ゆうさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

悪魔の棲む家(1979年製作の映画)

3.2

怖い前に怖いって言っててうーんという感じ
フラッシュバックするカットバックのダサさとか虫があまり怖くなくカーペンターとかちゃんと観てほしい

そんな恐ろしさも感じず

PART3のフライシャーまで我慢
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.5

こういう作家がちゃんと生き続けていて安心した。

エリア・スレイマン自ら観察者として、キートンやジャック・タチにあえて80年代のゴダールも想起させつつ模倣できるのは、素質云々より持って生まれたものだろ
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怪盗ルパン(1957年製作の映画)

3.9

ベッケルの作品群としては普通。
まぁ高レベルではあるけれど

この軽快さはお家芸だと思う。

裸の銃弾(1969年製作の映画)

3.7

これは完全に大和屋竺の作品と言ってもいいかもしれない。

荒唐無稽なアクション。
奥行きの使い方など一部非凡なショットも感じる。
まぁ若松孝二が演出しているんだろうけど

現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行(1969年製作の映画)

3.5

追い詰められて暴力にそして死にむかう必然的な運命が行動と結び付けられていていいね

若松さんや周辺はどうしても現体制への反抗心が見え隠れするからそこに詰まるとそこまで
ただ一歩そういう制度から開放され
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新宿マッド(1970年製作の映画)

3.5

70年代という時代であって必然的に撮られざるを得なかったような映画

もちろん生まれていないし、この時代の事を聞かされる大人とは世代間的に失われつつある

フーテンというのにはいささかも興味がわかない
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.3

上映時以来、たまたま実家に戻って回した日本映画専門チャンネルにて途中まで見ていました。

絶対にドライブマイカーより上だと思って見てみたらこちらの評価が高い

濱口さんはプロの役者使わない方が絶対良い
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月の砂漠(2001年製作の映画)

3.9

改めて学生以来
青山さんの色々、好きを詰め込んだ映画なのだと思います
物語や人物はステレオタイプだけど、時よりカット割りがおっ、と思う瞬間がある
多分、本作は編集権を青山さんが持っているからほんとにや
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さようならCP(1972年製作の映画)

3.8

だいぶ前に字幕なしで見て理解出来なかった(大枠はわかったけど)今回は字幕にて

原一男が作り出した70年代は60年代と違って大きな物語が崩壊して国家から個人に向かうことで話すべきことを求めた。

個人
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アネット(2021年製作の映画)

1.3

これは流石にきつかった。

言わんとしているところは他のレビューからなるほど思ったけどけどカラックス以外でも出来るんじゃない?

アダム・ドライバー自身がカラックスみたい
特定のメディアに持ち上げられ
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FUGAKU3/さらば愛しのeien(2016年製作の映画)

3.6

青山真治によるワンプラスワンかもしれない。
教授の研究室ってこんな感じだった。

お酒飲んでへべれけになりながら、亡くなったあとの遺骨について議論を交わしたりなど見てるとなんだか色々思い馳せるな。

東京公園(2011年製作の映画)

3.7

これも公開当時ぶり

これには11年度の批評であまりいい点数を付けてない。

それはおおよそレビューアーのマイナスポイントの列挙と一緒。

どこか教育的で、ジョンフォード的でもあるし言わずもがな小津、
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チンピラ(1996年製作の映画)

3.3

これは実に10年ぶりかも

上手くいっていないとは思うし、追悼意味合いから少し感情にスコアを弄るのは性にないのでこの辺りで

一通りの事を歴史の先輩たちがやり尽くしていてそれでも何かしら作らないといけ
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Helpless(1996年製作の映画)

3.6

20代最後に見直したぶり3回目くらい

本作の漂う閉塞感を90年代、世紀末の終わりに一筋の光を見せてみて幕開けにはユリイカを生み出してみる。

NIRVANAのTシャツは結構まんまだろうと思うけど、憎
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

-

見直してみた

時間の関係で2回ほど分けなければならなかったのでぜひ劇場でこれは一気にみたい

一つ思うのは、なぜ車を後方から前方に向ける作家なのだろうということ

意図的に感じたのは、学生時代彼の評
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FUGAKU2/かもめ The shots(2015年製作の映画)

3.7

ロケとセットとカメラポジションが良い

個人的には1の方が好みだけど、映画好きなんだなこの人は、思うよ

FUGAKU1/犬小屋のゾンビ(2014年製作の映画)

3.9

限られた制約の中で余すことなく表現している思う
フィルムが外に放おられ車が通過していくところ
馬が突然登場すること
双眼鏡で覗くフォード的なショットや
森林からカラフルな女性がフレームインしていくとこ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

4.3

今どき銀行強盗ネタにこんなカメラを動かしたりりすることもなかろうにと思いつつ、一台の救急車に大所帯の警察、SWATがタイヤも狙わずほぼノーダメージで走行させ続ける荒唐無稽さに賭けたマイケルベイを評価し>>続きを読む

砂の女(1964年製作の映画)

3.4

てっしーの作品は避けて見てなかった

面白いけど長いな
砂がへばりつく、流れる、崩れるというのも100分くらいで充分じゃないかな。
あと安部公房の本が良いのだろうね。

また不条理ものはブニュエルのよ
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ヴェネツィア時代の彼女の名前(1976年製作の映画)

3.8

インディア・ソングより数百倍良いよこっちが。

大いなるギャグみたい

カメラはタガが外れたように自由になっている。

見るべき対象の不在で動かさざるを得ないかもしれないけど、八方塞がりで暴力的に撮っ
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

-

今日やっていたんだね
仕事で見れなかったけど当時SNSで盛んに批評していた時に11年度の実写も含めたベスト10の中にラプンツェルを選んでました

周りの無関心ぶりに頭にきた覚えが

上下運動と長髪の艶
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インディア・ソング(1974年製作の映画)

3.0

噂には大学時代から聞いてたけど始めてみた。

一言、今の自分には合わなかった

非難覚悟で言うとよく大学ではこういうボイスオーヴァーをよく見た。
素晴らしい映画もあったけどこういう映画は鑑賞者の解釈の
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ラスティ・メン/死のロデオ(1952年製作の映画)

5.0

ここしかないという点に的確なショットが入っている。
ニコラス・レイの中でもベストに入れてもいいくらい素晴らしい。

ドラフト・デイ(2014年製作の映画)

4.6

皆さんの評価が高くて、アイヴァン・ライトマンの作品もあまり気にして見てこなかったがこれは良かった。

脚本優位だけど、今観るにはこの爽快さが堪らなかった

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.1

実は始めて見た
あと楢山節考も見てないけど見る気が、

う〜ん、普通だね 一回見ておけば良いかと。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

3.8

たまたま見返す。
今の情勢だから見るとかではないし、そういうものよりは遠いところに位置している。

ドクス・キングダム(1987年製作の映画)

4.2

確かに素晴らしいカットも多いけど、手持ちの撮影というのは普段の自分も、かの友人も「アクシデントの要素が大きい」と良く語っていた。

(物理的に三脚の軸から開放させることであってそれ以外の目的は別)
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害虫(2002年製作の映画)

4.0

改めてみた 多分10年ぶりくらい

子役の時代は別に初ヒロインの「ユリイカ」でのオーディション時

プロデューサーの仙頭さんから大学時代に直接聞いたのが、青山真治監督と一緒にオーディション会場の扉を開
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The Girl and Her Trust(1912年製作の映画)

3.9

有名な少女と彼女の信頼を始めてみた

1912年というのは、グリフィスがニューヨークの帽子を作ったり人類の起源で先史時代を虐殺で西部劇をフィルム感光の変化と実験もあってロケーション撮影が増えている。
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