YokoGotoさんの映画レビュー・感想・評価 - 33ページ目

YokoGoto

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ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)

2.5

前半の強盗シーンは緊迫していて迫力あったので、その後期待してみたが、なんだかよく分からなかった。ブラピはじめ、役者陣の演技は素晴らしかったが、メッセージ性があるんだかないんだか、なんだか全体的によく分>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.2

これは、多くの女性がどう観たか気になる作品。
同性愛の純愛ストーリーだが、マイノリティへの差別が激しい時代の、複雑な社会背景もからみ、やるせない思いにさせる。
ただ、女性目線で観てしまうと、なんとも残
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チェンジリング(2008年製作の映画)

3.7

見応えあるストーリーだった。実話だけに、感情移入しやすい。今の価値観とは異なる社会の中でおきた子供の失踪事件と警察の悪。やるせなさだけが続きハラハラするため、全編通して中だるみしなかった。アンジーの役>>続きを読む

あなたへ(2012年製作の映画)

1.5

ちょっと私の好みではなかった。高倉健さんと田中裕子さんの夫婦の年齢差は、あえてなんだろうか?今ひとつ、感情移入できなかった。

忘れられない人(1993年製作の映画)

3.5

“愛は己の益を求めず”。クリスチャン・スレイダーのピュアな演技に何度も泣けた。映画全体の雰囲気はすごく良かったし、特別な出来事も過度な演出もなく、主人公アダムの純粋さと、なんでも中途半端な活発なキャロ>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

3.6

イラン映画は始めて観た。イランの社会情勢や宗教、家族の形が生々しく描写されていて驚いた。冒頭のシーンの、「こうすることは宗教上問題がありますか?」と電話で確認する所や、「コーランに誓って下さい」と言う>>続きを読む

金融腐蝕列島 〔呪縛〕(1999年製作の映画)

3.9

久しぶりに観直す。いつ観ても画面の緊迫感や臨場感がスゴイ。さらに、役者さん全員が迫力あって、みんな銀行マンに見えてしまう。“クライマーズハイ”もそうだが、これが原田眞人監督の持ち味と素晴らしさなんだろ>>続きを読む

今日、キミに会えたら(2011年製作の映画)

3.1

珍しく、原題の“LIKE CRAZY”よりも、邦題の“今日、キミにあえたら”の方がしっくりくる作品だと思った。
愛は距離を越えられるか?という、遠距離恋愛の話だが、カメラワークがドキュメンタリータッチ
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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

3.2

久しぶりに観たけど、とにかく、最初から最後まで、きっちりスリルを感じられるサスペンス。そして、分かりやすい。めっちゃ怖い。なんとなく、ベビーシッターの狂気がちょっとだけ理解出来てしまうのは、女だからだ>>続きを読む

きいろいゾウ(2012年製作の映画)

2.5

原作は読んでないので、原作の世界がどう映像化されたかは分からないが、私はちょっと苦手だった。まず、ミスキャストだったような気がする。向井君ファンには申し訳ないが、宮﨑あおいさんとの演技の違いが....>>続きを読む

みなさん、さようなら(2012年製作の映画)

3.4

私はこの感じは結構好き。「一生、団地から出ない!」ってどういうこと?と(笑)、前半では、ゆるゆるしてるほっこり系のストーリーかと思いきや、しっかり重いテーマを描ききっている。最初はリアリティがないよう>>続きを読む

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

2.5

観る前は、なんか面白そうだなぁ、と期待していたのに、全然自分に合わなかった。大泉洋さんの演技が、なんかしっくりこないというか私の好みじゃなかった。映画っぽくないしテレビドラマだとしてもちょっと微妙。ハ>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.3

とにかくタランティーノ監督のたたみかける画の迫力がすごい。画に力があるというのはこういうことなんだろう。
そして俳優さん全てのキャラがスゴイ。中でも大佐のキャラといったらない。第一章の迫力で一気に引き
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夜叉(1985年製作の映画)

3.2

民放のドラマで田中裕子さんの演技を観て、若かりし頃の田中裕子さんのお芝居を観たいなぁと思い、観てみた。
ヤクザ映画かと思いきや、全編がヒューマン。観やすかった。
とにかく、田中裕子さんが可憐で色っぽい
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すーちゃん まいちゃん さわ子さん(2012年製作の映画)

2.6

恋や未来の人生への不安を感じる女の子が、ほっと休息できる映画。辛くて、迷わせているのを一つ手放してみたり、あえて難しいものにチャレンジしたり。映画の観客のかわりに、よくある女性の悩みや不安を三人の女優>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

何度か観ているがCSでやってたので久しぶりに鑑賞。全てのカットの映像が美しい名作。イーサン・ホークとジュード・ロウのハンサム対決は15年以上経過しても古さを感じずカッコイイ。個人的にはイーサン・ホーク>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

心底、「恋っていいよねー」と呟きたくなる作品だ。前作のビフォアサンライズから9年後の再会なのだが、まず、再会シーンがクール過ぎる。観てる側からすると、なに?9年間二人はどうだったの?と、急いで知りたく>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

誰もが憧れる最高の恋の始まり方。全ての婚活中の男女にオススメする!(笑)偶然、旅先の列車の中で出会うというシチュエーションなのに、二人の距離の縮め方はリアリティに溢れドップリ感情移入できる。
列車の食
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つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語(2012年製作の映画)

2.4

得体のしれない艶:つや という、男を狂わす女性と関わった男性と、その男性に関わった(ややこしい)女性のオムニバス仕立ての映画。見事に、誰も幸せ感を味わえていないという虚しさと、それをある程度受け入れて>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.3

<ラ・ラ・ランドの後は、リレーでライアン・ゴズリングを堪能する特集>

(再見:レビューリライト)

ライアン・ゴズリングの演技を堪能するなら、『ドライヴ』とか『オンリー・ゴッド』とか渋目の作品なのだ
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.2

これは、R12だったような気がするがR15以上のほうがいいような。(笑)作品が何を言わんとしているのかが本当に分からず難解だった。露骨な過激シーンではないのに、映画からただよう艶かしい性描写がかなりキ>>続きを読む

BUNGO ささやかな欲望(2012年製作の映画)

2.5

文学作品の6話オムニバス。好みの問題だと思うが、うーん。元作品は全て素晴らしいのだが、監督に物足りなさを感じる。テレビドラマっぽい。残念。

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.0

シュール!特に松田優作さんがシュールすぎる。初めて観たが、ものすごい古い映画だけど、逆に古さを楽しめる感もある。家族のねじれとあの頃の青年の家庭内暴力をシュールに描いた作品。食事シーンの気持ち悪さを、>>続きを読む

愛、アムール(2012年製作の映画)

3.2

「愛している」。人は簡単にそう言うけれど、お互いの体が老いて介護が必要になったとき、愛はどうなるのか?と課題を投げかける。妻の自尊心を思うあまりの行動か、夫の共依存による行動か、見る人により受け取り方>>続きを読む

Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン(2005年製作の映画)

3.0

2012年のキネマ旬報ベスト10の邦画部門第一位作品である「かぞくの国」のヤン・ヨンヒ監督のドキュメンタリーフィルム。この映画を観てから「かぞくの国」を観ると、より作品の理解が深まる。帰国事業で北朝鮮>>続きを読む

ピンポン(2002年製作の映画)

3.5

松本大洋の漫画はもちろん読んでないが、漫画のキャラが飛び出したような躍動感がある。卓球シーンも迫力があったし、窪塚洋介さんのキャラが際立つ。役者さんだなぁと思う。さらに、井浦新さんもいい。漫画が原作の>>続きを読む

PicNic(1996年製作の映画)

3.5

完全版のBlu-rayで鑑賞。公開時、問題になりカットされた部分が含まれている岩井俊二監督のショートフィルム。この内容なら72分だがちょうどいい長さだと思う。相変わらずの残酷な美しさ。ちょっと観ていら>>続きを読む

ラストエンペラー/オリジナル全長版(1987年製作の映画)

4.0

オリジナル全長版をBlu-rayで鑑賞。まさに、壮大なスケールで描いたベルドリッチ監督の傑作。衣装とか宮殿の色彩、柔らかいシルクとかの布の表現の仕方がすごく綺麗。まさに、映画のような哀愁に満ちた溥儀の>>続きを読む

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0

観たのは2回目。とにかく、デンゼル・ワシンンとイーサン・ホークの相反するキャラがすごい。演技が素晴らしく感情移入しやすい。シナリオにも矛盾がなく、最後まで全てのシーンが繋がっていて秀逸。新人警官のトレ>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.1

主役のライアン・ゴズリングは、カッコよかったが、ストーリーが有りがちというか単純すぎて物足りない。主人公は、寡黙で優しい人なのか、悪い人なのか、ちょっとわからなくなるような設定は、ちょっと雰囲気があっ>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度観ても良い映画。デジタルリマスター版で観直した。昔から映画とはいわゆる娯楽。人々は現実とは違う世界に感情移入し、喜び、怒り、泣き、感情を震わせる。でも、生身の人間の人生は決して映画ではない。都合の>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.2

雨の新緑のアニメーションがとても綺麗だった。短編アニメなので、シナリオには若干物足りなさも感じるが、短編として考えると、とても綺麗にまとまっている。相変わらず、新海誠監督が描く男の純情と青春は、男性目>>続きを読む

風切羽 〜かざきりば〜(2013年製作の映画)

2.5

映画というメディアを通して、児童虐待を考え、世界を変えるきっかけに、という作品であるが、監督が一番伝えたかったのはなんなのか?焦点が定まらなかった。状況説明が少ないシナリオは嫌いでは無いが、これはちょ>>続きを読む

孤独な天使たち(2012年製作の映画)

3.5

とにかく映像美が好き。薄れ汚れた地下室にこもる少年に絶望感を感じさせないカットが、なんとも美しい。いわゆるなんでもない青春映画が、監督の力によって、こんなにも上品な作品になるのか、と脱帽する。説明がほ>>続きを読む

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.5

それは贖罪か愛か。とても深いテーマを、過剰な演出なしに淡々と描かれた所に、逆に残酷さを感じた。残酷な記憶を、忘れるのではなく、あえて向き合う事で、人は立ち直れるのか?きれいごとばかりで生きられない。人>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.5

面白かった。冷たい都会の中のホームレスと家出少女。雪の大晦日。暖かい家がない3人。でも、なんか彼らの周りは暖かい。そんな映画。「おかれた環境の中で、最善を尽くすこと以外、何があるというのか?」いい台詞>>続きを読む