やげんなんこつさんの映画レビュー・感想・評価

やげんなんこつ

やげんなんこつ

映画(625)
ドラマ(1)
アニメ(0)

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

-

テンションが全く落ちず演出がキレッキレにキマッてい観ているこっちもどんどんノってきてからのクライマックスはマジでぶっ飛びもので謎の感動すら覚える。

ゼンデイヤが魅力的なのは勿論の事、ジョシュオコナー
>>続きを読む

あんのこと(2023年製作の映画)

-

救いがないという言葉で片付けるのもどうか考えてしまうぐらい残酷な物語であり一歩づつ前へ進んでいるからこそ絶望に墜ちる瞬間というのはとてつもない痛みを感じるし胸をうたれる。

事実ベースという事もあり知
>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

-

お祭り感や疾走感は劣るものの怒りのデスロードの前日譚としても楽しめ、怒りと憎しみを抱えたアニャフュリオサが素晴らしく同時に前作の重みが更に増す。

後半のギアが入りまくってから繰り広げられるカーアクシ
>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

-

スタートから作りが上手く学校内で起きた盗難事件という閉鎖的な空間の中だからこそ緊張感が持続すし派手さはないが切れ味鋭い演出もあるかなりの秀作。

ストレスフルな追い込まれ方もとてもリアルで本当にこの対
>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

-

塀の向こう側で行われている残虐な行為を間接的な表現だけで恐怖心を植え付ける新しい映画体験。

傍から見れば異常な環境だと思うし無関心なはずなのに残虐性だけが家族内に伝染していってるようにも見えてき狂気
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

-

人類が滅亡に向かう中でも新しい環境で新生活を迎えたり恋愛や青春したりとゆるい抜け感はやはりクセになる。

時に残酷で絶望感に覆われる事がっても揺るがない彼女の「絶対」はとても強く感慨深いものがあった。

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

-

言葉も通じない異国の地そして圧倒的な大自然の中で旅する牧師ルーカスとその一行。

なんとも言えない表情だったりルーカスの人間関係の未熟さからくる不穏な空気感。

そして感情移入ができないが故に目が離せ
>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

-

アクションとしてもミステリーとしてもクオリティが高く韓国ノワールというかはとにかくパワフルな場面が続きキムソンホの笑顔とコミカルなキャラクターはとても魅力的。

読める展開からもうひと捻り持ってくるの
>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

-

孤独や寂しさや哀しみや痛みの鮮明さに全てを包み込んでこれる愛情。

幻想か現実かわからない複雑で繊細な不思議な世界観の中での追体験共にすっと心に染み込んでくる描写の連続はロマンティックな展開だけじゃな
>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

-

スタートから不快指数半端ない音の使い方で不穏な雰囲気を漂わせていてとても不気味。

主人公家族の空回りさや不器用さは頭を抱えたくなるし、違和感の連続と終始感じる居心地の悪さはかなりしんどく真実が明らか
>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

-

悲しさや切さなに微笑ましさや尊さだったりと作品を通してとても素晴らしい時間を与えてくれる物語。

旅先の出会いや人の温かさは心地よく壮大な雪国や台湾の景色の美しさに繊細で眩しい青春模様の相乗効果で良質
>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

-

娘を失う苦しさに辛さに傷みと悲痛な表情や叫びに胸が張り裂けてしまうが魅入ってしまう俳優陣の素晴らしさと吉田監督らしい現実を刺す怖さ。

石原さとみ好演は勿論のこと青木崇高の感情を押し殺しながらも支える
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

-

愛する人が存在する中でも初恋に対する切なさに愛おしさだったりとそういうものを全て含めて初恋というものは特別なものだと理解出来る。

アーサーのおかげで物語に温かみが増し出逢いの大切さや美学といったもの
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

核の恐怖や反核といった内容なのかと身構えるとあっさりとかわされる内容ではあったけれど時系列の弄り方だっり情報量の多さに凄まじい音圧そして役者の演技力とノーランらしさを感じる作品。

消化不良ではあるけ
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

-

前半の緩いよくある青春日常パートから後半の怒涛の畳み掛けたもいえる驚愕な展開は圧倒されてクソやばい。

伏線を張り謎が残りつつ不穏な空気が漂うラストからの後章は期待しかない。

あのちゃんと幾田りらの
>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

-

傑作ソウルメイトの韓国リメイク。

オリジナル版と同様に親友や恋愛という枠を大きく超えていると思えるぐらい深い関係に互いを理解出来てるからこそ浮き彫りになる相手への羨ましさ等が少しずつ心に刺さっていく
>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

-

前評判の悪さからどんなもんかと鑑賞したけど思いの外キャラも個性的で普通に観れた作品。

キャシーがスパイダーマンの様な超人的な身体能力を持たずに未来予知能力を上手く使い敵を倒すというMARVELヒーロ
>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

-

DVにネグレクトにトランスジェンダーと様々な要素が含まれていて重いテーマではあるけれど静かに本当に少しずつ前を向ける内容になっている。

優しさに触れる事によって優しさを伝える...そういった人と人の
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

-

前作を遥かに超えてくる壮大なスケールと全身に響く重低音に飲み込まれるような圧倒的な迫力と浴びる様に観るとはまさにこの事。

指導者や復讐といった面でも物語は一気に進み最終章へと向かう続編には今から期待
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

-

事故か自殺か他殺か真実を導き出す難しさがよく理解できるミステリーではなく法廷劇がメイン。

裁判を通して明らかになっていく夫婦間の問題や第三者の証言で真実への道が混ざり合い息が詰まりながらも裁判での攻
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

-

次から次に何が起こるかさっぱりわからなずアリ・アスターの狂気の作家性に身を委ねる180分。

何が夢で何が現実かなんてのは置いといて好き勝手解釈しがいのあるジャンルミックスな作品でとにかくぶっ飛びすぎ
>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

-

盲目の目撃者という設定を活かして序盤はコミカルに事件が起きる中盤からはギアを上げたかの様に雰囲気をガラッと変わるサスペンススリラー。

スクリーンで観る暗闇を利用したシーンは臨場感は相乗効果で緊張感を
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

-

PMSとパニック障害をあくまでフラットな目線で描き、支え合う人と人の優しさと松村北斗と上白石萌音の主役2人の距離感が本当に絶妙でずっと心地好い雰囲気が素晴らしい。

闇、光、夜明けを語る上でプラネタリ
>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

-

ネグレクト状態のコットが親戚の叔父叔母に預けられコットの目線を通して愛情の大切さを知る。

特別何か起こることはないが美しく静かで丁寧な描写が続き少しずつ距離が縮まっていく様子はとても微笑ましくラスト
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

独特な世界観から難解かと思いきや物語の進行もわかりやすくメッセージ性はシンプルで説教臭さも感じず没入感が癖になる強烈ジャンプな怪作。

成長するにつれ解放されていくベラの姿はかっこよく気持ち良く艶やか
>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

-

エンタメ作品としてクオリティが高いし中弛みもないし豪華絢爛なキャストでスクリーンに華がある。

キングダムと同様にアクションもしっかりしてるから冒頭の二百三高地から最後まで見応えが半端ない。

ラスト
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

-

何気ないツッコミや掛け合いのコメディ部分は面白く笑えてほっこりするのは間違いない作品。

齋藤潤の自然体な雰囲気だったり綾野剛のインテリヤクザ感も世界観に合ってて違和感なく観れるしコメディだけじゃなく
>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

-

笑いに取り憑かれた男の圧と熱が物凄い。

笑いが全ての創造者として良くも悪くも一切の妥協はないけど人間関係不得意っていうレベルじゃないぐらいの生き辛さは見ていてしんどいけれど泥臭さは感じる。

新年1
>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

-

良い意味で派手なホラーシーンがない分、若者達の90秒憑依チャレンジと解決への手がかりを探す展開がリアルに感じて緊張感を覚えながら観れる。

起承転結もしっかりしていて憑依させるルールもめちゃくちゃわか
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

-

普通に生きたいと思えば思う程歪んでいき不安定さが漂うけど惹き込まれる市子を演じた杉咲花は素晴らしく完璧。

幼少期から必死に生きていく姿や自由に生きる事ができず逃げる選択しか選べずこの救いの無さは重く
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

-

いつもの様に起きていつもの様に仕事に行きいつもの様に寝る。

この一連の流れが繰り返させれるだけで心地の良い作りになっているのは演出と俳優陣の素晴らしさ。

同じルーティンの繰り返しの様に思える日々の
>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

-

この季節になんとも素晴らしい物語を届けてくれたポール・キングには流石の一言。

王道ストーリーに夢を諦めない姿に母との約束と日々の疲れた心を癒してくれる多幸感に満ち溢れる老若男女問わずエンドロールの最
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

-

ホラーやグロといった描写より古くから続く一族の醜悪な部分がきつく残酷で壮絶な物語。

話の軸がきっちりとしていて謎が明かされていくミステリーという視点でも見応えがあり昭和テイストの雰囲気が相まったダー
>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

-

悪魔に取り憑かれたビジュアルだったりBGMが流れるタイミングだったりと良い部分もあるけれどホラー要素はだいぶ薄くそこを期待すると肩透かしを食らうかも。

除霊シーンも迫力はあったけれどピンとこない部分
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

-

新解釈という名の大長編コント。

どいつもこいつもネジがぶっ飛んだクソ人間だらけだけどシリアスさがない分、気を張らずに気楽に観れる。

大御所俳優や芸人も多くとにかく画は華やかでその中でも加瀬亮の怪演
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

-

均等受益権というオイルマネーを巡るインディアンの連続殺人事件を描く密度が高い重厚な人間ドラマ。

当時の街並みのであろう世界観に欲に塗れた人間達をディカプリオとデニーロが演じそれらの凄みがあり206分
>>続きを読む