きっぺいさんの映画レビュー・感想・評価

きっぺい

きっぺい

ポゼッション(1981年製作の映画)

4.8

何よりもリアルな破綻ドラマだ...
観ててずっと面白いしとんでもないな

八月の鯨(1987年製作の映画)

4.0

主演の2人の歳の取り方に崇高さを見た、これは他人じゃ真似できない域だ。すごい作品。

トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)

3.8

ジャケに〈文太・キンキン〉って書いてる時点で優勝です!

神々の深き欲望(1968年製作の映画)

3.5

お化け出てくるシーンが最高にウケた
ミッドサマーの元ネタとか正直どうでもよくなります。

セブン(1995年製作の映画)

4.3

7つの大罪が題材っていうからナードに笑える内容だと想像してたけど、色味の悪い救いの無さそうな映像をずっと見させられて脳内溶けるかと思いました。めちゃくちゃに面白いです...

アネット(2021年製作の映画)

4.3

かつてヌーヴェルバーグに見た恍惚さと変えられない現実をリアルタイムで喰らわされて最高にシビれた。
ジャケがあのシーンなんて。。

犬王(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

室町から現代へリンクする壮大なギフトライブ。
しばらく忘れていた熱狂感と森山未來とアヴちゃんのキャラが際立つ2人の友情の神聖さに湯浅政明が蘇らせた神話を見た。
犬王の顔面の最終形態はイケメンだと思って
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風の教会(2018年製作の映画)

3.8

教会がグッドアンビエントをお届けしてる全カットリラクゼーションムービー。
水の四つ打ちがめっちゃ良い感じ

整形水(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

付けた部位の肉が削ぎ落ちて理想の顔になれる水に漬け込まれた主人公の陥落劇かと思ったらその美貌を狙われるサイコホラー。
前半はこんな尺なら笑ゥせぇるすまんでいいだろと思ったけど後半斜め上の展開で面白かっ
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さがす(2022年製作の映画)

3.9

最後のラリーが終わらなかった事が悲しいけど良かった。
etc...程世に山のようにある「この世には二種類の人間がいる」話の中でもこの映画で取り扱ったものはかなり痛感してキツかった。
佐藤二郎の演技は猟
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恋するけだもの(2020年製作の映画)

3.8

宇野くん今回は性別を超えたエクストリームモンスターと化してて最高だった。。!
白石監督はエンタメのニューオージーとして確立してきてるんじゃないか思う。

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.9

映画音響の追求と熱意の軌跡がそのまま映画体験として観れることが嬉しかった。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.3

おっさんタフ過ぎる。バチボコにされるのに全然負けそうな気がしなくて拍子抜け〜♪って感じだった。

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.5

救済をする側の人ってどこか変なアドレナリンが出てる様な感じがあるんだけど主人公のモードはずっとそれがあって不穏さがめっちゃ良かった。ラストへ持って行く流れが好き

私の少女(2014年製作の映画)

4.2

1人の女の子を救うまでの道程にこれでもかというほどの社会問題を盛り込んでぐちゃぐちゃに絡めたヤバタッカルビ映画。
当時人物各々一個は突き抜けた行動取っててそれがまた光ってたんだけど祖母が孫をオートバイ
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.8

深作欣二リスペクトが分かる肢切りと血飛沫が仁義なき戦いそのものでめっちゃ上がる。ゴアゴアなアクションと差し込んでくるアニメとかグータンヌーボのオープニングテーマのタイミングがナイス過ぎてずっと楽しかっ>>続きを読む

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

3.3

耳切りからのラストまで目まぐるしく辛い展開。中島健人のブチギレが楽しい

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.3

ラプンツェル、躁鬱なのかな
18まで塔の中に閉じ込めておきながらとりあえず真っ直ぐな子に育てたゴーテル普通に凄いと思うしちょっと報われてほしかったかな

2/デュオ(1997年製作の映画)

3.4

即興芝居だと知った上の、脳内からポッと出た西島秀俊の内面的な狂気と柳愛里の情緒不安定のミキシングに破綻関係の模様を伺える。
西島秀俊が殴り掛かるフリをして彼女をビビらすシーン、anarchyがライブで
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クリーン、シェーブン(1993年製作の映画)

3.7

電波系男の娘を探す旅
ざらついた脳内と悲痛な嘆きが流れ出る鮮血よりもリアルで辛い。
働いてる病院に精神病棟があるんだけど、一概にピーターのような人ばかりじゃなくて統合失調症にもいろんなパターンがあるら
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.9

淡々とした世界の閉塞感に自ら風穴を開ける、これがなんと難しいことなのでしょうか。この静かなる決意を救う人達のアップダウンの無さに信頼を感じる。大丈夫。あなたの為に回る世界もある。

タナカヒロシのすべて(2004年製作の映画)

3.7

鳥肌実が恋と不幸の多重課題に追われる。
穏やかなキャラをやっても鳥肌実節が効いてて、会話の間の取り方や変な動きは変わらなくてそれがめちゃくちゃ面白い。第一発声の「シャケください」から笑ってしまった笑
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温泉しかばね芸者(2017年製作の映画)

2.6

PVっぽいおバカごった煮ホラー。
やりたい放題にふさわしい。
血の出方がピューッって感じ。
今までみた映画に何度か出てる辻さん、ビジュアルも喋り方ものぺっとしててちょっとツボ。

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.5

PGをリンチするシーンがチープすぎてウケた。
主人公のじゃじゃ馬娘が善悪の天秤そっちのけで遊びまくって地球の命運を握ってるとこがアホすぎるし、結局のところ地球が守られた訳じゃ無いところが最高。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.7

冒頭の蒸気から分かる、7年間の没入の先に仕上がった唯一無二。

驚くのも束の間で、キモカワ達の珍道劇にムズムズした面白さがずっと続いて最高。

監督の狂気は地下の深淵よりも深そうでした。

激突!(1971年製作の映画)

3.7

正体の分からん奴からめちゃくちゃ煽り運転される恐怖が面白かった。
ヒッチャーほど主人公を悪役が掌で転がすような心境の振り幅はないけど、急に躍起になったり肝を冷やす主人公の顔芸のレパートリーの広さが楽し
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彼女は夢で踊る(2019年製作の映画)

3.8

閉店間際のストリップ劇場にまつわる神話。
ふわふわなトレモロのイントロから始まるレディオヘッドの曲で踊るヒロインの姿に浮遊感と恍惚。
夢を見に行く事が現場に行く事に繋がるあの感覚を忘れちゃいけないとま
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.9

あの世界観が無いと引き出せない、記憶に残りたいというカルマに喰らう。。

ガタカ(1997年製作の映画)

3.5

淡々とした空気感の中で沸々と湧き上がる思いを持ち動く2つの両極端な遺伝子。
どう足掻いても1人では「不適性者」と言う現実を捻じ曲げることのできない虚しさと栄光の街道を諦めた「適性者」の無念を掬い上げる
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