佐々木さんの映画レビュー・感想・評価

佐々木

佐々木

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

「演技」による「対話」で相互理解を行うことの希望を描いてきた濱口竜介にその裏を見せられたような感じ(ラストのカットバックが強烈)
ただ過去作を振り返ると、根っからの「悪」である人間はいないが、時々そう
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

なんか市民ケーンみたいな構成してる
暴いてみると案外単純なものが出てくるというノーランの作家性に合ってる気がした

核爆発になぞらえた因果関係の連鎖反応(爆発-遅れてくる音、ロスアラモス-広島・長崎、
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

バス・自転車・プラネタリウム・星と地球の回転によって『君の鳥はうたえる』の時と似たような映画が走り出す感覚に乗れる

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.4

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王国でしか通用しない法

個人の中でのみ筋の通っている説明不可能な倫理について言葉での説明を要求する冒頭と、それに対して過去を稽古のシーンとしてリフレインしてさせて実感させた上で、不確定性を失わずに誠
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

トゥルーマン・ショーの逆だな

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

4.2

星条旗の写真が象徴にされてるのと対比する形で個人の顔をあんまり判別できないように作られている感じがするな

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

いい作品だけど背景のノイズが多いな
労働者のリアリティという点ではイマイチな気もする

バービー(2023年製作の映画)

4.5

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「あなたは家でもミンクでもない」ってセリフめちゃくちゃ良い

(2023年製作の映画)

4.1

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ラストの名もない武者狩りに持ってかれるとこが良かった
あと終わり方がかっこいい

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.3

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計程車司機(孔子)のクレジットで笑った
2人の人物の並列を奥行きを持たせてフレームに収め続けてきた上でのラストシーンが強烈

シー・ユー・イエスタデイ(2019年製作の映画)

-

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終わり方変すぎて「えっ」て言ってしまった

小説家の映画(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

最後のキム・ミニが1人で立っているショットから画面外へ移動するのとか芸術家(=ホン・サンス?)が絶対に画面の中には姿を現さずに声を入れるだけにとどまっているのとかを見ると今回の作品では画面の外が重要な>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.9

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ギャビーギャビーの名前が呼ばれる演出はすごく良かったけどウッディとボー以外の見せ場が少なすぎないか?

教授とわたし、そして映画(2010年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

劇中劇
ホンサンスの映画の方法論が直接的に解説されてる

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