yoruhoさんの映画レビュー・感想・評価

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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

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まだ7月ですが、2023年の映画ベストに入りそうな作品でした。
シルバニア好きな人とかたまらないと思います。私も開始1分でたまらなくなりました。

小さな体で常に前に進もうとする強かさを持ち、家族とペ
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

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予告で気になり鑑賞。
まず1番に思ったのが、世界観とキャラデザのよさ。個人的な好みで、カンフーパンツにハイカットのコンバースを履いた少女が初っ端に出てきてこの時点で「最高…!!」と心の中で叫んでいた。
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

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『死刑にいたる病』のサイコパス役の阿部サダヲさんがあまりに良く、この作品でも見られるかも♪と思い手を取りましたが、予想も想像も超えて阿部サダヲ…最高……!という気持ちでいっぱいになりました。

十和子
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

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上映予定の映画一覧を眺めていて、なんとなく気になり観に行った作品。
中盤から、ずっとこんな映画を観たかったのかもしれないと思いながら、彼らの日常に没入していた。

学校終わり、自転車で走り回り仲間を集
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エゴイスト(2023年製作の映画)

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予告で気になり、原作を買って読んだら素晴らしかったので、映画の公開楽しみにしていた作品です。
俳優陣の演技がドキュメンタリー作品かと思うほど自然な上、状況説明のようなナレーションもほぼなかったので、原
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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本棚には並んでるものの、漫画を通しで読んだのも結構前で、プロモーションも不安になる程最小限だったので楽しみにしつつも、軽い気持ちで観に行った。
映画が始まってすぐ、The birthdayの曲が流れた
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RRR(2022年製作の映画)

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ラージャマウリ作品は嘘みたいに評価高い上に、大体「最高!(語彙消失)」みたいな感想が多く、天邪鬼な自分は気になりつつも今まで観てこなかったんですが、今回観に行って本当によかった。
この映画から受け取れ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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前情報入れず、「マキタスポーツ出てるしなんか面白そう」くらいで観に行ったら久々に劇場で声出して笑いました。めちゃくちゃ面白かった。

緩急の演出も素晴らしく、クセになるテンポで話が展開していくのがとて
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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動物たちの眼差しが丁寧に撮られていて非常に素晴らしかった。この画を体験出来ただけでも映画館で観る価値があったと思う。

終始不穏な雰囲気の中、布団の擦れる音や、本のページをめくる音が穏やかで生活の愛お
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

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あまりにも良くて2日連続で観た。この愛の物語に出会えて本当によかった。

あらゆるカットが誤魔化しなく描かれていてその場の空気感をリアルに感じることができ、特に命を扱う酪農のシーンは見応えがあった。(
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流浪の月(2022年製作の映画)

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この映画は大切に観ようと決めていて、人が周りにいない席をとって鑑賞。映像そして映画館で観られて本当によかった。
原作が宝物に感じる人にこそ観て欲しい実写化映画になってたと感じました。

改めて流浪の月
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

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他人の気分や衝動で、自分が動かされ一喜一憂していることへのモヤモヤがずっと続くので、終始登場人物たちにハンカチを投げつけなくなるような気持ちで最後まで鑑賞。

仲原くんがめちゃくちゃよかった。
相手の
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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寄り添ったときに身体が擦れる音とか、そんな日常的で微かな音がとても愛おしかった。
他人のこと、自分のこと、住む街のこと、未来のことへ思いを馳せること、一つ一つに焦点を合わせると考えさせられることは勿論
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

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久々にエンドロールに入った瞬間拍手したくなるほど、しっかり目を覆いたくなる胸糞悪い作品が観られて大満足だった。
心理的にも身体的にも追い詰めてきて、グロシーンもだいたい全部見せてくるサイコ映画のハッピ
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

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今まで何も思わず過ごし、歩いていたいつも通りの風景の見方が変わる映画。

自分の行動で手遅れと思うことが起きた時、他人の身体的な痛みや苦しみに対してはまるで見えてないかのような振る舞いがとても恐ろしか
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

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寓話的で、リアルとファンタジーが入り混じったストーリーがたまらなかった。
終始無垢すぎるラザロが愛おしくて仕方がなかった…。周りの人間臭い登場人物たちとのやりとりでよりそう思わせる。
ラザロと登場人物
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

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今作は特にキャラクターたちの関係性がとても素晴らしく描かれていてすごくすごくよかった。

自分はショーの裏側と表側どちらも観ている“映画の鑑賞者”でしかないはずなのに、その場で舞台を観ている観客のよう
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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気になってたけど行くかどうか悩みながら、ネタバレ踏まないようにそっとレビューを覗いてたら「映画館で観るべき」と書いてあったので、観ることを決意。
映画館ですべき映像体験が出来ました。

ルビーが歌って
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

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好きな作品でモチーフに使われてたので視聴。
刺激的すぎる内容と、ド派手なカット、人間離れしてる菅原文太さんが凄まじくて思わず笑ってしまうほど圧倒された。今では撮れない映画なんだろうなと興奮しながらずっ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

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面白かった〜!!
白人側へフラストレーションが溜まれば溜まるほど観た後気持ち良くなれます。
徐々に物語が紐解かれていく感じもよい。

思い返すとここまで後味がよいサイコスリラー映画ってあまりない気がす
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ファニーゲーム U.S.A.(2007年製作の映画)

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前評判で気後れしてたのもあるが、期を逃しずっと観れてなかった映画。観てよかった。

まずは導入のヘヴィメタル調の曲が最高。これを聴いて、胸糞映画なのはわかりつつ、どんなド派手なことをやってくれるのだろ
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

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観ていて、人を想う気持ちを端正することが正しいわけがないと思いながら見ていた。
ジャレットも、母親も父親もみんなが決して失ってはいけないものに気付けたこと、受け入れられたことが救いだった。

ドランが
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

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たまたま近くの古本屋でムーミン全集を手に入れて読んでいる最中なのもあり、気になって観に行った。
トーベ・ヤンソンの人生にムーミンがどう寄り添って一緒に生きてきたかが感じられる映画だった。
自由であろう
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ムーンライト(2016年製作の映画)

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公開時に映画館で観た以来の観賞。
今まで観た映画の中で最も瑞々しい美しさのある純愛映画だと思っている。

眼差しが印象深い映画。
境遇や、不器用さから言葉に出来ない感情がその眼差しから痛いほど語られて
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

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後半になるにつれて変な汗が出て来て、この映像から早く解放されたいと思いながら、残り時間を3回ほど確認しつつ最後まで視聴した。

気分が悪くなるほど胸糞悪いのに、ショーを見てるかのような映像と構成で無理
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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差別の目を向けていたトニーが、初めてドクのピアノを聴き、才能を認め尊重する眼差し、そして尊重されるべき人だと周りに振る舞っていた姿が印象的だった。
物悲しさだったり、どうしようもない自らの激情を込めて
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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すごく久しぶりに映画館に2度足を運んだ作品になった。
上手く言語化出来なさそうな、感覚的にいいと思う部分が多く、2度目の鑑賞を経てようやく感想を書こうと思う。

ベル役が中村佳穂さんだと発表された時、
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

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「家族を大事に」という言葉が重く、辛い。
大事にしたいものを大事にするほど、社会や生まれながらの環境や境遇が壁となって崩れていく様がやるせなかった。
映像も淡い光が物悲しくも美しい。観てよかった。

ライトハウス(2019年製作の映画)

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狂っていくロバート・パティンソンが観たくて観賞。
白黒ならではの美しくも強烈なコントラストと、悪夢みたいな幻覚、幻覚ならどれほど良かったであろう現実が最高。音の不気味さも印象的。
後半からラストのどん
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

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最後の最後までぐいぐい引き込まれた。
途中、もっとこの映画を堪能し続けていたくて、何度か残り時間を確認してしまった。今までネトフリオリジナルの映画になかなか触手が伸びず、今回初見だったのでこんなにも面
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

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映画を観る前はミステリー映画だと思ってたけど、ヒューマンドラマにも感じた。
今まで感じていた生き辛さに答えが与えられること。本来の種族として振る舞い、本能をむき出しにする解放感。自然と一体化し、動物と
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

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夜という時は、繋がりを深める特別な時間が流れてると思う。まるで世界に自分たちしかいないような感覚、1人でも常に相手を側に感じすぎる感覚。
2人で月食を見に行った夜を境に、彼らの関係値が高まる様が純度1
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

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SNSでの評判が気になり、前知識0の状態で観に行った。
演習・音響・作画含むアニメーションの凄まじさに圧倒され、ずっと鳥肌が立っていたのは、この作品への心構えの仕方がわかってない初見だからこそだったと
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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物作りしてる人は何かしら思うことある作品なんじゃないかと思いました。
正解か不正解かわからない一筋の光を掴む為に食らいつく、創作の苦しさを丁寧に描いてくれていて嬉しかった。
良し悪しはどうであれ、こだ
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神のゆらぎ(2014年製作の映画)

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すごくいい作品でした。
信仰の深さや生き方、選択の大きさと良し悪しがどうであれ、最終的には全てに何かしらの終わりがくる。
死も生も、奇跡が起こらなかっただけなのか、運命だっただけなのか、神が気まぐれに
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

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ラストの空気感最高!ラブコメだっけ?ってなった。ニコラへの愛情と二人の友情、壊れなかったのが後者でよかった。

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