やたつさんの映画レビュー・感想・評価

やたつ

やたつ

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.7

オードリーのラジオきっかけで鑑賞。
なぜ二人に刺さってるのかはわかった。

突拍子もない設定なのに、温かい感じで観てられる作品だった。とはいえ野球に詳しくもないし思い入れがある訳ではないので、個人的に
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

ミームや元ネタになりまくってる名作をようやく観られた感動が大きい。

ジャック・ニコルソンの狂い方、怒り方がいかにもアメリカ人のそれなイメージがある。

怖いけど芸術的、怖いけど笑ってしまうような部分
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バービー(2023年製作の映画)

4.2

バービーとケンばかりのおもちゃの世界からはじまり、次第にリアルな世界と干渉しだすことによって、観ている誰しもがリアルな世界はおかしいと自然に思える構成でよい。

女性のみならず、男性の生きづらさ(マッ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

これがお前らの求めてる黒人だろ!?というステレオタイプによるユーモア。
電話口やレストランでギャングみたいな振る舞いさせられてるシーンや、「黒人の声に耳を傾ける」と言いながら…な選書シーンが印象的。
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.3

勝ち負けじゃないと教えてくれる、笑えるロードムービー。

少しだけぽっちゃりな妹オリーヴが純粋無垢でかわいい。
エロおじいと一生懸命練習してた最後のダンスで特に笑ってしまった。

市子(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

無戸籍で生きることの壮絶さ。生きるために嘘を重ねなければいけない市子。

離婚後300日問題

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.1

そう、学生時代ってこんな感じだったと思って鑑賞すると鬱々とする部分がある。

ただ、実は最後にひっくり返ってるんだよ。好きなものがあればそれでいいんだよ…!という見方をすれば楽しめる映画。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ストーリー展開や、戦中・戦後すぐの神木隆之介の演技は△なのだけど、CGやゴジラの迫力は凄い。

そしてゴジラのテーマ曲が掛かると、やっぱりワクワクする。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.8

嘘みたいな本当の話っていいよね。夢がある。

冴えないおじさんが、若者のために一肌脱ぐのもいい。そんなおじさんが、これはイケるかもと思い始めるのはかなり胸熱。

周囲から期待されてない状況をひっくり返
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正欲(2023年製作の映画)

4.1

普通とは何か、正しい生き方とは何かを問いかけられる。
万引きはダメだよね、でも水なら
…と思っていたら、小児性愛はどうなのよと揺さぶられる。

つながりながら生きていくことって大切。
分かり合える人と
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パレード(2024年製作の映画)

3.6

死後、こんな世界があったらいいなとやさしい気持ちになれる映画。
「死んでも映画ですか」って言われるほど好きなものがあるのはいいね。

俳優が豪華なだけあってそれぞれのストーリーには感動もできるけど、こ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

大人になりたい子、子どもでいたい子、ポジティブもネガティブも、いろいろ。

大人として俯瞰して観れば、周りにはこんなにも色々な人がいて、関われば面白いだろうと思えるが、本人たちはそうじゃないはず。
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

アイデンティティーや生き方について勇気をもらえるような映画だと思う。

自分を自分たらしめるものは何か。
親の罪、先祖の人種などではなく、自分が経験したことでしかないのではないか。
自分と接する他の人
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

認知症の父親の様子が、かなり心を抉られる。それだけアンソニー・ホプキンスの演技がすごい。

途中、これが現実なのか過去なのか妄想なのかわからなくなるような演出で、自分に起きたら恐ろしいなとわかる。
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.7

人種に関係なく若者を熱狂させる魅力は素晴らしい。

ただ、保守的な層からは抑圧され、家族と別れ、薬に溺れ、大佐との関係もよくない、割と哀しい人生だったのかなと思う。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ面白かった。

綾野剛のヤクザは、キレたら怖そうなオーラもありつつ、ほっこりした関係にもなれるいい塩梅の演技。

ずっと笑って観られる。でも泣きそうにもなる。

こういう一時期の、ここだけ
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.9

ウルフ・オブ・ウォールストリートもだけど、デカプリオの追い詰められて焦り、冷静さを失い、精神を保てなくなる感じの演技はすごい。ちょっとお笑いにすら感じるけど。

作品としては割とまったりしている印象。
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

淡々と進み、派手さはない。ただ、テンポが悪いわけではない。証言が取れるか?隠蔽されないか?掲載できるか?と緊張感もある。

自らのコミュニティーを守るために立ち上がった記者たちが素晴らしい。みんな事件
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.1

恵まれているわけではない境遇の人たち(声が出せないイライザ、黒人女性のゼルダ、ゲイの隣人、実験台にされる半魚人)の物語なのに、悲しい感じはあまりない。

単調ながら身を寄せあって過ごしてる姿も、なんだ
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

狂気と狂気がぶつかり合うサイコパス映画。

どれだけ罵詈雑言を浴びせられても、逃げなかった(逃げ場もなかった)からこそ到達できた高み。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

設定は奇想天外でありながらも、ストーリーはシンプル。胎児の能を移植されたエマストーン演じるベラが、冒険しながら大人になる過程を描く。

「体は大人、頭脳は子ども」という逆コナン状態なことに加えて、舞台
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

一流レストランで働いていたシェフが屋台をはじめる物語であり、旅を通じて親子の絆を取り戻す物語。

仕事中心で子どもと会う時も仕入れに付き合わせる主人公カールが、ただ子どもと話したり散歩する時間を作るよ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

ロックしかできないポンコツ男が、エリート学生にロックを叩き込む話。
歴史やライブ映像を座学でも勉強させてるシーンに笑ってしまった。

全体を通してただただ笑える。特に主演ジャック・ブラックの顔芸。
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

クールなSK8ムービー

音楽もファッションもスケボーも、兄貴の部屋で触れたカルチャーに影響される。ストリートで仲良くなってスケボーやタバコを教わる。実際には家庭に問題のある若者で、抜けたいと思ってる
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ダンブルドアチームは、不死鳥の騎士団のような精鋭感はなくむしろ頼りないチームだけど、それがニュートやファンタビらしさだなと思う。

ジョニデはひと目でわかるタイプのヤバい悪役で、マッツ・ミケルセンは一
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.9

ダンブルドアやナギニ、ポリジュース薬やポートキーなど、よりハリポタシリーズとの関連が出てきて嬉しい。

ジュード・ロウのダンブルドアがカッコよすぎるし、ティナが魅力的。

ただ、大きく何かがちゃんと解
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.9

ハリーポッターシリーズとして関連が見える部分もあり楽しい。
・ホグワーツ魔法学校卒で魔法省
・忘却呪文オブリビエイトや姿あらわし
・ネックレスが死の秘宝のマーク

割と動物を観る時間はわりと長い。
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