うロイ・ア
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レイン・イン・ブラッド(2020年製作の映画)

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ハードボイルドな色調、見せ方、役者陣、
すごくいい味で渋みのある作品ではあるんですが、スケールはそこまで大きくなく、それぞれの思惑や葛藤などはそんなに深掘りされることなく、淡々とした演出で中途半端な
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ダンジョン・クエスト(2020年製作の映画)

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監督の好きを堪能できます。
ガジェットは魅力的です。

ただストーリーは粗いです。
本筋に入るまでとても長く、
セリフやキャラクターのそれぞれの設定も雑です。

なぜ?なに?が大変多く出てきます。
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

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この質感の3Dアニメーション映画は新鮮でした。

内容はとても凄惨だったのでこの3Dアニメーションゆえにマイルドに観ていられたんだと思います。実写で撮影していたら全く違う捉え方になっていたと思います。
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カポネ(2020年製作の映画)

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アル・カポネの晩年を描いた作品。

トム・ハーディの演技はすごかったです。

ギャング役を結構やってるイメージがある彼ですが、今回はギャングというよりは凄みのある老人という印象です。

ただ老人かと
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

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真夜中に何の気無しに見始めたら最後まで観てしまいました。

学園サスペンス。
軍人の父にサバイバル術を学び育った主人公。現在は母親の死をきっかけに溝ができた状態。
そんな主人公が通う学校で同じ学校の生
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滑走路(2020年製作の映画)

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重厚で鋭利で、そして痛みを伴う作品でした。

時系列は順列ではないので
何度も過去と現在を行き来するのですが、その度に登場人物たちの心情が鋭く描かれているため、えもいわれぬ気持ちが襲いかかってきます
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クレマチスの窓辺(2020年製作の映画)

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クレマチスの花言葉である
「精神の美」「旅人の喜び」「策略」
これらがこの物語のガイドを担ってくれています。

そこの言葉を踏まえながら観賞して、ふとしたときにまたその言葉に立ち戻って鑑賞していまし
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ザ・パージ 魔法少女狩り(2021年製作の映画)

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魔女が存在し、魔女狩りが合法化された世界でのお話。
設定はすごくいいなと思いました。

ただ魔法というよりは超能力といったほうが近いかなという感覚でした。
魔法のコントロールもあやふやだったので望んで
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

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IMAXで鑑賞させていただきました。

マッツ色に染め上げた、全く違うグリンデルバルドがキャスティングのバタバタもどこ吹く風と言わんばかりに色気ムンムンですごかったです。

ダンブルドアとグリンデルバ
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水怪 ウォーター・モンスター(2019年製作の映画)

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最初らB級ホラー映画を想像していたんですが、全然違いました。

前半は主人公(堂本剛さんと藤木直人さんを足して2で割ったような感じの顔の人)とその周辺の人々を描き、後半に表題にある水怪(水猿)との直
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ダイナソ―・ワールド(2020年製作の映画)

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B級だろうと予測して観たんですが、私の欲しいB級じゃなかったです。
時間は短くてツッコミ所もちゃんとあったんですが粗くていいところが力が入っていて、力を入れて欲しいところで雑になっていました。
アフ
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PLAY 25年分のラストシーン(2018年製作の映画)

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前半の手ぶれが酷かったです。
演出によるものだと思いますが、観る上でかなりノイズになっていました。
近しい年代でホームビデオを撮ったことがありますが、あそこまでブレなかったのでそこがうーんとなりまし
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

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時間がゆっくり流れている感じがすごくいいなと思いました。

幻想的で趣がある。
映像が美しく、味わい浸る。

原作は未読ですが、映像化するときはこう表現するのかなと一つの形を提示してもらった気がします
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散り椿(2018年製作の映画)

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木村大作監督初の時代劇。
物語が進んでゆくにつれ、それぞれの思いが明らかになる中での各キャラクターの取る行動に武士の心とでも言いましょうか、なんとも言えない奥ゆかしさを感じました。

そして、殺陣の静
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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調べてみてこの作品の細部への丁寧な熱量のある仕事に感服しました。
ロケーション、手話のプロフェッショナルによる監修、現場でのコミュニケーション方法、特に監督のこだわりのキャスティングから強く感じました
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

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閉鎖された空間、階層、カタツムリ、聖書からの引用。
たくさんの意味が込められているSFシチュエーションすりらー。

中身自体は追い込まれた人間の諍いや争いがかなり多かったです。
結構エグい描写も多い
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

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気弱な女子高生とシリアルキラーの体が入れ替わってしまうホラーコメディ。

ホラー要素よりはコメディ要素のほうが強いかなと思います。
入れ替わる系の作品はいくつもあるけれど、今の時代に合った描き方で結構
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

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アクションも見応えがあり、
マ・ドンソクのあの体躯から繰り出される一挙手一投足の説得力たるや。
ドラマ版の方は未視聴だったんですが、それでも全然楽しめました。

あとは一つのカットで見栄えのするものが
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ミナリ(2020年製作の映画)

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韓国系移民アメリカ人の家族の物語。
ミナリという植物の持つ性質がタイトルに込められたメッセージ、ストーリーと幾重にも重なり合い、ものすごく味わい深い作品に仕上がっている。

ミナリには一度死んでからよ
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

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かつての恋人がアルツハイマーで施設に入居したというニュースを聞きつけて自らもボケたフリをしてその施設に入居し43年越しに改めて愛を伝える物語。

何してんだよ!とツッコミたくなるほど狂気的とも言えると
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