ゆうさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

天使の入江(1963年製作の映画)

3.8

ザ ヌーヴェルヴァーグを久々に感じた。

貧困と富裕を一挙に纏うルーレットの危うさこそヌーヴェルヴァーグ

ハリウッドに憧れつつ、それでもたどり着けないから自分達なりに痕跡を残そうとする欲動を感じる(
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偶然と想像(2021年製作の映画)

2.3

評価高過ぎ いや、それはないだろう。
ジョン・フォードもルノワールもだめな作品はあるのだからちゃんと見極めようよ

濱口さんの悪いとこ出ていた気がする

元々絵を撮れる人ではないけど(同世代なら三宅唱
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Tメン(1947年製作の映画)

3.9

面白かった。
特にジョンオルトンのカメラがバッキバキだわ

生血を吸う女(1961年製作の映画)

4.7

これは面白い

マリグナントに抜け落ちていたのは死への求心力(欲動)
最近の言われ方だと無敵さん
それとアウトサイドインだった。


アクションの活劇のような開放感
インサイドアウトの考え方は、ホラー
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.8

中盤辺りの話しがだんだんどうでも良くなってくるほど弛緩してるな(笑)

終わりはバカバカしくて良かったが、アクションの本質は防御はいかに回避することかによらないといけない。

太古の昔、スーファミのド
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

2.3

人を掌握していく様は少し面白いけど、それだけ(笑)

前回、秀作と言っていい「コクリコ坂から」は明確にこの人は成瀬をやりたいんだなと思っていて視線が交わることについては同年期の別の監督が借りぐらしのア
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夏の嵐(1944年製作の映画)

3.3

ファム・ファタールのリンダダネールがう〜んいまいち

それよりジョージ・サンダースの保身に目が言ってしまい微妙な感じになってしまっている。

最良のサークとは違うね。

ルノワールなら面白くなるという
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二日間の出会い(1945年製作の映画)

4.0

ニューヨークの当時最先端を行っていた、交通網、規制、芸術、人が世界一行き交う中から偶然に出会った2人の着かず離れずの求心力と共に多幸感と哀しみの両輪も両利きで見せられる

正直、見る方は忙しかった。
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あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

3.5

バルハウスの撮影はさすがにだけどちょっとこの長さは耐えられない

恋のエチュード(1971年製作の映画)

5.0

大学生以来、ずっと見直したいと思っていたけど、アルメンドロスの撮影が素晴らしい。

カメラを持った男とか何度も読み返していた頃に見た、ハスミンに被れて立教出身の師匠にお叱りの教示を受けてた純でない学生
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殺し屋ネルソン(1957年製作の映画)

4.5

面白いが本作については蓮實によって神話化され過ぎている

私は殺人走査線の方が好み

ただ常に死の影が漂う不気味な映像と、経済的ショットのシナジー効果が半端ない

ジャックポット(1974年製作の映画)

4.8

おもろかった。

おおよそ皆さんの感想と同等。
アルトマンの演出、役者もさることながら撮影もかなりいいね。

良いというのはバチバチに決めずカメラの技巧が目に付かずしっかり役者やストーリーへ従事しなが
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乙女の祈り(1994年製作の映画)

3.5

オーソン・ウェルズのキーワードが先走って聞こえてきたのでどんな作品かと思ったけど、想像と少し違っていた。
ウェルズ的な何かを期待したけど

ラブリーボーンは実は少し好きな作品だったと記憶してるので本当
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

1.1

少し前に見たので

これはね、駄目だね(笑)
駄目だけど寸分違わず駄目なのかをニンシキするためちゃんと7時間半みたよ

長回しって勘違いするんだよね、少しシネフィルらしき人を騙せるから、騙される方も過
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美女と闘牛士(1951年製作の映画)

4.2

闘牛士の練習過程をしっかり見せていくのがいい

また風習を通じた師弟関係を描く感じが個人的に好み

師匠(ジョン・ウェインに若干似てるけど)が寸分違わず闘牛に殺され、一言も発せさせずに亡くならせるシー
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もだえ(1944年製作の映画)

3.8

作品の思い出より教師の部屋で隠れていた女生徒が階段の壁の影で表現しつつそのままカメラが教師を窓外までフォローして知らない恋人が出ていく後ろ姿に手をふるワンカットからすっと女生徒がオフ音で話しかけてくる>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

2.5

これは可もなく不可もなくでこの辺りで集団の記憶装置から忘却し忘れ去られるレビューくらいが望ましい

60分でごめんなさい。

カーアクションのカット割が面白さより物理的限界で割ってる気がする。
あと致
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ロデオ・カントリー(1952年製作の映画)

3.3

啓蒙的であまり好きではなかった。

撮らされた作品や闘牛士経験を活かして撮りたいのを撮った作品よりもユニヴァーサルの後ろ盾から西部劇に移った(移された)後期の作品が良いという珍しいパターン
美女と闘牛
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ミステリアスな一夜(1944年製作の映画)

3.0

ベティカーの初期のこれは微妙だった。

その後撮りたい映画を撮るためには必要なステップ

消えた陪審員の方が評判は良いな

持ってるが今、手元になく未見

ザ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.7

いくらなんでも評価低すぎじゃない?

ジョナサンモストウは撮れる人だと思ってます

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.0

らしいはらしいけど良さが分からなかった。
ずっと一貫しているね。

ドン・キホーテも妄想の世界

妄想に生きる人物街部との接触を描き続けているけどノルカソルカだな

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

言うほど悪くないと思う。

アストンマーティンのCMじゃないのか思うところあったけど、冒頭の敵車マセラティだよね(王冠でクラウンなわけないよな)
急にTOYOTA車贔屓になってびっくりしたけど

アク
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

1.9

喋り過ぎて、映像が言語の飾付け以外に寄与していない。

世の中の映画には大きく2つあって
映画を利用している人と必要としている人だ。

個人的な映画の根本はこれが背景のロジックが流れる。

ホンが面白
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

普通に良かった。
スピードとハードボイルドと書いてあるけど、ほんとにそうかかは分からない。

いい意味で優等生な作品だけど唯一無二の欠点は特徴がない。

水というキーワードがあるけどそこが他作品と突出
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犬鳴村(2020年製作の映画)

2.5

三吉彩花が脱がないと書いてあったけど、その代わりコスチュームが結構変わっていて結構脱いでいる


看護婦 喪服 半袖なのに次のカットでロングコートと訳が分からなくなる(笑)

16mmの白シャツの投影
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.8

見る機会を何度も失ってようやく見た。
大学時代の師匠がずっと名刺のやり取りが良いって言って仕事の演出でも使ったとか

僕らは見ようとする前に、自分の作品での演出で聞いたことを解釈してやって見たりして、
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

1.3

監督は面白いとやっていることが全て裏目に行ってる感じだな。
途中で面白くないから止めてしまった。

物語は分からんけどカメラが面白くないな。

救いは映画見てないんだなって感じで純粋に作りたいことを作
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殴られる彼奴(あいつ)(1924年製作の映画)

4.9

傑作だった。
フェリーニが目指していて到達しかけたものってこれなのかな


ロンチェイニーの喜劇も悲劇と世間とのズレ、殴られて笑われるその差異はやはり泣かずにはいれない

殴るための表徴的な手の機能に
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

マディソン自宅シーンのファーストカットでエスタブリッシュショットの画面左側の窓外から円状の光線らしきものが洗面台の壁に透過していて、指し示される。

そしてその数カット目のミディアムショットで光線の先
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霊魂の不滅(1920年製作の映画)

4.2

シェストレームの有名なサイレントを始めて見た

「風」は圧倒的だけど、俳優としてベルイマンの
作品も出たりしていたけど

本作は色々意味で前衛だったのかもしれないね

グリフィスのクロスカッティングが
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

ずっとジャケだけ見てミシェルウィリアムズの陰気な映画なのかと思っていたけど。

一言、面白いねこれ。

出来事を淡々と描ているというか意図的に端折ってる。

ベースはこれでいいと思う。

ストリートキ
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ドアマン(2020年製作の映画)

3.3

北村龍平に思い入れないけど、悪くはなかった。

最初は透明性だと思いました。

車窓という壁でも透明性からトラウマが起きたなら、トラウマの解消にも壁は壁でも透明性が必要だ

故に、ビニールが張り巡らさ
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プロジェクトV(2020年製作の映画)

1.1

ごめん、動かんジャッキーを見たいわけではなかった30分で見切り

ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.3

空気を吸うようにタバコ、薬、酒をあびるように飲む

心理的描写は廃して周りも同調する。
逆に一貫性があるから周りもムーンドックのテンションが移植されるのだろうか、あるいはそういう類の仲間を呼ぶ

とに
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