やすteaさんの映画レビュー・感想・評価

やすtea

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愚行録(2017年製作の映画)

4.1

オープニングから、それ(愚行)は始まっていた。
まず、本作を19時から放映していた、さいたまTVに敬意を表したい。
ここ最近の邦画で、ベスト5に入る作品。
出演俳優の演技が皆、素晴らしい。
妻夫木聡は
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.0

一気に引き込まれた、素晴らしい作品。
LGBTQを抱える方の、生々しい苦痛を、静かに、優しく、冷静に表現していると思った。

バレリーナになる事を、強く思うララ。
彼女は15歳という、多感で、不安定な
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

えー、もう、めちゃ好きー!!
第二次世界大戦状況下のドイツが舞台。気弱で心優しい10歳の少年ジョジョは、兵士を志しながら、母親と空想上の友達”ヒトラー”と暮らしている。
訓練時にウサギを殺せなかった、
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

2.8

まぁ、もうとうにアオハルが過ぎ去ってしまったのと、母になってしまっているので、共感は少なし…。

ただ、いつの時代も、若者しか分からない苛立ち、葛藤、憧れ、悩み、などかあり、いつの時代も、その時の若者
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ペーパーボーイ 真夏の引力(2012年製作の映画)

3.1

暑いっ、暑いっ!! ついに本格的な夏がやってきてしまいました。
そしたらふとこの映画を思い出し、レビュー。

ぎらきら容赦なく空の上から降り注ぐ真夏の太陽は、狂気にエナジーを吹き込むよう。

新聞配達
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

2.9

見始めて20分くらい経ってから、それにしてもフランスの姐さん女優は、結構作品選ばす出るよなぁ。なんて考え出しておりました。 

大好きなイザベル・ユペール姐さまなんて、
先日何度もツッコミと、❓が渦巻
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.2

Me,too が盛りに盛り上がってる際中に、大きく賑わせたセンセーショナル事件を、すぐに映画化してしまうところが、アメリカの強さだと思う。

しかも、シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴ
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.5

凄いなあ、昭和全盛期の俳優達は。
役者の熱量が全身から噴き出していて、観る我々を平気で置いてけぼりにしてしまう。
だから、観る側も気が抜けないのである。
演者の覚悟を感じる。

彼らは、昨今TVが主流
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.3

リュック・ベッソンわっしょい祭りな作品。
ベッソン好きなら、さすが! これこれ的だし、ベッソン初見なら、カッコ良さに痺れるでしょう。

ただ、ベッソン好き派にはなんとなく物足りない。
うーん、えげつな
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

祝‼️ フランシス・マクドーマンド、「ノマドランド」にて3度目のアカデミー主演女優賞‼️

彼女の演技、ホンマ好きやわ〜(と、なんでか関西弁が出てしまう)。
抜きのないキャラクター作りから、鉄壁な牙城
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.1

騒がれていた話題作。
なるほどね、こういう事ね。との一言で終わった。
トレーラーや、公開当時のざわつき度から、これは真昼間に観なきゃ‼️と、覚悟してオンしたものの、冒頭からなんだか騒がしすぎて、怖いと
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.7

そもそも、ビールストリートとは?
アメリカのテネシー州のメンフィスにあるストリートですね。
アフリカ系アメリカ人によって作られた音楽といえば、ブルース。
そのブルース発祥の地なのは、周知の通り。
ブル
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.1

地味な題材を、趣深く撮るイーストウッドの監督手腕は、神の域じゃないかな?
つるっとしてない質感、ライトニング加減、相変わらず際立つ音楽の美しさ。

前夜祭?で、USA!! って叫ぶの。
少し前の、大統
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

ロンドンや、パリを舞台にするのも良いけど、やっぱりウディ・アレンは、N.Y.ですよね!
こんなにもN.Y.の美しさ、切なさ、寂しさ、ファニーな部分を切り取る事が出来る監督は、居ないのではないだろうか?
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

1.9

オイオイ。
これを映画館で観るとなると、大人1,800円払うんだよね?

漫画が好きで、アニメも鑑賞済み。
主役2人は、まぁ悪くない。

成海がオタクっぽくない。との意見もチラホラあるけれど、原作でも
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.3

2008年に起こった実話。
うーーん、知らなかった。
何故だろう?? 大々的に報道されていなかった?
実話がベースのテロ作品は、多々あるけれど、とにかく怖かった。
終始、ド緊張で手に汗握りっぱなし。
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.4

Part1に続き、連夜で3度目の鑑賞。 
1より、映像の美しさが長けており、カメラワークが冴え渡る。
特に湖畔のシーンと、若きビトーがあのドンを撃つシーンに、目がとろんとなるほど身惚れてしまった。
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

問答無用の20世紀映画史に、王者として君臨する名作を3度目鑑賞。

あらすじは言わずともがなのため、じっくり隅々まで観ることに。

画力の強さ。
容赦ない演出の厳しさと、それに呼応する俳優陣のレベルの
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.8

いやはや、凄いものを観てしまった。
「こわれゆく女」の鑑賞後と同じ衝撃を受けました。

とにかく監督、役者、セット、エキストラに至るまで、すごい熱量!!
この作品に関わった全ての人をリスペクトしたいで
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THE 焼肉 MOVIE プルコギ(2006年製作の映画)

3.3

えーっ、知らんかったー。
こんな映画あったこと。

なんちゅう豪華俳優陣‼️
ARATA好きすぎる。
とにかく焼肉食べたくなるー。

山田優の演技は悪くないので、今後も出ればいいのになぁ。と思うのです
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

「君の名は」では、最大の危機災害を救うべく、立ち向かい救った若者。

こちらは、悲惨的な現状を犠牲を伴いつつも回復できるが、
「違う! 今のままでも僕たちは愛に溢れた人生を送る事だってできるんだ!」と
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

地方出身の方なら、ティーンエイジャーの時に一度は脳裏をよぎる 
“上京”というワード。
このままこの町で進路を歩み、いつしか自分の父親や母親のようになるのだろうか。
それなりに愛着もある町、気心知れた
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

シャラメ君、、、、なんて綺麗な顔してるんだろう。
純粋も、やさぐれも似合うね、この手の憂いある顔は。

タイトル=台詞がとても良い。
タイトルを読み上げるだけで、胸が詰まる。

自分は同性には興味は全
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よこがお(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人は、いえ、動物の顔は左右非対称です。
右側から見る(見える)表情と、左側から見る(見える)表情は違う。
あ! 怒らせてしまったかな?と思い、隣にいる人のよこがおを見て、
安堵しても、実は反対の表情で
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負け犬の美学(2017年製作の映画)

3.3

スポーツには必ず勝者と敗者が存在する。

勝ち負けがある事なので、必ず誰かが、もしくはどちらかのチームが勝者の美酒を堪能し、歓喜に酔いしれる。
それは、当然の権利であり、値するものである。
勝利を掴む
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.2

総理辞任のタイミングと、偶然にも重なった鑑賞。
誰しもが知る事件が題材な、反社会フィクション映画。

今もなお続いている政権に対しての、即座にエンターテインメントに仕上げた事に、まず拍手したい。

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轢き逃げ -最高の最悪な日-(2019年製作の映画)

2.2

題材、ストーリー自体も面白いのですが、もっと上手くもっていけなかったのかなぁ?
と、残念。
ちょいちょい雑で、ステレオタイプな上司とか、いつの時代だよ!
何となくイーストウッドのような演出を狙いたかっ
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.2

これぞ、アイデア勝負のショートフィルム‼️と言った感じ。
映像、音響、素晴らしいです。

観ている私たちも、いきなり放り込まれ、どうしていいのか不安のまま時は過ぎる。
10分が、早く終わってほしいと思
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

オートクチュールを背景にした作品は、大好きです。
崇高な美、破滅するまでの誇りとプライド。
限界寸前まで追求を止めない、自分との闘いの連続。
そこにはいつも、背徳と愛が隣り合わせで、新しい美が生まれる
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.6

昔観た、「マスク」(←ジム・キャリーじゃない方)を思い出した。
あちらは実話で、母親を演じたシェールの演技というか、ブレない強さが彼女が持つ独特な
信念に重なって、より物語に温かさを感じる事が出来た作
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.1

「違和感」、、、、、、。
理由はないけれど、本能的、動物的勘で “おかしい”と身体が、脳が反応する。
人間ももちろん動物なので、感じる第六感。
あなたは、どれだけこの第六感に従う事ができるのか。

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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.6

WOWOWにて放映されていたので、即録画!
もう30回以上観ているのですが、いつ観ても画のカッコ良さに惚れ惚れする。
「あ、Netflixにあるよ。」と夫に言われるも、、、「ちがーーーう!!」

飲ん
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

アカデミー賞作品賞受賞にしては、ちょっとタッチが軽いかな。という印象ですが、一言、“良き映画!” と心底思える作品。

この時代のアメリカでは、人種差別という偏見は、ごく日常の感覚だったんでしょうね。
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.2

ふーっっ、アカデミー賞までに間に合った‼️

が!
長い、、長すぎだよ、スコセッシ。
お昼寝して、一応体力温存で挑んだつもりでしたが、シャンパン飲みながらだったからか、ラスト1時間で寝落ちしていた……
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.1

Netflixどんどん良い作品出てきますね〜。
アカデミー、作品賞、主演男優・女優部門、助演女優賞へノミネートされています。

離婚を決めた夫婦のストーリー。
話の展開というか、起こる問題が、訴訟がら
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

43年間の集大成として、様々な過去のトリロジーを埋め込んでくれたあたりは、ありがとうございました。と素直に喜びたい。

ディズニーに買収され、資金が増えた事で、迫力ある映像は凄まじかった。
特に、海洋
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