ruuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

やりたくないことははっきりしているけれど何をやりたいのか、自分自身のことさえわからない。
行き場のない感情をどうすれば良いかわからずもがいてさらに事態を悪化させたり、全てが嫌になって誰も知らない所へ行
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.2

90年代の雰囲気好きだなー。
悪いのが格好良いと思っちゃう年頃ってどこの国にもあるんだ。
不良の仲間思いなところもあるある。
レイがクールって言われる所以はわかる。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.4

アメリカのハイティーンの物語が好みなので高校生活を覗けただけで楽しめた。親友最高。
私も大学進学で上京したので、田舎が嫌いで早く地元を離れたい気持ちや都会へ憧れるレディ・バードが過去の自分と重なって見
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.7

久しぶりに観たが、今観ても全く古さを感じさせない画の美しさに驚いた。

欲望にまみれた大人達の醜態に辟易としつつも、千やハクの献身的な愛に胸を打たれた。
千の余計な欲を持たず、大事な物を身失わない姿は
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.0

観るだけで元気が出る。
きっかけはどうであれ努力できるエルを尊敬するしシスターフッドも最高。
20年以上前の映画なのに今にも通ずるフェミニズムやルッキズムを扱っていて驚いた。
エルの自尊心やどんな時も
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

裏切り者の正体から予想外の結末で面白かった。
弱そうだしピンクって名前に駄々をこねるブシェミが可愛かった。
パルプフィクション然りやっぱりバイオレンスシーンは苦手だけどOPと音楽のセンスは抜群。

Tuesday(原題)(2015年製作の映画)

3.7

もし私がこの子だったら、この心の穴をどう埋めたらいいのかわからない。
ウェルズ監督はこの行き場のない感情を表現するのに非常に長けている。
aftersunのインタビューで近年はわかりやすい映画が大衆受
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

再鑑賞。

今敏はやっぱり奇才。
彼の新作をもう観ることが出来ないのが惜しい。
OPのスキップしているシーンでパーフェクトブルーを思い出した。
パーフェクトブルーは虚構、今作では夢と現実の境界がだんだ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

-

バーンスタイン氏の音楽的成功より彼の人生に焦点を当てた物語。

主演2人の青年〜老年期の演じ分けも自然で見事だったが、とりわけ妻役のキャリー・マリガンの演技が光っていた。
主役を食う存在感で、心情を表
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.6

今監督作品の中ではキャッチーで楽しい映画で年末のこの時期に観るのにちょうど良い。
伏線回収が鮮やかで目まぐるしく変わる展開が師走の疾走感と相まってあっという間の90分だった。
顔芸や演出が今監督らしく
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

観終える頃には口角が上がって幸せな気持ちになれる映画。
お爺さんの「今そこにいない人間との関係を想像する方がよくて今いる人間との関係はどうでもいいと?」という言葉にはっとさせられた。
私もアメリのよう
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ファミリー・スイッチ(2023年製作の映画)

3.1

エマ・マイヤーズが好きなので観た。
よくある入れ替わり系ドタバタコメディなんだけど、テンポ良く進んでいくのとエマの可愛さで飽きずに観られた。
楽しくてあったかい気持ちになれるこの時期にぴったりのファミ
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.0

SFっぽい事起きてるんだけど説明もほどほどにゆるーく進んでくから、あまり頭を使わずくすっと笑いながら観れて良かった。
どうやって撮ってるのか気になってたら、エンドロールのメイキングでワンカット長回しや
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公に都合良過ぎる展開が好きになれなかった。女の子拉致って暴言吐く奴が世界で一番やさしい人なわけないから、レイラ目を覚ましてほしい。
クリスティナ・リッチが可愛くて髪型を真似したくなった。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.0

とにかくずっとマチルダが可愛くて美しくて、目が離せなかった。
レオンは子供のまま大きくなったみたいに純粋で、キラキラした目で映画を観るのも、観葉植物を友達と言って愛でているのも、サングラスの下の優しい
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

🕊️👐

オフィスの中だけでずっとタイムループするって斬新な設定だと思ったけど、同じような1週間を繰り返してる私たち社会人にとってはあながちファンタジーな話でもないかなと思ったりして、社会風刺的な切り
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

-

何を見せられてるんだろう...としか思えなかった。私に理解できる感性がなかっただけかも。

唯一、水中でお茶会するシーンとThe Strokesの"I’ll Try Anything Once"は好き
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

8/24 1回目
9/2 2回目

初見では父カラム視点だったが、2度目は娘ソフィの気持ちになった。
11歳の娘が父のことを理解するにはあまりに幼かったし、父が娘と一緒に過ごす時間にしてはあまりに
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

2.7

とにかく凄いものを観た。
OPがイケ散らかしてて心を鷲掴みにされる。

バイオレンスやショッキングなシーンもあり体力を使ったが、名作を劇場で味わうことが出来て良かった。

ハンバーガーをスプライトで流
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

再観賞。
画、音楽、雰囲気どれをとっても最高。

夢を叶える為それぞれの道を進むと決めた後「ずっと愛しているわ」と言ったミアの眼が忘れらない。
2人が恋に落ち、夢を追いかけた時間は、ラストの回想シーン
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.0

最初は不気味に感じたけど、動物をペットや家畜化したり、虫を殺したりする今の人間も、ドラーク人とやっていることは変わらないのかなと思った。

50年前の作品だけど、現代人が観ても驚く独創的で斬新な世界観
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

多様性、アイデンティティ、フェミニズムと色んな要素が盛り込まれているが、この映画を一言で表すなら人生讃歌だと思う。

バービーが老婦人に綺麗だと言って涙を流すシーンと、お母さんが女性にかけられている呪
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公の最後のスピーチが素晴らしかった。

神父の
「自分で人生を考えてこそ成長する」
「大人というものは必死に努力して正気を保ってる」
という言葉は心に留めておきたい。

現実は映画のようなハッピー
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

あきらと店長、それぞれが自身の本当にやりたい事や夢に向かって再起する終わり方は前向きで良かった。
でも恋愛要素はヒヤヒヤしてしまって、むしろ無い方が純粋に楽しめたと思う。
小松菜奈ちゃんがとにかく綺麗
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怪物(2023年製作の映画)

3.3

見えてる世界はみんな違うこと、そしてそれは時に残酷である。
誰にでも怪物になってしまう可能性はあるのだと気付かされた。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最高のシスターフッド

スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.5

中国語、英語、日本語が入り混じるスラム街の住人の話。こんな邦画ほかにあるかと思うほど独特な世界観。主要キャストが日本人なのに、中国語も演技も自然で凄い。

Charaをよく知らなかったけど、目を離せな
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

2.5

昭和30年代のノスタルジックな街並みや音楽は良かった。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

ちひろさんは孤独を手放さずにいたいから、人と深く関わりすぎたくないのかな〜と思った。

いろんな人と関わりあって生きていくのも悪くないと思ったけれど、ちひろさんのように自由気ままに生きる姿にも憧れる。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公(僕)と今の自分が重なりすぎて、深く共感したし、タイムリーに考えさせられる内容だった。

若さと恋愛と挫折と失恋と、大学卒業から社会人にかけて直面する現実と理想のギャップ、そして恋愛の辛さを追体
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

どんなに惹かれ合った相手でも、月日が経てばちょっと思い出す存在になってしまうのがリアルで切なかった。
別れた後もそれぞれの人生は進んでいくのだと感じさせるラストが良かった。

さがす(2022年製作の映画)

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誰にも共感できず、自分にはハマらなかった。