Yellowmanさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

3.8

全てがありえない映画製作の舞台裏コメディ。

今作はロッテントマトが史上最悪のカルト映画と評した「THE ROOM」が完成するまでを実話ををベースに再現。モキュメンタリータッチとドラマパートで構成。
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

映画に愛された男が挑んだ前人未到の最高のエンタテインメント作品

今年のベスト入りは勿論、人生のマスターピースとして、刻むであろう作品。今作は、最初から36年前をオマージュ。トム・クルーズ演じるマーヴ
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

ポップで、マッドなコメディ&クライム。

レディー・ガガの怪演とアル・パチーノ、ジャレッド・レトの滑稽さとアダム・ドライバーの裏打ちされた演技力に魅せられる2時間37分。

誰もが知っているハイブラン
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

3.8

マーク・ラファロ主演、製作も自ら担当した、渾身の環境保護への祈りを込めた作品。

アメリカの巨大企業デュポンが長年に渡り、隠し続けて来た商品開発で生まれる環境汚染を大手弁護士事務所の本来なら企業側の弁
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.0

最近、ジェームズ・ガンの「ピースメイカー」を毎週観ていて想定越えのバカバカしさで楽しませてくれるから、初期作をチョイス。

これが、実にくだらなかった(笑)低予算は、勿論の事、クオリティも今のジェーム
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.5

久々にアンジェリーナ・ジョリーを観た。
1時間40分という適度な時間の中で、それなりに引き込まれる要素もありで、Filmarksでは賛否両論だが、自分は楽しめた。
後半の夜の山火事のシーンでは、アンジ
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ウォーリアー(2011年製作の映画)

4.0

本格派格闘技映画。終始胸熱感が止まらない。

アルコール中毒の父親が原因で離ればなれに
なった兄弟が、総合格闘技のリングで、再会。愛憎入り混じった感情が爆発。

かつて格闘家の選手だった兄ブレンダン演
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.8

闇の中の普遍性

前作「シェイプ・オブ・ウォーター」で、
ギレルモ・デル・トロ監督らしいクリーチャーを題材にしながらも、美しく、観た者の心を鷲掴みにしたファンタジーの傑作からの今作は、監督の家芸と言っ
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.0

「ゴッズ・オウン・カントリー 」の
フランシス・リー監督が描く美しい女性同士の愛の物語。

19世紀のイギリスが舞台で、ケイト・ウィンスレットが実在した古生物学者メアリー・アニングを演じ、シアーシャ・
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

皆さまのネタバレ厳禁を噛み締めて、何の情報も入れず鑑賞。

確かに、ネタバレ厳禁なヤツだなと。
ざっくり云うと、シチュエーションが中盤で、
ガラリと変わり、そこで、何となく落としどころを探って観ている
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嵐の中で(2018年製作の映画)

4.0

溜まりに溜まったNetflixのマイリストを消化したくて、皆さまの好反応で、チョイス。

いやー、面白かった。タイムパラドックスモノで、引き込まれる。思ったのは、主人公のベラは、よほど夫の”ペーパーハ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

屈折した”生みの親より育ての親”による
偏狭的な愛情のもと、家から一歩も出ずに25歳まで育ってしまったジェームズ。彼にとって外の世界は、”ブリグズビーベア”というキッズ向けのテレビ番組から得ることのみ
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

これは、設定が面白い。ただ、ビーチのみでの展開だけ観てると、70年代に作られたB級映画か?と思ってしまう程。子供が成長した件では、スリルどころか、笑ってしまった。
敢えてなのか、ギミック的要素がほとん
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.8

ついに、作られた続編。
でも、当時の主役達の出番は、ほんの僅かだったなぁ。今、何かと話題のビル・マーレイも、やる気なし(笑)だったりで、ハロルド・ライミスをあのような形で、存在させるのは、まさに”ゴー
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

1966年の夢と幻想と二人のガーリー

個人的に気になる監督の1人であるエドガー・ライトの新作。冒頭からトーマス・マッケンジー演じるエリーことエロイーズの60’sサウンドに乗せた小気味良いダンスとモノ
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.8

アイルランドに母と姉を置いて、ニューヨークのブルックリンで、ホームシックにかかりながらも、デパートで働き出すシアーシャ・ローナン演じるエイリッシュのラブロマンス&ヒューマンドラマ。
全編通して、シアー
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カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.8

ロバート・デニーロにトミー・リー・ジョーンズ、そして、モーガン・フリーマン。
名優揃い踏み。とりあえずギャラが高そうなんて、邪な思いは、置いといて、この3人が一つの作品に出る事自体、奇跡だし、皆、歳を
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カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

早くも、今年のベスト入りする映画に出会ってしまった。何が素晴らしいって、全部。
そう、全部としか、言いようのない、なんなら永遠に終わって欲しくない、1時間48分のハートウォーミングな時間だった。

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悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.0

孤独な男女5人の愛の加速度

舞台は、白銀に覆われたフランスの高原。
猛吹雪の夜、女性が車を置いたまま、失踪したというニュースでストーリーは、動き出す。
登場人物は、農場を営むミシェルの妻、アリス。共
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.0

初めて触れたアガサ・クリスティのミステリーモノ。ディズニープラスで、見放題だから、やっと観る気になった訳で、それまでは、勝手に西村京太郎サスペンス辺りと同じカテゴリーにしてたもんだから、映画館まで、足>>続きを読む

目指せメタルロード(2022年製作の映画)

3.7

イケてない高校生2人がメタルバンドを結成し、恋に友情に青春全開の音楽映画。

メタルを扱った映画は、数あれど、今作のような馬鹿馬鹿しく、ちょっぴり痛いぐらいに振り切って作られた作品は、コメディとしても
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.5

勢いと瞬発力で、コーティングされた世界観の元、主役二人の女の子が凄まじいアクションを魅せてくれる。阪元裕吾監督、まだ26歳というのが凄い。もっと言えば、この年齢だからこそ、作れた映画。この監督が画角や>>続きを読む

ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.0

ジャケ買いと云うか、ポスターの雰囲気で、観た映画。主役は、「エルトポ」などのカルト映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーの孫のアルマ・ホドロフスキー。映画の大半を音響機材とアナログシンセが置いてある部屋>>続きを読む

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.3

ずっと気になってた映画。パンクが主題と云う事で。

いい意味で、裏切られた。こんなにもピュアで、ハートフルで、美しいラブストーリーだったなんて。
公式HPの著名人のコメントや、ここでの既に観た方のレビ
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ヘッド・ショット(2016年製作の映画)

3.8

フォロワーさんのレビューで、気になり鑑賞。インドネシア産バイオレンスアクション劇。

評判通りのぶっ通しアクション。銃撃戦は、勿論、時折、お互い素手で戦うシラット&カンフー要素有りで、ジョン・ウィック
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

“少年の初恋とロックンロール”

「はじまりのうた」で、知られるジョン・カーニー監督の半自伝的作品。舞台は、1985年のアイルランド、ダブリン。好きな女の子を振り向かせるためにバンドを組んだ少年の恋と
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