他者を完全に理解することは絶対にできない。そもそも、自分自身でさえちゃんと理解できているかどうかもたしかではない。
他者を軽々しく理解しようとするのは暴力。他者の感情や経験を、そのままのかたちで理解>>続きを読む
人生における稀有な3時間の映画体験。なにを言えばいいかわからない。でも、なにかを言いたい。そんな気分
「ぼくの写真は、見過ごされてしまうかもしれないぎりぎりのところの写真なのです。
一見何の変哲もないところで、ぼくはあえて賭けているのです。」 牛腸茂雄
暴走的で、激しく過剰。理解不能な範疇を超えて笑えてくる。
だけども、この映画の価値そのものを否定する気もないし、むしろこういう映画があってもいいじゃないか。
この世界観と空気を自分の身体に浸らすの気持ちいい。
アキのユーモアのセンスがとても好き。
誰にでもあるような日常の切り取り方や見せ方、緻密な描写が秀逸。劇伴がほとんど使用されていないのもいい。
映画業界に限らず、あらゆる人々の普遍的な記憶のどこかに繋がっていくような作品だった。
冒険の果てに彼女が創り上げた世界は、色鮮やかで逞しく、主体性のあるエナジーに満ちていた。
知ること、学ぶこと、思考しつづけること
再見。
最悪なままでいいし、何者でなくていい。
自分がどうあるかは自分で決めるし、自分のために生きる。
これはラブストーリーであり、普遍的なロマンスなんだ。
顔のアザについて「僕の心の傷のようなもの」と言っていたが、ドラン自身のセクシュアルティを表しているかのようだった。
再見。
「好き」という感覚を信じることを学ばせてもらった映画。大切にしたいと思う人やモノをシンプルに抱きしめることや撫でること。そんな当たり前ようなアクションに胸がときめく。
また時が経って、改めて>>続きを読む
色々ドタバタで観ている側はカロリー使うけども、この会話劇永遠に見てられるかも。
SNSの繋がりが強くなっているからこそ逆にみんなの感情はリアルで、親密な関係性に向かうのだと思う。
いやはや、どうしてあんなに人の顔を恐ろしく撮れるのだろう。翻って美しいと感じる。素晴らしい。
毎日同じ時間に起きて仕事へいき、夜布団の中で文庫本を読む。
平山はやむなくではなく、自分で選び取ってポジティブにひとり満たした時間を作っているのだ。そこにとてつもなく人間の営みの美しさを感じる。