殺し屋がやり損ねると、その代償は高い。だが代償を与える相手を間違えると・・・。冷徹な研ぎ澄まされたメカニカルな殺し屋の凄み。無駄のないテンポの良さ。クールで怖いのだ。
衝撃の展開。狡猾な異常者と関わってしまい、ジワジワと追い込まれる心理的恐怖。この映画がすごいのは、その恐怖が最後の最後まで続くところだ。さすがヒッチコックのサスペンス・スリラー。怖いなぁ。
まさに手に汗握り、息が詰まりそうになる大迫力の戦闘ヘリコプターの攻防。陰謀を暴いて敵に追い詰められ、逆に敵を追い詰めていくロイ・シャイダーにハラハラドキドキさせられる。LAを縦横無尽に飛び回るヘリのバ>>続きを読む
何か漠然とした不穏さを感じつつも、この四人の退役軍人+ワン、どこか笑えるなぁ、などと牧歌的雰囲気に油断してたら、後半のとんでもない展開に度肝を抜かれた!あぁ、何ということだ。体が釘付けになって動けなく>>続きを読む
バルジの戦いの史実映画と思ったら、それに名を借りた特命アクション・エンターテインメントだった。でも戦闘シーンは迫力。
冬のベルギー戦線。派手な戦闘シーンはなく、アングルはほぼ一定の近距離。それが返って、仲間が死傷して物資の補給も細り、雪の中徐々に追い詰められていく兵士たちの状況を浮き立たせるのだ。
まるでミステリー小説を読んでいるかのような極上サスペンス。謎が解けないばかりでなく、ラストはあらぬ展開にビックリ。モノクロの雰囲気も素晴らしい。
初めて観るグレタ・ガルボの映画。パリを舞台に社会主義と資本主義に身を置く男女のロマンスをユーモラスに描く面白い設定。ガルボの振り幅の大きい演技が見もの。ガルボは知的でスタイリッシュで素敵だなぁ。
淡々とした描き方ながら、これじゃあ息子たちがあまりにも可哀想だ、と思わず感情移入してしまう家族の物語。問題行動を起こしてしまう息子たちが切ない。特に心の奥にずっと閉じ込めていた親に対する複雑な感情が思>>続きを読む
西部劇の悪役でお馴染み、リー・ヴァン・クリーフがクールなガンマンを演じるマカロニウエスタン。予想を裏切るミステリー的展開も楽しめる。マカロニウエスタン特有のファッションとBGMがカッコいい。でも、イタ>>続きを読む
テンポ良い展開と台詞のキレと小気味良さ。迫真の青春群像劇。実話という重みによるものなのか、アクション映画でもないのに、この迫力とエネルギー、ドキドキ感はいったい何だ。予想を超える面白さ。「ゾンビランド>>続きを読む
戦前のヒッチコック。深まる謎に引き込まれてしまうのだ。トレイン・ミステリー。
ゾンビランドに続編があったとは。前作に比べてコメディ度が増し増しのエンターテインメントアドベンチャー。ゾンビの新種が登場するも、前作より存在感とパワーが軽い気するなぁ。
設定がいいなぁ。現在では大物となった若き頃の俳優陣もいい。キモ可愛い系ゾンビアドベンチャー映画。
前半を何とかやり過ごし、後半の法廷展開で緊迫が増してくる。ベトナム反戦運動のエネルギーがそれなりに伝わってくるのだ。
ヒッチコック映画常連のジェームズ・スチュワートと今回の相方のドリス・デイが、ジリジリと胸が締め付けられるような不安に満ちたサスペンスを熱演。クラシカルな趣きがまたイイのだ。
大物俳優共演。でも、それにしては内容が浅くないか?あんまりピンと来なかったなぁ。
モノクロ映像の美しさの中の大人の切ないラブコメディ。ジャック・レモンの何とも言えない繊細で豊かな表情と所作が素晴らしい。気分が古き良き時代のアメリカにタイムスリップしてしまうのだ。若い頃のシャーリー・>>続きを読む
かなり都合の良い不死身ぶりだが、なかなかどうしてスケールのでかいコミカルタッチのお宝探しものアクションアドベンチャー。最後まで楽しませてくれるのだ。マコノヒーのダーク・ピット、カッコいい!
細やかな緊迫サスペンス会話劇で、まるで上質な舞台芝居を観ているかのようだなぁ。それにしても後半の緊迫のハラハラ展開はどうだ。舞台となる仕立屋の雰囲気と主人公のクールな演技が一層物語を引き立てる。そして>>続きを読む
見始めて、ちっとも日本を感じない。登場人物もアメリカのどこかにいるアジア系にしか見えない。アメリカ的日本もどきが舞台の映画。唯一の日本人といっていい真田広之が異質に見える。とは言えストーリーがジワジワ>>続きを読む
かなり雑な展開に思えるが、返ってそれでテンポ良く無駄のない上質の緊張感とスリルを感じられるのだ。流石のマイケル・ダグラス。役者がちがう。
モンタナが舞台というだけで惹かれてしまうなぁ。物語はほぼ笑顔なしの重苦しい家族の葛藤。傷ついた苦しい心と広大で美しいモンタナの風景の微妙なアンバランスさが何とも言えないのだ。
やることなすこと、やけにリアル。そして登場人物も演技とは思えないリアルさ。後で解説を読んでびっくり。そしで、あの「ノマドランド」を撮った監督だと知ってまたびっくり。どうしてこんな映画を作れるんだろう。>>続きを読む
戦後アメリカでの赤狩りはかなり辛いなぁ。その弾圧の中、知性的な行動とともに信念を貫いて、数々の名作を生み出したこの名脚本家に拍手を贈りたくなるのだ。カーク・ダグラスは爽快!
開放的でハッピーな気分になるなぁ。キューバ音楽に乗ってアメリカ南部の街と美味そうな料理を堪能できる親子と仲間の楽しいロードムービー。アメリカだなぁ!
イーストウッドと若きジェフ・ブリッジスの異色の組み合わせ。クルマを取っ替え引っ替えカントリーロードをひた走る軽快なクライムコメディ・ロードムービー。アメリカ的だなぁ。ラストは何とも言えない気持ちになる>>続きを読む
今回も底抜けに笑わせてくれる。回を追うごとにクレイジーにぶっ飛んでるチャウが面白さに輪をかける。凄まじいキャラだなぁ。ラストも強烈!
パワーは一作目に届かないものの、相変わらず腹の底から笑わせてくれるのだ!
とんでもないにも程がある底抜け脱線ハチャメチャコメディ。でもミステリー仕立てで最後まで謎がわからない上質なストーリー展開。この四人組、腹の底から笑わせてくれるなぁ。
恐怖の運搬。緊張の連続。ロイ・シャイダーはクールでカッコいい。
豪華なキャストだなぁ。でも自分には内容を今ひとつよく把握できなかった。
夢があるなぁ。空を飛びたくなる。冒頭からすっかり世界観に引き込まれてしまった。キャラクターたちの実写にも負けないイキイキとしたこの躍動感はどうだ!美しい背景画と音楽、そしてダイナミックなアングルの中で>>続きを読む
弱み(?)を持ちながらも強い信念に基づいて、キング牧師の歴史的演説で有名なワシントンでの大行進を実現させた、とても人間臭い立役者の功績。サラリと流した展開ながら、見応えあり。
テレビドラマも面白かったが、劇場版もなかなか重厚なストーリー展開。それぞれの立場にとっての正義とは何か。竹野内と黒木のコンビは黄金比。
冬のニューヨークの美しい街並みにピッタリとハマったリチャード・ギアが何とも絵になって、いい雰囲気だ。でもストーリーは何だかよくわからないなぁ。