ONE PIECEとしては、きっと実験的で新機軸だったのかもしれないし、数々の楽曲をストーリーに沿って見せて聞かせていくという企画自体は良かったと思う(ONE PIECEの映画初めて見たので偉そうな>>続きを読む
ライトなコメディドラマに見えけど、とても素敵なメッセージを内包しているので、ゆるめだけどブレがない。さかなに興味なくても見てほしい、素敵な映画。いや、みんな、お魚大好きか!
愛なのにと猫は逃げたで、期待値上げすぎたかな…原作ものよりオリジナルの方が面白いというのは日本映画界にとっては良いことな気もするけれど。
親密なシーンの演出の良さは否定しない。
特に浜辺のシーンでは>>続きを読む
主人公がフランシスとその家族と出会い、他者と、そして自分自身を大切にすること、尊重することを取り戻していくにつれて、表情がどんどん良くなっていって、美しさをも取り戻していくのが印象的だった。
そして>>続きを読む
色々な要素をバランス良く巧みに紡ぐ技術は素晴らしいし、見たいものが見えてる感はあるけれど、完璧な一本にはならなかったかも。
予告で散々見たけど、それでも、お前はまだ生きてるんだって台詞でグッと来るのは、ストーリーの力?役者の力?
でも、そういうところに頼り過ぎだとは思う。次はガッツリ改変して、黒澤明の時代劇ばりの歴史的名>>続きを読む
吉田監督の描く世界では、現実世界のように、残酷で、無情で、映画のような奇跡は起きないけれど、でも、それでも、最後に一筋の光を見せてくれていて、それが灼熱の真夏に吹く一瞬の風のようで、心地良い気持ちにさ>>続きを読む
どんなに努力したって、どんなに才能があったって、奇跡なんてそう簡単に起きないし、バッドラックが続くことだってある。
そんなリアルで無情な世界に、彼らは(自分達も)生きてるけど、熱中する何かがある事だ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
一番好きだったシーンは、ソーが子ども達を扇動して、雷を目に宿らせたソーキッズ達が暴れ回るシーン!!
タイカ・ワイティティっぽいかもと思ったり。
ただただ無邪気に、一生懸命に生きていた、あの頃。愛と夢と希望のため、二人はスクリーンを右から左へ、左から右へ、美しく駆け抜ける。
リアルハイムファミリーと、豪華でくだらない名優たちと、ビバリーヒルズ>>続きを読む
負のスパイラルの中でも生きていく力を、まじまじと見せつけられる。飾り気のない人の弱さと強さと少しの希望。
縁側というマジカルな空間は、自分の家の中でありながら外界との接点でもあって、まさに自分の内面を他者へと開くのに最適な空間で、それがとても愛おしく描かれていて、主人公二人がそこにいるだけで、何だか心が暖>>続きを読む
章立てになってはいるものの、ストーリーでも、映像でも(北欧の夏に撮られてるというのもあって)、時間感知が全然出来なくて、不思議な気分。
でもそういう感覚的な表現が、時間以外でも、色々なシーンで知覚的>>続きを読む
東野圭吾のような作家の小説が原作かと思ったら、コミック原作!というのを意識して見たのもあると思うけど、キャラクターの台詞の言い方とか(設定も?)すごくマンガっぽいところもあって、でもシリアスなドラマシ>>続きを読む
オープニングショットから是枝作品というよりは、大作韓国映画の冒頭シーンのようで、グッと引き込まれた。実際、パラサイトのオマージュ的なシーンだったように思う。
ただ、自分の理解力の問題だと思うけど、各>>続きを読む
人の命といういくらでも感情的に描ける題材を、極めてフラットに淡々と描く部分も、そこから滲み出るような微かだけど強い感情的な部分も、演出と演技、共にとても好感を持てた。
そして、ここまで賛否両論を巻>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
少しずつ氷が溶けていくように、物語が進むにつれて、タイトルの意図が少しずつ分かっていき……、至高のラストショットへ。
過去と現在と未来は、同時に存在している。
このレビューはネタバレを含みます
何もかもが奇跡のように上手く行く時に恋は始まり、何もかもが事故のように上手くいかない時に恋は終わる。
その軌跡を、交互に見せて行く演出は、結果を見れば残酷だけど、終わりがあるからこそ、始まりが美し>>続きを読む
恋が光で可視化される、というコンセプトは、ファンタジー要素でありつつも、実際にも見える気がしないでもない。いい恋をしている人は、実際に輝いて見えるもの。
この絶妙なコンセプトが指し示すように、本作>>続きを読む
普遍的で不変的なフォーマット。様式美。10年前の映画と言われて見ても、分からないかも。
自身や周囲の期待値を超えることに自ら進んで挑戦し、それを不器用にでもやって見せる。人生でやるべき事はそれだけなんだと。
映画の中でも、そして本作を製作するという現実でも、それをやってみせるトム・クル>>続きを読む
喪失と再生。何かを失うということは、何かを得るということ。失うものがないことは強さではあるけれど、失うものが何もない人なんていないし、失うことを経験しない人生なんてない。
才能の目覚めとは、これほど>>続きを読む
非情で残酷な物語を、詩的な映像で淡々と語る。目を背けたいような話しだけど、ずっと見ていたいような映像。
クリエイターの覚悟とプロデューサーの覚悟。同じ映像業界に携わる人間として、背筋が伸びる。
ただすごくリアリティのある話しかというと、原作がもう何年も前というのもあって、この世界線でのリアリティ>>続きを読む
台詞にはそこまで頼らず、俳優の仕草や表情と実景で進行する物語は味わい深く、画面構成も必要最低限のすっきりとした画で、余計な情報はほぼなく、ただただ美しい映像をじっくり堪能出来る、素晴らしい映画体験。>>続きを読む
もっとがっつりドキュメンタリーライクな難民問題を深掘りしていく政治的な映画を想像していたけれど、主人公の抱えるいくつかの葛藤を軸にしたストーリーがしっかりと構築されていた。難民問題をベースにしつつ、進>>続きを読む
実写版エヴァ感の映像には大満足!
ラスボスのビジュアルもさすが庵野組…!!!
アクションも比較的短調でも、あのサイズだと、おぉ〜っとなる。
ただ怪獣がどんどん襲ってくるだけのストーリーは、またっ?>>続きを読む
個人的には今まで関わってきた作品の中で、最も携われて良かったと思える作品の一つ。
テーマはトキシック・マスキュリニティ。
少しお手伝いして、ありがたくもスペシャルサンクス的なクレジットを入れてもら>>続きを読む
(最初の1コマから最後の1コマまで、全てが好きすぎて感想をまだ書けない。要約しようのない魅力。ちゃんと感想を伝えようとすると、この映画そのものになってしまいそう。)
ナイル殺人事件とベルファストが同じ監督というのが想像出来なかったけど、本編観たら同じ監督やー!という感じ。
全てのショットがエレガントに決まってて美しくパーフェクト。ただこのストーリーを描くのにここ>>続きを読む
マルチバースという切り札は映画に真の自由を与えたのか?
丁寧に研がれたナイフで、臓器を避けてスッと突き刺さされたような感覚。痛みはあまり感じないけど、確かに胸に突き刺さってる、そんな映画。
ジャック・オーディアールといえば(預言者以降しか観てないけど)、>>続きを読む