ymsk1017さんの映画レビュー・感想・評価

ymsk1017

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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

噂に違わぬ良い映画。

変にドラマチックにせず、誰を責める事もなく、優しい。原作よりも登場人物に寄り添ったつくりに改変しているんだとか。

以下ネタバレ

色々あるだろうけど、この作品の中にある"友情
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.5

弱い人間ほど強くなれる。

1人ポール・トーマス・アンダーソン祭り開催中に「ザ・マスター」を鑑賞し若干のホアキンブームの流れで観た1本。私史上、ジョナ・ヒルの演技は今作が1番好きかも知れない。(ホアキ
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.5

劇場で観なかった自分のバカ!!

「ライブ映像か…」と思って気に留めていなかった私…そもそも talking heads自体は好きだけどそんなに歌上手いイメージは無かったので"ライブ"に期待をしてなか
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

不覚にも泣いた笑

邦画のラブストーリーなんてくだらないとタカをくくっていたつまらない人間です。笑 菅田将暉も有村架純も1ミリも興味ないしタイトルもザ・邦画で観る気がしなかった。(許してください)でも
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

美しくて邪悪なブラックコメディ。

ヨルゴスランティモス祭り〆はこちら。(祭とか言ってレビュー忘れてた)どんどん洗練されていく美しい画。照明を一切使っていないと言うから驚き!とても宮廷映画とは思えない
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0

人の心を操作しようとすることは、相手をどこまで極端に走らせてしまうかということ。

引き続き1人ヨルゴス・ランティモス祭り開催中!いつもながら突飛な設定を押し切って最後まで釘付け。そろそろ胸を張ってこ
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

"愛"とは不確かなもので証明する事が出来ない。そもそも"愛"は錯覚で、生きることに置いて絶対では無いのかもしれない?

1人ヨルゴス・ランティモス祭開催!笑 1作目に「聖なる鹿殺し」を見た時、説明なさ
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ハンニバル(2001年製作の映画)

4.0

これは私の思い出の1本!だから星4つ。

割と映画を観る家庭で育ったので、家族で映画館に行ったり家でみんなで映画を観たりしてきたけど、これは姉や妹が不在で両親と私の3人で観た記憶がある。(あとなんか1
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

4.0

ノア・バームバックは"家族"に異常な執着がある。私も。だから毎回自分には何か刺さるのかもしれない。

自身も両親が離婚しているというノアは当初、今作をウェス・アンダーソンに依頼していたらしいが、あまり
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.5

ハリウッドブラックリストの作品をドゥニ・ヴィルヌーヴが映画化した作品!

ポール・ダノが虐められまくると言う情報以外は入れずに鑑賞。宗教的メタファーとか、正直???と言う部分多かったけど面白かった。ジ
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.0

ウディ・アレンぽいけど嫌いじゃ無かった。Barcelonaの曲が頭から離れない!

最近気が向いた時しかレビューを書いて無かったけど記録用に。

・フアン/ハビエル・バルデム
→色男。美しいゴリラ。(
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LETO -レト-(2018年製作の映画)

3.5

LETOはロシア語で「夏」
"エモい"という言葉は大嫌いだけどまさにemotionalな作品!!

最近懐かしくルー・リードを聴いていたのでタイムリーだった今作。まず基本情報から。"ロシア政府により無
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.5

再鑑賞。前観た時も泣いた。けどまたしっかり泣いた。

デーヴ・パテールは今作で初めて知ってから好きな俳優だったけど最近また「ホテルムンバイ」とか「スラムドッグ〜」を観て、やっぱ好きだな〜と再確認。(M
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.0

はぁー。苦痛で10分間が長く感じた!

実家に帰って帰省中の妹(パニックホラー好き)とひとしきり映画談義をした後、観てないの!?と言われて鑑賞。2年前くらいに流行ってたんですね〜知らなかった笑

イヤ
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.5

『この映画を一言で表すなら、クライマックスに向かって進む100分の音楽だ』

ひさびさのダーレン・アロノフスキー。
今作は"鬱映画"や"落ち込む映画1位"として有名ですが観たことなかった!最初は笑いな
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

2.5

この題材を重たく暗く描けとは思わないけどエンタメ全開で世の中の現実を無視した展開は私には合わない。笑
期待しすぎた事もあるけど、根本的な違和感の連続。

この映画を評価している人が殆どなので多分凄〜く
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.0

う、うん、これパケが1番怖い。笑

観る前に色々と恐怖のハードル上げすぎた。あっ、いや十分恐ろしい話だとは思うけど…私的には完全にパケのインパクト勝ちでした。

唐突に始まる感じ、前半の生い立ち紹介も
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.0

不思議な世界観、これは好きかどうか分かれるだろうな〜。私は観た後にとても幸せな気持ちになった。

凄く良いストーリーとか、そんな感じでもないけど色んな俳優や映画監督がこの映画を"大好き"だと言っている
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ROMA/ローマ 完成までの道(2020年製作の映画)

5.0

「ROMA/ローマ」を観たら、絶っ対にメイキングも観てほしい!!メイキングにこんなに熱くなったのは初めて。

1時間以上あるし、メイキングにしては長いな〜なんて思っていたけど、めちゃくちゃ観て良かった
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

静かなのにこんなにも心動かされるとは!まさに"思い出"の作品。

アルフォンソ・キュアロン監督の子供時代を基に作られた今作。(イタリアのローマかと思いきや、メキシコシティのローマ地区の事だった)ノスタ
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バイス(2018年製作の映画)

3.0

アダム・マッケイ…流石に今回はめちゃ難しかった…しかし眠くならないのは本当凄い!!

9.11当時はまだ小学生で、何かとてつもない事が起きてる…と思った。でも今まで副大統領チェイニーの存在すら知らなか
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.0

"正義"を成すことの難しさ。サスペンスでありミステリー。

1つの事件を巡って色んな人間関係が絡み合い、真実が浮彫りになっていく。最初は犯人は誰だろ?と言う感じなんだけど段々と、え?そんな展開なんだ…
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アネット(2021年製作の映画)

3.0

冒頭でのカラックスからの挨拶。そしてまさに言葉通り"今から始まるよ"と言う演者からのメッセージに高揚。オープニングめちゃくちゃ良い!

久々に死なないアダム・ドライバー。笑 本当に素晴らしい俳優だと思
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

あーーー。放心状態。wikiの"公開"の欄に並ぶ国旗の数を見れば今作がどれほど大切な事を伝えているのかが分かる。

ホロコースト主題の映画にはトラウマがあり(高校時代、前触れ無く視聴覚室に集められて「
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.5

週間で世界再生時間1位にも輝いた注目のNetflixオリジナル作品!「フリー・ガイ」のショーン・レヴィ×ライアン・レイノルズの再タッグ。

ファミリー向けに振り切った作品。フォロワーさんのレビューで"
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.5

主演のデーヴ・パテールは「LION」を観て好きになった俳優さん。この人ほんと良いよなー

インド、ムンバイのタージマハル・ホテルの実話に基づいた話。このホテルの人々のプロ意識凄い。休憩中に観ながら仕事
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.0

世界映画史上ベストワンと謳われる作品。
…なんだけど連日の残業で眠気が何回も…観るのに数日かかった…

元々「Mank/マンク」を観たいが為に予習で鑑賞したんだけど、オーソン・ウェルズの貫禄やばい…2
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

不穏かつ不気味。そう言う映画好き!そしてなんか"違和感"もすごかった。

ヨルゴス・ランディモス作品初鑑賞。なんか品のある不気味さだなーと思った。画が美しくて良い。でも、ラストまでの流れは納得できない
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.5

これはレオス・カラックスの人生そのものだ!タイトルは"聖なる「アクション!」"。かっこいい!!

本日から日本公開の「アネット」予習として作品鑑賞。正直カラックス作品は「ポンヌフ〜」しか観たことないの
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.5

"Do the right thing"="正しいことをする" アメリカ人が好きな言葉らしい。オバマ元大統領がミシェル夫人との初デートで観た映画。

ソフィア・コッポラが"NYらしい作品"と紹介してて
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The Hand of God(2021年製作の映画)

3.5

すっごい独特!映画と言うか、人生を切り取った感じ。そしたらまさに監督の自伝的な作品らしくてなるほど…となった。

以下ネタバレ

前半は身内でワイワイする感じとか、くすっと笑える群像劇なんだけど、後半
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.5

映画における"音"の重要性。
映画好きな人が観れば、きっともっと映画を大事にしたくなると思う!観て良かった。

「素晴らしき映画音楽の世界」がどハマりしたのでこれもU-NEXTのポイントでいつか観よう
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

5.0

気持ちのやり場の無さにため息しか出ない。

ウクライナについて詳しく知っている日本人は少ないと思う。ウクライナ情勢について家族と話しながら、何も知らない自分は心を痛める事以外何ができるのかなと考えた。
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

2.5

なんだコレ!!?わからん!!!笑

まず、1人で観なかった事が致命的ミス。コレ系が苦手な旦那さんと観てしまったがゆえに、超絶難解で気の毒すぎて途中3回くらい「もうやめよっか…?」(←もう終わりにしよう
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.5

この映画を観る前にフォロワーさんの"邦題に惑わされないで"と言うレビューを拝見していた為、最初から"Demolition(解体)、解体…"と唱えながら鑑賞!

ジェイク・ギレンホール演じるデイヴィスが
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.5

物議を醸した問題作、原作は「ベティ・ブルー」のフィリップ・ディジャン。

マイリストで長く眠っていたけど、旦那が観てみたいと言うのでやっと鑑賞。これは…賛否両論あるだろうなと思うけど私は中々楽しめた!
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