YokoGotoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

YokoGoto

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

西川美和監督らしい、素晴らしい作品。社会派でありながら、西川監督らしいシュールな笑いも折り込みつつ、世の中の声なき声のため息が聞こえてくるような良作。是非、御覧ください。

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

2.0

シナリオが薄すぎて、全然はまらなかった。結局、何が言いたかったのか。しかし、優しい窪塚洋介さんが、めっちゃかっこよかった。こういう役柄もハマるんだぁと感動。窪塚さんは、はやり役者としてのオーラあります>>続きを読む

完璧な他人(2018年製作の映画)

3.4

2017年のイタリア映画「大人の事情」の韓国版リメイクですね。オリジナル版も最高でしたが、本作も、韓国風になってて、十分楽しめました。

ただ、展開は、ほとんどオリジナル版と同じだったので、ちょっと意
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君の誕生日(2018年製作の映画)

4.0

後半、10分くらい、ずっと泣き続けてしまった。涙と鼻水を拭いたティッシュがこぶし大の大きさになってました。
セウォル号の事故で、突然、息子を失った母親にチョン・ドヨンさん。チョン・ドヨンさんは、こうい
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最も普通の恋愛(2019年製作の映画)

2.7

疲れた時に、さくっとみる韓国映画って感じ。可もなく不可もなく。コン・ヒョジンは可愛い。

生きちゃった(2020年製作の映画)

2.9

大島優子さんが女優としての覚悟をみせた一本。大島さん、女優に向かっていってるですね。ただ、映画全体は、ちょっとよくわからなかった。あまりにもため過ぎだと思う。

ハッピーログイン(2016年製作の映画)

3.6

個人的にユ・アインに沼落ちするキッカケとなった作品。二度目の鑑賞でレビューのせる。軽いラブコメだけど、ユ・アインが細かい演技してて、「この人すごい」ってなった。とにかくユ・アインが素敵すぎる。

映画
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空に住む(2020年製作の映画)

3.0

青山真治監督作品なので、観てみたが。普通に物語に魅力を感じなかった。残念。

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.6

ブルーの背中に花束を 〜映画『BLUE/ブルー』は愛に溢れたボクシング映画の傑作〜

ボクシングとは両手しか使わない不完全なスポーツ格闘技

現在公開中のボクシング映画、『BLUE/ブルー』の監督であ
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犬猿(2017年製作の映画)

4.0

命がけの兄弟ゲンカ  〜映画『犬猿』にみる、一番近い やかましい他人

◆近くて、ほんのり遠いきょうだいという関係


本気で喧嘩をすると、自分の一番嫌なところが露わになる。
だから、喧嘩した後で冷静
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.6

<妻、嫁、母親という肩書がなくなる日 〜ジェンダーギャップと女性の生きづらさを描く>

◆なぜ、政治家のジェンダー差別発言が炎上するのか

たびたび、政治家によるジェンダー差別を匂わせる失言が世を賑わ
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#生きている(2020年製作の映画)

3.5

普段、ゾンビ映画とかは無理なんだけど、ユ・アインが主役だから観た。全体的には、ありがちな展開で目新しさはないが、ことごとく主役のユ・アインが素晴らしい。ちょうど30分くらいのシーンで、ユ・アインがお酒>>続きを読む

本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

4.4

<浮世離れした彼女は聖女か悪女か>

◆男を見る目、女を見る目◆

よく、『男を見る目があるとか無いとか』とか、『女を見る目があるとか無いとか』言うことがある。

果たして、こと恋愛に関しては、この『
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.5

<主役 ユ・アインの演技に魅了される148分 言葉にできない 心かき乱す余韻>

◆役に憑依したユ・アインの魅力◆

映画俳優という職業は、なんと魅力的な職業なのか。
わたしは、グザヴィエ・ドラン(兼
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.0

本当に申し訳ない。関ジャニの大倉さん演じる主人公が嫌いなタイプ過ぎて、最後までのれなかった....レビューするにも、何も書けない。ごめん。ただ、主役の二人は、この役のオファーをよく引き受けたなって感じ>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

3.6

「我が子は、加害者か?被害者か?」という一点だけで、シンプルにサスペンスを描いている所は、とても気に入った。あれこれ盛り込まず、『家』と『家族』という小さなコロニーの中で、それぞれの立場で、それぞれの>>続きを読む

Red(2020年製作の映画)

3.4

愛すること、愛されることを正面から描くと安っぽくなる。そして、そんな安っぽさは、大人の女性をいらつかせる。そういう意味では、映画全体を文学的な余韻を残し、遠回しに描いたことは、成功していたと思う。本来>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.4

シナリオが、若干、強引な部分な部分が気になって、あまり感情移入できなかった。手紙のやりとりのくだりは、令和のこの時代においては、逆に新鮮味を感じて面白かったが、その手紙の良さが活かしきれなかった印象に>>続きを読む

情事 セカンド・ラブ(2007年製作の映画)

3.5

ハ・ジョンウ作品だから観た。昼メロみたいなタイトルだが、良い意味で想像とちょっと違い、不妊症をテーマにしたラブ・ストーリーで、それなりにグッときた。ハ・ジョンウのファンには、たまらない作品ではあるが、>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.6

箱田監督の長編デビュー作。女性監督ならではの女性心理の描き方は、とても良かった!とにかく夏帆ちゃんとシム・ウンギョンの演技が上手い!ジブリの『おもひでぽろぽろ』的、田舎に対する憂鬱とコンプレックス、幼>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.1

香取慎吾さんのイメージを覆すキャスティングには驚くが、台詞回しが作品のテイストにあっていないし、色々リアリティに欠ける作品のように感じた。ギャンブル依存症がテーマだけれど、結局、何が言いたいのか?何を>>続きを読む

依頼人(2011年製作の映画)

3.0

未見のハ・ジョンウ作品を見倒す特集。映画というよりも2時間ドラマ的な軽い画作りが、ちょっと物足りない。シナリオも、よくある展開で目新しさがなかったかな。ただし、スーツ姿の弁護士役のハ・ジョンウがカッコ>>続きを読む

トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.2

ハ・ジョンウのパニックもの。リアリティを感じる反面で、ところどころ、若干の無理がある設定がある。しかし、最後まで面白く観られたのでひとまず満足。ラストまでは、二転三転するパニックものなのに、ラストがあ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

ドルビーシネマでで鑑賞。正直、全然ストーリーについていけなかったけど、文句無しでほんと最高だった。冒頭のオペラハウスでの突入のシーンは、本当に圧巻でした。ただ、シナリオがわからなすぎて、全くレビュー書>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.3

うーむ。センセーショナルなエッセンスがたくさん詰め込まれているのだが、一つひとつの描き方が薄く感じられ、あまり心に響かなかった。原作は未見なので、よくわからないが、2時間の尺にまとめるには、ちょっと詰>>続きを読む

PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

3.6

ただただ、ハ・ジョンウがカッコいい。やはり、ハ・ジョンウはアクションが似合う。なんか、『テロ・ライブ』っぽい....って思ったら、『テロ・ライブ』の監督だった。

全体的に、シナリオ全体はシンプルだが
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.9

アスガー・ファルハディ監督作品は、本当に大好き。過去作も全て好きだし、この作品もとても良かった。冒頭から、不自然なくらいに明るく快活な家族の風景。しかし、所々にある余白に、かすかに不穏な気配を感じさせ>>続きを読む

いちごの唄(2019年製作の映画)

3.4

岡田惠和さんとロックバンド 銀杏BOYZの峯田和伸さんとの共著が原作で、岡田惠和さんの脚本で映画化。石橋静河さんの雰囲気が良いのは想定内だが、不器用で心優しい青年役を演じた、古舘佑太郎もなかなか良かっ>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.2

政治色が強すぎて国内の女優さんが見つからなかったため、シム・ウンギョンさんが主演を努めた映画。相変わらず、シム・ウンギョンさんは良い表情を作っていたが、やはりネイティブに日本語を話さない所は、違和感が>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.4

『愚行録』の石川慶監督作品。比較的評価の高かった映画だと記憶していたのでWOWOWで鑑賞。全体的に、とても綺麗に仕上がっていたし、ピアノのシーンも良かった。ただ、シナリオが若干、物足りない。『結局、何>>続きを読む

ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

4.2

映画『ショート・ターム』のデスティン・ダニエル・クレットン監督と主演女優のブリー・ラーソンの再タッグということで鑑賞。実話を基にした物語ということで、とてもリアリティも感じられるシナリオで、とても良か>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.4

もともと、是枝監督作品が苦手なせいなのか、全く良さが分かりませんでした。従来、フランス映画の空気感は大好きなのに、本作は最初から最後まで「よくわからん」って感じで終わった....好みの問題だろうし、読>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

わたし、あまりビートルズの曲を知らなかった事に気づく...(汗)序盤はコメディタッチで面白かったが、後半にかけて普通になっていったのが残念。ちょっと全体的に、設定に対してシナリオが活かしきれてないよう>>続きを読む

ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.4

タナダユキ監督作品なので、とても楽しみにしていたけど、ちょっとシナリオが浅すぎたような気がする。全然、のれなかった。ラブドールと夫婦関係が乖離してたと思う。残念。ただ、基本的に過去のタナダユキ監督作品>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.7

<恋人達を試すのは、いつも生活という現実>

ー文学的語り口の恋人たちの贖罪ー

行定勲監督 最新作『劇場』。
昨今の行定勲監督作品の中では、特に大きな熱量を感じる映画であった。

最初から最後まで、
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