YoshinobuNaritaさんの映画レビュー・感想・評価

YoshinobuNarita

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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.1

自分にとって大切ものや価値あるものとはいったい何だろうかと、ふと考えた。それに気付いたときは、大抵の場合、それを失ったときだったりするわけだ。改めて日常を見渡してみる。実は多くの代え難いものが身近には>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

何度も思い返したくなるような幸せな時間(思い出)が、これまでの人生でどれだけあっただろうかと、ふと考えた。きっと今日からでも遅くはないはずだから、何気ない日常を見つめ直そう。そうして、大切な人たちと日>>続きを読む

アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

4.4

結局人は、相手の表面的な部分しか見ていないし、それだけにしか興味がない。だから、人は見た目を変えることで、中身まで変わってしまうことがある。果たしてそれは真実なのか、それとも錯覚なのか。互いの肌を触れ>>続きを読む

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.5

人は家族を持つがゆえに、選択の自由が束縛され、その場所から離れられなくなる。ただ、人は家族を持つことで何ものにも変えがたい愛を感じあえるのかもしれない。どんなにつらく厳しい環境に生きようとも、そこだけ>>続きを読む

トゥ・ザ・ワンダー(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

愛は自然現象で、人間の意思とは別のところで起きているものなのか。ゆえに、愛は常に環境という空間と密接な関わりをもち、自然のように移ろいゆく。けれど人間は自らの都合でその環境を作り変えようとする。ただあ>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

4.7

人はいつしか形あるものに価値を見出し、その存在の有無で人生が崩壊さえする。 しかしながら、人がこの世界に留まろうとするその意思は、目には見えない存在によるものだと思う。 ほんの少し、ただほんの少しだけ>>続きを読む

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.2

映画って、たとえ形が変わっても存在し続けるものなのかもしれない。映画がなぜ存在し、人はなぜそれを求めるのか、そんなことを考えさせられた作品でした。

君と歩く世界(2012年製作の映画)

4.5

人は、自分にとって何が大切かなんていう単純なことを目の前から流れさった後でようやく気がついたりする。人と人を結びつける根底には、その愛しいものを失いたくないという切なる願いがあるのかもしれない。たとえ>>続きを読む

ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.6

新興宗教に傾倒している人間の心理状態が凡人には理解出来ないわけだが、その感覚をこの作品は見事に体現していると思う。 結局、フレディとマスターを繋ぎとめる不思議な糸は、物語が進んでも全くといっていいほど>>続きを読む