ykさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

映画館で観なくて良かった。
あんな大スクリーンで観たら心臓が止まってしまいそうなくらい、後半は展開が読めなくてずっと息が詰まりそうだった。

印象に残ったのは「雨」と「臭い」の描写。

激しい雨はうね
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

全てを解き明かせたら、書きたいと思います…(そんな日来るのか)

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.4

2人のピンチを救ったのは、自分自身の想像力と、これまで助けてきた人々だった。

人に対する良い行いは必ず返ってくる。
いろんなことがある世の中で、もしかしたらこの考え方さえ妄想なのかもしれないけれど、
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ソルト(2010年製作の映画)

3.5

流し見するつもりが、読めない展開につられてしっかり見てしまった。

守るものがある人は弱い?
いえいえ、めちゃくちゃ強いんです。
愛に勝るものはないのです。

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.6

シルバニアファミリー好きにはたまらない、床下のドールハウス。
私も見つけたら手に取ってしまうかも。

共存とは。
ハルさんのように、一方を支配することではないのは言うまでもないが、
翔のように、自分の
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.5

息ができないほど泣いた。

権力を前にした人の命の、なんと儚いことか。
身も心も痛くて、思わず目を背けてしまいたくなる。
罪とは何か?正義とは何か?
もしかすると、人は贖罪のために生きているのかもしれ
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.6

苦しい戦争の時代を経て、東京オリンピックに向けて活気付いていた時代。
登場する学生たちの姿は、この時代の社会の縮図のような気がする。

戦争で家族を失い、それぞれが複雑な背景を抱えながら、学校では自発
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.7

期待を裏切らない展開が爽快。
ダー子たちの嘘が平然と存在することが許されるのは、愛だけは弄ばないからなんだろうな。



三浦春馬さん、失うのがあまりにも惜しい、才能溢れる魅力的な方でした。
新たなご
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

最終的に違う道を選ぶとしても、その決め手は、一生懸命やり遂げた人にだけ見えるものなんだろう。
まずは置かれた場所で咲いてみよう。話はそこから。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.7

ラストで、壊れたデロリアンを前に、落ち込むマーティ。
機関車に乗って現れたドクを見たときは、さすが期待を裏切らない男だよ、と思うと同時に、希望を失わせないこの映画の魅力を再認識した。

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.6

未来からやってきた息子とも知らずに、マーティにぞっこんになる母には笑った。
ドクが撃たれたシーンは衝撃だったけど、そんな未来忘れるくらいには過去がおもしろかったよね。

戦場からのラブレター(2014年製作の映画)

3.9

時代に翻弄されながらもひたむきに生きる女性の力強さたるや。
この映画でアリシア・ヴィキャンデルが好きになった。
和題は「戦場からのラブレター」よりも、直訳の「青年の遺言」のほうがしっくりくるような、多
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0

この世界観はたまらなくわくわくする。
こんなストーリーや絵を生み出せるような人になってみたい。
千尋やハク、カオナシたちの孤独と優しさが、静かな昼間の凪と、夜の眩いネオンの影に染み入っている。

あの
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アイランド(2005年製作の映画)

3.3

設定としては「わたしを離さないで」に似ているけれど、
登場人物の心情描写に重きを置いていない分、楽に観れる。
絶対上手くいく派手なアクションが爽快。

同じ支給服のクローン達が一斉に丘を登るシーンはシ
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ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

3.4

子ども向けのこの映画を、社会学的視点で観てみると、「マイノリティ」「カテゴライズ」というキーワードが浮かびあがってくる。

モーグリを「人間」というカテゴリーでしか捉えていないシア・カーンとの対峙の時
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ピカチュウのぷっくりほっぺと、ピカピカ言うてるときの声と、中身おっさんなのにたまにぶりっこするところが、たまらん可愛い。

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.7

綾瀬はるかの傍若無人ぶりに、
「こんな扱いされたらどんなに憧れてた人でも冷める」
「所詮恋は外見ありきだ…」
と斜めから見てた前半。

侮るなかれ、この映画の真価は後半にあり。

好きな人に触れられな
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.8

変化をもたらせる人ってかっこいい。
その変化に素直についていける人もかっこいい。

疲れてても、落ち込んでても、この映画を観てると、気付いたら明るい方へ引っ張り上げられてる。

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.6

飛び立つ飛行機に掴まる話題のシーンが、だいぶ序盤で登場してびっくり。
アクションって、どこまで本当にトム・クルーズがやってるんだろう。まさか全部?

イーサンとベンジーの掛け合いが最高。
ユーモアを忘
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

3.8

子どもたちはいずれ大人になり、おもちゃの出番はなくなっていく。
ゴミ処理場で、燃やされる運命を受け入れようとおもちゃたちが静かに手を繋ぐシーンはとても切なかった。
時の流れや子どもたちの成長はどうしよ
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.5

塔の上から出られないラプンツェルの姿は、コロナ対策で家から出られない今の私たちの状況と重なる。

外の世界は美しいもので溢れていて、未知のものへの好奇心が駆り立てられて、家の中の何倍も鮮やかだから、み
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名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

3.4

後半のアクションシーンの迫力がすごい。
コナンシリーズの中でも、なかなかのスケールの大きさなのでは?(ありえなさと比例)
ラストはちょっと切なくて、一気に現実に引き戻される感覚だった。

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.2

京極の最後の一撃のシーンで急にタッチが変わって、
あれ?私いま何の映画観てたんやっけ?ってなった。

そして、絆創膏の秘密よ…(これを可愛いと思えるほど純粋な私ではない)

ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

4.8

後半は本当に涙が止まらなかった。

第二次世界大戦後のシチリアの村。
学校では当たり前のように体罰が行われ、戦地に召集された父は戻らない。
そんな暗い時代の希望として存在する映画館で、客は大きな声で泣
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

あまりにも純粋な一夏のラブストーリー。

エリオの心情そのままの音楽、一瞬たりとも輝きを失わない北イタリアの夏の風景、まとわりつくような互いの眼差し。

美しさの中に時折感じる生々しさが、「今しかない
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.0

この世の日常は、死神にとっては初めての経験ばかりで、素直に感動して目を輝かせる彼は子どものよう。
こんな新鮮な感情で毎日を過ごせたらなぁ。

「去り難いだろう?それが人生だ。」という台詞が印象的。
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.7

インド社会が抱える問題は深刻かもしれない。でもこの国には「All is well」で立ち向かう明るさがある。

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.4

私もこのくらいの時、自分のことあんまり好きじゃなかったなあ。
独占欲が強くて意地っ張りで、触れたら粉々になりそうな杏奈を見ているのは苦しい。

隣の芝生はいつまで経っても青いけど、案外自分の家の芝生も
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

ただまもちゃんへの引力に従うテルコが羨ましい。
テルコになりたいかと言われるとそんなことはないけど。

「愛がなんだ」はテルコの主張だった。
愛とは何か?なんて問うて愛を語ろうだとか、関係性に名前をつ
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.3

なんでもない日常を楽しむ。
関わる人たちとちゃんと向き合う。
特別を求める必要はなくて、ただまっすぐに、目の前の人や日々を大切にすればいい。
飾らない世之介の生き方をみてると、幸せはシンプルなものなん
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.1

ジェシーの無条件にセリーヌの全てを受け入れる覚悟、これこそが本物の愛なんだ…
私だったらあの状況でふざけ倒すジェシーを拒絶すると思うけど、最後の最後でジョークに乗っかるセリーヌもまた、ジェシーを愛する
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.5

とにかくラストがいい。
ある時点では同じ熱量で互いを思い合っていても、いつまでもそうとは限らない。
かつて共に過ごした時間の愛しさと、いつしか離れていった距離がもう縮まらないことに気付く切なさが胸に迫
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

ここまで蔑まれる埼玉って一体。
でも端々に愛が見えるから嫌な気持ちにならない。
(麗が草加せんべい踏めなかったり、百美が麗のために恐る恐る埼玉に足を踏み入れたり…可愛い)
勇気ある踏み切った設定がいっ
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.3

都会の高層ビルを、バカでかいオオカミとゴリラとワニがよじよじ登っていくのがなんかよかった。(浅い)
ジョージと人間のコミュニケーションが、この映画で唯一深い。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

カルリートスの犯す罪の重さと、彼の言動の軽さ。その差が広がるほど、この実話の現実味を奪っていく。
ただ欲望のままに、なんでも手に入れてきたカルリートス。初めて手に入らなかったのがラモンの愛だったのか。
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