見えない壁に立ち向かっていく力強さ。
堅く、厚い友情。
芯を曲げず、自分に負けないことが壁を壊す唯一の方法。
ある意味で綺麗な映画だった。
まっすぐで寂しく、けれど内に秘めた強さを持つアーサーの物語。
「僕に優しくしてくれたのは君だけだった」この言葉が一番心に残った。
人は誰でも狂気を秘めている。
青春。
どこまでも真っ直ぐな主人公が羨ましくなった。
裏表のない人間はやっぱりみんなに愛される。
他人がどう思うかじゃなくて、自分の気持ちに正直に生きたい。
河瀬監督の温かみのある映像が光を通して包んでくれる。
人物の動作によって映像が途切れるような印象。
養子縁組の紙に記された昭和50年
中学生たちが遊んでいた部屋に置いてあるWii
思い出は記憶でしか残せないけど、それを写真が鮮明に思い起こしてくれる
なりたい自分、理想の形をカメラに収める
思い出を蘇らせるだけでなく、つくることもできる
華子と相楽さんの関係性は羨ましい
女子特有の嫉妬とかそんなのは一切なく、
お互いをお互いが補完し合う関係
それでいて窮屈でなく、むしろ気心知れた仲だ
こんなさっぱりとした関係性が羨ましい
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