きっぺいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

女っ気なし(2011年製作の映画)

4.1

ハゲデブ男が起こす一夏の奇跡体験。
変な走り方、無心にwiiスポーツのテニスをやる姿、イチゴにホイップクリームと砂糖をふんだんに付ける食い方など、全部が冴えない男のヤバさを象徴するような行動なのに、何
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遭難者(2009年製作の映画)

3.5

女っ気なしのプロローグとなる作品
自転車が何度もパンクしてどうしようもなくなってしまった男の所へ奴がやって来る...

きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

後半からラストにかけて凄く感動して、涙腺緩みまくったんだけど、そこに辿り着く前のロマンチックなストーリーがかなりストロングスタイルで笑いの方が上回ってしまった。辛辣過ぎるヒロインの母親と再会した時には>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

昭和の終わりは仁義の終わり。
前作の人間の探り合いが交差したリアル惨劇とは打って変わって今作はゴア系サイコアクションになってて有無を言わせずアドレナリンドバドバ出る感じがして良かった。
鈴木亮平の怪演
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.2

広島ヤクザの実録抗争劇。
あのテーマソングがこの映画で使われてるの初めて知った。あの音が鳴るサウンドロップがあったら欲しい。
最早彫刻物かと思うくらい彫りが深い菅原文太、滲み出る汗が漆にしか見えません
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.5

ゴダール監督の長編デビュー作品
ジャンポールベルモンドの破滅とも言える青春非行の立ち振る舞いと言葉遣いはどこか恍惚でずるいカッコ良さが最高、実直ストレートにモノを言える人間になりたいとひしひしと思って
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ゆらゆら帝国 2009.04.26 LIVE @日比谷野外大音楽堂(2009年製作の映画)

5.0

年1とか月1じゃなくて隙あらば観てる。
1番好きなバンドで1番好きなライブDVD。
好きを表すのに1を4回使いました‼︎‼︎

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.2

様々な人生を演じる事を楽しむオスカー。でも他人になりきってる姿と表情は取り戻せない時間とこれからの死の念に追われてる感じがした。

汚れた血以来のドニ・ラヴァン 、全人生キレキレの怪演ぶりで超カッコい
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.4

コーヒーとタバコだけで時間をつぶせるのすごく羨ましいな〜
この両方をやらない人でもこの映画を観れば"嗜み"を知った気になれそう

プリズン・サークル(2019年製作の映画)

3.8

日本で唯一受刑者の更生プログラムがある刑務所の内部を撮影したドキュメンタリー。
更生って簡単に言うが、刑期を終えた通常の受刑者たちは何もかも失っているのでどうすることもできず再犯を繰り返してしまう傾向
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.6

アンナカリーナが暴れまくるわ喋りまくるわの最高オンパレードを披露。

トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

4.0

巷でザラー的と呼ばれてるらしいこの映画監督のテイストが凄く好きだ。

「映画史に残る、衝撃のラスト30分!!」とジャケに書いてあるがクライマックスまでの道のりのセッティングが作品の面白さを凄く丁寧に作
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いつくしみふかき(2019年製作の映画)

4.1

生き別れた筈の毒親とその血を通わせたダメ息子の何十年越しの再会劇

救いという部分に関してはキリスト教祖のテンプレートな語録よりも父親の息子に対する行いの方が強く刺激的ということを痛感する。しかし、ど
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.0

天国の扉をノックした2人の目の前で落ちた十字架によって景品の様に出てくるテキーラ、そこから彼らの777しか出ない博打旅が始まる。。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

完璧過ぎるサスペンスなのでオチに持ってくストーリー展開もどたまに風穴開ける銃弾もハズしが無い。

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.5

主人公、光がよく当たるシーンだと西島秀俊で暗く影が強調されるシーンは阿部寛の顔に見えるのが面白くてずっと気になってしまった。彫りが深い顔面とネオンライトの極彩色の組み合わせって良いんですね!

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.2

外国人が初めて来た東京を眺める様なカメラワークがとても良い。20年近く前の映画なのに煌びやかで怪しい雰囲気を醸し出してるという印象が今も変わらないのは自分が東京に行った事が無いからなのだろうか、やはり>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.0

敬愛する宇野祥平が日本アカデミーにノミネートされて日の目を浴びた今作👏
もうね、宇野さん最高ですよ。初っ端の登場からラストまでの役の入り込み具合が凄すぎる 哀愁漂う老舗のおでん屋の大根かってくらい染み
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.6

ムイ、はっちゃけてない水原希子みたいで超絶可愛かった。

初恋(2020年製作の映画)

4.2

覚醒剤の幻覚が起こした大惨事と巻き込まれたボクサーの話

死ぬ覚悟で戦う窪田正孝と生きる覚悟で奮闘する小西桜子の成長する姿が熱く描かれている。しかしこの映画の面白さが発揮されるとこはそこではなく他のヤ
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プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

3.0

オープニングから分かる、これはエドウッド監督から観る人に向けての挑戦状なのだと。
灰皿を裏返した様なUFO、普通に英語を喋る宇宙人、ヘンテコ銃で操る蘇った死体達、余すとこなく雑でクソと呼ばれても仕方が
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ビジョン(2015年製作の映画)

4.5

映画好きな父ちゃんが観てきた映画で得た知識を駆使して事件を隠蔽しようとする。またその行動には善悪なんて関係ない。家族の為なのだから...

二転三転するサスペンスの中でもズバ抜けて面白かった。3時間弱
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.8

キアロスタミ監督の意気込みがタイトルに出てる。
震災を訪れた監督のノンフィクションをフィクションとして作品を撮る、そんな手間をかける必要があるかと思ったが震災地の瓦礫に埋もれた光景を神々しくも生々しく
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マーターズ(2007年製作の映画)

4.0

残虐性や不条理さはさておいて、今作のパスカルロジェも「エンターザボイド」のギャスパーノエも、追い求めたいとこがそういうとこにある事にテンション爆上げ⤴︎

死後や臨死をビジョンとして扱った映画があるか
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.5

警察が嫌い
個人の正義感で動いた者は消され、結局ロボットとして動く使い勝手の良い奴だけ根回しで昇進できるとこがとくに。ましてやこんな死と隣り合わせな街で警察をやるなんて割りに合わなさ過ぎるよ。。

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

4.0

途中までは謎映画だったけど最後まで観たらかなり好きな感じの映画だった

回帰までのトリップ中に主人公が起こす放火などで大人の汚い部分が露わになるカタルシスが心地よい面白さ。
ラストベッドで高笑いしてる
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

4.0

黒人差別の凄惨さ故にそれでしか作れないストーリーの面白さが相まって、目に焼き付くような強烈な映画だった。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.1

タクシーに乗ってこんな摩訶不思議な境遇にあってみたい。

「Earth」をプラネットと読むのはタクシーの中にいる人達だけの空間を惑星と表してるのか?だとしたらなんてロマンティック〜〜🌠

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.6

サマーウォーズに美女と野獣とHIPHOPを掛け合わした感じ。
主人公が素顔を出して歌うとこで皆んながライトアップするシーンはラッパーのライブみたいで楽しかった。

主人公は元から可愛いしそばかすはチャ
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.6

抜け出せない街でどこに行っても辿り着く9番目の家 味のしないご飯、無理矢理育てさせられるクソヤバいガキ、サイケデリックな映像しか流さないテレビ、こんなの絶対頭がおかしくなる...
シザーハンズみたいな
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

3.8

「開心(ハッピー)♡館」のネオンライト割るシーンで♡だけ残るの面白!!