きっぺいさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ヴァイブレータ(2003年製作の映画)

3.4

布団より車の方が寝れる時ってあるじゃないですか、変に物事考えずに車の振動に気を取られてたらウトウトするってあの感じ、結構好きなんです。だからなんだって話なんですが。。

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.2

レオスカラックスのアレックス3部作見終わった。
ドニ・ラヴァンの振り幅の広さたるや、『ホーリー・モーターズ』の1つの人生に組み込まれているんじゃないかと思う程のまどろむ仕上がりにヌーヴェルバーグの真骨
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

入れ違いの群像劇に脱帽な面白さ。『snatch』を先に観たけど初期作のこっちをみてガイリッチーはこの頃既に出来上がっていたと確信!
推しを決めるのが難しいほど全員のキャラ立ちがしっかりしてるし皆んなイ
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逆噴射家族(1984年製作の映画)

4.2

病は気からなんだから、家も家族も頭の中も更地になるまで殺りまくろうぜ★

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.2

「子供の頃、今の自分になりたいと思ってた?」というセリフが刺さる...
主人公は社会一般でいう"普通"というものに振り回され、後悔の念を噛み締めながら現在から過去へ記憶を辿っていく。振り返っても仕方が
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.6

北朝鮮の"将軍様"を崇める支配的政治については知っている事だけれど、これ程までの真実を目の当たりにしないと見る目が変わらないと思った。
法と秩序の元においてそれを上手く利用する者は良い待遇を受ける事が
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仁義の墓場(1975年製作の映画)

3.6

壊滅的な進路を辿るどうしようも無いヤクザの仁義にピリオドを打つエレジームービー。
主人公の石川力夫を演じる渡哲也の哀愁とジャンキーが混ざり合った表情が尖り過ぎてて心配になるしラストの飛び降りがやばい、
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.3

仁義なき戦いが実録シリーズモノてあったのに対し今作は一作に全てを丸め込んだ凝縮作で、内容はヤクザと警察の癒着を描いたというもの。
冒頭で食べ物盗もうとした青年らをボコりまくる汚職警官の菅原文太の登場シ
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狼たちの処刑台(2009年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

団地に住む爺さんには入院してる認知症の妻とチェスを嗜む友人がいる。しかしその他にもこの団地には超が付くほどワルな不良少年達の溜まり場で、そのせいで友人はなぶり殺されるわ不良少年達が屯しているトンネルを>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

2.5

友達って素晴らしいっていった感じよりこういうもんでしょって関わってくれた方が嬉しい。なんとでも言えそうな映画と捉えれたことが今後の自分の人生における救いになるのかもしれない。

レイディオ(2020年製作の映画)

2.5

ラジオを通しての奇跡的な巡り合わせと別れを綺麗に45分間にまとめれていた。
劇中で流れるブルーハーツのリンダリンダの疾走感と映画の尺の短さも相まって初めて良い曲って思いました。

よい子の殺人犯(2018年製作の映画)

2.5

面白くないのに主人公を狂わせたりグッズでバタフライナイフを販売したりとかなりカルトなボビッターという架空のアニメ、ヤバい。
台湾社会の闇を浮き彫りにした映画ならば、オタサーの姫みたいな女の子の要望でボ
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

5.0

フーテンの寅さんが日本の心と呼ばれるのならムーンドッグはアメリカの心と呼んでいいのかもしれない。どんな時も吸いまくってハイになりながら詩を紡ぐ彼ををみて何か感じる事が有れば観てる側もキマってると思って>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

父親は違えどそれぞれの子が見る母親の存在は太陽だ。それを分かっていてその存在価値を利用する母親の苦悩も垣間見える事が辛い。それを加味した上でも取り残された子供達に待ち受けてる残酷な日々の救いの無さにな>>続きを読む

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.7

完結、何回でも観たいシリーズ。
シャバに出てから名言吐きまくりの菅原文太と久々に登場の北大路欣也の漢気に痺れました!
結局山守は最期に至らずでこういったコスずるい奴は生き延び上手って事をよく学べます

ランボー(1982年製作の映画)

3.8

ナイフ一本で生き抜く事ができる男のOG。
保安官が悪いのだけどそれを加味した上でもランボーの破壊行進は度を超えて圧巻。
でもベトナム戦争から帰ってきても辛い待遇が待つ漢のラストの悲痛な叫びにこのシリー
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.8

自分はネトフリとアマプラを加入してるのだが、何故か他のシリーズはあるもこの頂上作戦のみ無くて、地元のレンタルビデオ屋(ゲオしかない)で長期貸し出しされていてなかなか観れなかったがやっと借りれる事に成功>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.0

テレビのニュース番組で交通事故の報道を知る、現場の想像はするが詳細を知ってるのは当事者のみ。今作はそんな体験したことない目を塞ぎたくなるような事件を実直かつ丁寧に写し視聴者に想像を超えたリアルをありの>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.1

出所したジャンキーが間違えられてたまたま教会の司祭を任されてしまうが、そこで才能を開花してしまう。

聖人ではないようなバキバキな目をしていてる主人公につい笑っちゃったけど、いろんな経験をしてる人こそ
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.5

オープニングの謎階段のシーンやば!キモすぎ!
愛のむきだしのサソリの元ネタで脱走の衣装がモロ被りでテンション上がる。
口数少ないけど立ち振る舞いと眼差しで魅せる梶芽衣子の魅力が詰まってる。
力任せだけ
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

4.5

まず、日本に来て作った映画がこの内容なのが怖すぎる。キアロスタミ監督の作品は『桜桃の味』と『友だちのうちはどこ?』と『そして人生はつづく』を観てきたけど、こんな入り組んだグスい人間模様を写すなんて知ら>>続きを読む

ゾッキ(2021年製作の映画)

4.0

開始早々から牛乳を吹き出す吉岡里帆、寝起きの舌打ちから朝が始まる鈴木福君、道に落ちてるエロ本を見つめる松田龍平の登場で速攻好きになった。
大橋裕之さんの漫画でお馴染みの坂本町で起こるヘンテコな人達のす
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ばるぼら(2019年製作の映画)

2.9

稲垣吾郎が大麻所持で捕まる貴重な映画。

人を狂わすばるぼら役の二階堂ふみは超可愛いけど髪の毛がカツラ感強くてずっと気になってしまった。急に死んだ後の全く動かない演技が1番難しかったと思う、ちょっと動
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.5

asap rockyの「asap forever」がmobyの「porcelain」のサンプリングってことをこの映画をみて知ってテンション上がった!
カルマが絡まり合ってイカれていくディカプリオの山の
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Helpless(1996年製作の映画)

3.3

イカれたやつしか出てこない。
急に起こる暴力とヘンテコな村松の妹が印象的。
浅野忠信が着てるニルヴァーナのTシャツが私物じゃなかったりしたらちょっとやだなぁって思いました。。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

全員声デカアクションコメディだった!
福士蒼汰のイタくてサイコな殺し屋の役めちゃハマってて最高〜!

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.9

山守の組長のマガママ政策はお決まりだが、今回は菅原文太も負けじと組と組の仲をかき乱していた。死んだはずの田中邦衛が山守組の一員として復活してて「コイツゾンビだ...」って思ってだけど梅宮辰夫や川谷拓三>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.9

出来過ぎるが故に田舎へ飛ばされた警官だが、その田舎で様々な"事故"に巻き込まれる。

前半はずっとうすら笑ってる村人や警察内の人達にムカつかされたけど後半の戦闘シーンでバカ笑いカタルシス。B級特有のゴ
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エブリデイ(2018年製作の映画)

3.5

毎日身体が入れ替わる霊体Aと主人公とのときめきメモリアル記
Aが主人公の女の子に乗り移った時のウキウキする所が良かった〜!

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.3

好きな人と組に揉まれる北大路欣也の八面六臂の鉄砲玉役に痺れる。どっしり構える発砲ルーティーンが最高。
使い勝手が良かった若人にのみ上の奴から「ありゃ男の中の男じゃ」って死後言われるヤクザシステムがひし
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

地図から消えた街を陰謀により完全に消し去ろうとしたが、逆に村の住民を焚き付けてしまうカウンター映画。
村全体の不穏な雰囲気が終始立ち込めてて後半ラストでやっと理解できてスッキリ。
変な種を食うシーンが
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