YokoGotoさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

YokoGoto

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Calling(2012年製作の映画)

1.6

精神を病んだ妻を愛し続ける葛藤を描いてるが、その背景の説明不足が否めず感情移入しずらい。説明が足りず、個々の感性でとらえる映画なんだろうが、もうちょっとそれがわかるカットをはさんでほしかった。

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

2.3

松田龍平さんのキャラ頼みって感じの仕上がりだった。細かい演出がちょっと不足してて物足りなさを感じる。普通のお兄さんなのに、どこか魅力的っていう感じが、ちょっと足りない感じがした。

ペタル ダンス(2012年製作の映画)

3.2

前作の、「好きだ、」が大好きで、待ちに待った石川監督の最新作。全体がゆるやかなモノトーンに見え、女優4人の繊細な心理描写だけがくっきりと浮かび上がるゆったりとした作品。映像の美しさと、ドキュメンタリー>>続きを読む

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.2

久しぶりに見直して、素晴らしいと改めて思った。青年の危ういモラトリアムは、大人になっても違う形で続く。青年を取り巻く2種類の乾いた大人たち。悲しいまでの無関心な大人と、甘い声で擦り寄り、青年をダメにし>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

3.1

松田龍平さんは、邦画界の宝だと再認識。映画自体は、2時間に収めきれなかった感じがして、これこそ、連ドラでも良かったのではないかと思う。日本語は時代と共に生きていて、誰かとつながりたいから言葉を紡ぐ。も>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

初期の北野映画の、この独特の哀愁は、本当に秀逸。台本も演出もなく、“芝居してはいけない”という映画作りの中、これだけの作品になったのは、全員、演技派の役者さんを使っているから。全編通して、多くのセリフ>>続きを読む

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.0

すごく久しぶりに観直したが、やはり初期の北野映画は素晴らしい。主人公のろうあ者の青年と少女は、台詞が一つもない。手話でも話さない。それなのに、心が繋がっている音がする。余計な説明もないし、ラブシーンも>>続きを読む

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

3.4

最近の邦画としてはとても丁寧に作られている気がする。女性監督ならではの視点。R15なので過激なシーンがいくつもあるが、それは物語でとても重要なエッセンスとなっていて、とても渋い。生と性が複雑に絡み合い>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.3

CGアニメがとても綺麗。初恋の引きずり方が男性目線の映画ですさまじい。季節の空気感で切なさを演出するあたりは、しみじみした。

ちりも積もればロマンス(2011年製作の映画)

2.0

なかなか可愛らしいラブストーリーだった。わりと、好きな感じ。

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.2

社会派の極めて重い映画。“私たちの闘いは世界を変えるためではなく、世界が私たちを変えないようにするため。”という台詞が印象深かった。主役のコン・ユssiは、イメージを変える良い作品になったと思う。R1>>続きを読む

今、愛する人と暮らしていますか?(2007年製作の映画)

1.1

映画というよりドラマ。展開にもメリハリないし、あまり面白くなかった。

夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.2

主役の二人だけではなく、脇役のキャラクターまで丁寧に描いているため、それぞれのキャラが際立っていた。説明いらずで、それぞれの登場人物の人生が透けてみえる。相変わらず、所々にアドリブともとれるような自然>>続きを読む

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.9

相変わらず西川監督の世界観がいい。鶴瓶さんと八千草薫さんがものすごく良かった。医療の現場を知ってるだけに、こぎれいに描く医療ものは嫌いだか、これはすごく良かった。“ふと思うんです、あの先生だったら母を>>続きを読む

蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.6

この監督は、家族の日常をリアルに描くのがすごくうまい。役者さんも生き生きしている。宮迫さんがピッタリはまっている。白々しい家族愛ではなく、それぞれが少しずつ不誠実な様を、ものすごくリアルに描けていた。

ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

良作。とにかくオダジョーは色っぽくすごくカッコ良かった!更に、香川照之さん演技が素晴らしい。主役二人の演技がほんと際立つ。奔放な弟と、生真面目で実直な兄。キャラ作りも素晴らしい。ジワリジワリと物語を進>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

正直、心の底からいい映画だと思ってしまった。初めて満点をつけた。前科者のニートと、大金持ちの障がい者。これこそ、押し付けがましくない、真のバリアフリーなのでは?と。全くわざとらしさがない。心の奥底がホ>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.0

あまりにも美しすぎるほど美しく描きすぎていた。それ故に、どうしても、戦闘機としての“美しい飛行機”を造るということへの矛盾が消化しきれなかった。風立ちぬの宮崎監督の企画書(web)にもあるが、“夢は狂>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

3.5

映画らしい映画と言う感じ。史実に基づいているというが、史実自体が映画のシナリオみたいだったんだ!とビックリ!なによりも、イラン兵士や群衆のリアリティがすごかったと思う。役者さんだったのだろうか?ノンフ>>続きを読む

凍える牙(2012年製作の映画)

2.0

直木賞受賞作である乃南アサさんの原作は読んでないが、映画はイマイチ。ストーリーは面白そうだったのに、演出が良くなかった。サスペンスなのに、ハラハラ、ドキドキさせられない。監督のせいなんだろうなぁ。韓国>>続きを読む

新しい靴を買わなくちゃ(2012年製作の映画)

1.9

脚本 北川悦吏子、岩井俊二プロデュース、音楽 坂本龍一、というから、どんなんだろう?と思ってみたが。出演者は4人しかいないのに、全員の演技が微妙に残念で、感情移入できなかった。中山美穂さんは、前作のサ>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

1.7

混沌とした高校生のリアルな空気感はでていたけど、映画としてどうなんだろうか?という感想。ターゲット層も見えない。何が言いたいのか?と考えてたら終わっちゃったもいう感じ。私には良さが分からなかった。

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

2.0

都会の喧騒の中、まるで音をなくしたような一つの家族。めいめいが、好き勝手に行動していて、まとまりが無く見える。でも、一見平凡に見えても、実はソナタのように、音を奏でているもの。そんな物語だった。映像は>>続きを読む

ももへの手紙(2012年製作の映画)

2.0

ありがちなストーリーだったが、とても日本らしくて可愛い映画だった。呉の御手洗の街がモデルになっていて、ついこの間行ったばかりだったので、余計親しみを感じた。

僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.(2011年製作の映画)

1.3

あまりにもキャストが今時なので、あまり期待していなかったが、ベトナムロケのリアリティがとても良かったと思う。ポルポト政権下での悲惨な出来事を、現地のガイドさんの解説で学ぶシーンはドキュメンタリー撮影だ>>続きを読む

アンフェア the answer(2011年製作の映画)

1.2

ツッコミどころ満載のシナリオとStory展開。ハラハラさせるシーンを無理矢理繋いだ感じが否めない。猟奇的なシーンは、韓国映画のチェイサーそっくりだった。いろんな事無理矢理くっつけすぎ。

ペンギン夫婦の作りかた(2012年製作の映画)

1.0

実話だと知らずに観たので、映画というより、テレビドラマという感じというあっさりした感想しかなかった。でも、夫婦とは、美味しいご飯を一緒に食べ、楽しみを共有し、平凡な日々を最も長く共有する存在であり、そ>>続きを読む

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.1

すごい映画だった。親子は、特別な努力無しに、分かり合えるものだと錯覚してしまう。しかし、実際は、例え親子であっても別々の人格であり、親子ゆえに残酷に苦しめてしまう事がある。残酷なシーンは一つも描いてい>>続きを読む

デンジャラス・ラン(2012年製作の映画)

3.8

デンゼル・ワシントンの演技あっての作品という感じ。とにかく演技と雰囲気がスゴイ。私には、ちょっとアクションシーンが多すぎた。もうちょっと心理的駆け引きを多くして、サスペンス感があったほうが、より好み。>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

2.1

実は、始めてみた007シリーズ。ボンドは雰囲気あったが、シナリオがいまいち。マカオと上海ロケのシーンがすごく綺麗。長崎の軍艦島も雰囲気はあった。でも、やはり、シナリオの物足りなさが残念。

アジョシ(2010年製作の映画)

2.1

ウォンビンはかっこいいが、映画としてはつまらない。

コラテラル(2004年製作の映画)

4.7

これはオモシロイ。トム・クルーズとジェイミー・フォックスは、通常なら、どうみても役柄的に逆なんだろうが、この配役が絶妙にマッチしている。それぞれのキャラ作りも良かったし、シナリオに無理がなく、すべての>>続きを読む

軽蔑(2011年製作の映画)

1.2

地味な邦画で私好みかとおもいきや、映画としてはつまらなかった。シナリオのせいが大きい。高良健吾さんは、蛇とピアスの時のキャラに酷似してて、新鮮味もない。鈴木杏さんの体当たり演技はすごいが、映画としては>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

4.4

全体通して、若干、主人公の心の変化への説明不足な感じが感じられたが、それ以上に、俳優さんの演技に圧倒されてしまったため、最後まで押しきられた感じ。相変わらずな残酷なまでの描き方であったが、その反対をな>>続きを読む

蛇にピアス(2008年製作の映画)

1.6

原作の世界観は何となく分かるような気がしたのだが、その映像化に無理があったのかいまいちだった。主役の吉高さんが演じきれていないし、痛みを感じていないと生きている感じがしない主人公のバックグラウンドが伝>>続きを読む