Yoshiさんの映画レビュー・感想・評価

Yoshi

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ロング・ライダーズ(1980年製作の映画)

3.7

アメリカではヒーロー的人気の実在した伝説のジェシー・ジェームズ強盗団。
"みんな大好きジェシー・ジェイムズとその仲間の物語のはじまり〜"、"みんなジェシーのことは知ってるよね"の体なので、知識のない私
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

ホロコーストものだから暗い。
ただ、ナチス将校との出会いのシーンで一気に解き放たれる。この一瞬に全ては収斂される。
しかも、この将校も実在だったとは…事実は小説より奇なり…やっぱり名作。

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.8

1作目と比べてファンタジー・コメディの色が濃くなった分、好みが分かれてポイントが下がるんだと思う。イギリスらしいユーモアの連射は相変わらずだけど。
更にお金かけてるからゴージャス極まりない。あの役にハ
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恋人はゴースト(2005年製作の映画)

3.7

あり得ない薄っぺらい邦題で損してるけど、よく練られた佳作だと思う。
名作“ゴースト"とよく似たプロットだけど、ゴーストほど重くないし、後味爽やか。
見始めはしっくり来ないのに、最後の方はもうマーク・ラ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.2

感動の渦がどんどん拡がっていく。
さすがの名作。そして名セリフ、名文句の宝庫。
ベン・アフレック演じるチャックがマット・デイモン演じる天才ウィルに「お前は俺達と違うんだ。お前の家に迎えに行って玄関をノ
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

キングスマンシリーズ初めて観た。
ミッションインポッシブルや007シリーズに勝るとも劣らない。英国風味とセンスの良いユーモアで全編通して洗練されてる。
キレとテンポがいい。本当に現代のスパイアクション
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

こういう古典のリメイクは難しい。
結局はそこに居合わせた全ての容疑者の個々の人間描写とキャスティング次第になってくる。
そういう意味では絶妙と微妙の中間くらい。
それに観た後の残尿感が結構ある。
CG
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.8

全編、洋服屋の室内だけで繰り広げられる密室劇。まるで舞台演劇を観てるみたいで心情描写が細やかで表情が豊か。
善良極まりない職人とシカゴギャングが絡み合うクライムサスペンス。ギャングの争いに巻き込まれる
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アクリモニー: 辛辣な復讐(2018年製作の映画)

3.7

たまたま観てしまったけど、最後までイッキ見した「危険な情事」ばりのサスペンス。面白かった。
前半は世間知らずのダメ男にイライラし、後半は粘着質のサイコパスが怖い。こりゃまるで「エスター」じゃないか?!
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80 For Brady : エイティ・フォー・ブレイディ(2023年製作の映画)

3.6

アメリカで圧倒的な人気のアメフトと、全米最高のスポーツイベント・スーパーボウルの凄さが分からない日本ではこの映画の醸し出すものってなかなか理解されにくいと思う。伝説のトム・ブレイディが映画のタイトルに>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.6

Ambulance/アンビュランス/救急車…なんともストレート過ぎるタイトル。救急車と警察のど派手なカーチェイス。それにしても今の警察車両ってこんなにお洒落でハイパワーだっけ?
話の流れはどこか非現実
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.2

90年代版「明日に向かって撃て」。いや「俺達に明日はない」か?
追っ手の警察官の中にも「パーフェクトワールド」の中のクリント・イーストウッドのような理解者はいたわけで、衝撃のラストはとても切ない。
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.8

こんな結末、実際には現実的じゃないと思うけど、そんな事はどうでもいい。
そんな些細なことは、ダコタ・ファニングの天使の演技に持っていかれる。何度も何度も里親の家を夜中に抜け出してパパに会いに行くシーン
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

ジュリア・ロバーツにイーサン・ホーク、マハーシャラ・アリにケヴィン・ベーコンまで、無駄に豪華なキャストが織りなす「終末映画」。

IT支配、脱炭素やエコだらけの現代の風潮をぶった切って、敵が多いアメリ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.3

この映像のみずみずしさは何なんだろう。観た人は必ず自分だけのお気に入りのシーンがあるはず。

映像美や音楽ばかりに目がいって綺麗な青春群像劇のイメージ優先のような気がするが、実は奥深くて滋味深い映画と
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夢を生きた男 ザ・ベーブ(1991年製作の映画)

3.5

球聖ベーブ・ルースが、いかにヤバかったが分かる。超のつく女好き、ルーズな私生活。ストイックとは程遠い。
日本の球聖・長嶋さんのエピソードは有名だが、どれも微笑ましくて聖人君子の域は出てない。
それでも
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.8

最初から最後まで面白かった。エンドロールで製作関係者を実際の学校のアルバム写真で紹介するなんてセンスいい。

バック・トゥ・ザ・フューチャーと部分的に似てるけど、これは今の時間軸の中で家族と対面するか
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カクテル(1988年製作の映画)

3.3

トム・クルーズがトップガンの勢いのまま、ハスラー2に続くミーハー路線第二弾。

やんちゃで不遇な男前が才能を活かしてのし上がる、その過程で女を利用しもて遊んで、遂に本当の愛に目覚める…絵に描いたような
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カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.5

デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンと凄いラインアップながらどこか中途半端。
コメディ映画にはなり切れてないから、ハリウッド映画産業のセルフパロディなんだろ。

フリーマンの悪役
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

サイレントからトーキーに移る激動期の映画界のドラマ。ひょっとしてストリーム配信や大衆の志向の変化等で大きな曲がり角に来てる今のハリウッドの映画産業に向けた警鐘、鎮魂歌じゃないかと思う。最後はハリウッド>>続きを読む

ウォール・ストリート(2010年製作の映画)

3.7

1987年の元祖ウォール街の主人公にして服役を終えた伝説の金融マン・ゴードン・ゲッコー、娘のウィニー、そして彼氏のジェイクの3人が回していく人間模様。

2時間の中にお洒落なニューヨークを舞台に色んな
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.6

ジェニファー・ローレンス以外には考えられないハマリ役。ジェニファー固定で『レッド・スパロー・シリーズ」って作れると思う。
最後の方の目まぐるしい展開についていけず、未だに何がどうなったのか分かってない
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

なんだこれ!?
日本のメディア、映画関係者は絶対観るべき。
ハリウッドの今世紀の大スキャンダル、ハーヴィー・ワインスタイン事件、#Me Too運動の口火を切った、ニューヨーク・タイムズの勇気あるジャ
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.6

これは観る状況を選ぶ。家族と一緒に観るなんてとんでもない。スッポンポンでボカシなんて無いから、かえって潔い。
ただ、どうしてもそういうところに目が行きがちだけど、実はテーマは内省的で色んなことを考えさ
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恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.9

ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンが紡ぐチャーミングな大人のラブストーリー。コメディ仕立てで、2人の名優が成熟した恋愛劇を創り上げる。

コメディを演じるジャック・ニコルソンには凄みを感じるし、
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

最愛の妻に先立たれて絶望の淵で自死を試みるオットー。そこに現れた無邪気な家族との友情。そして近隣住民やSNSレポーターにトランスジェンダー達に支えられ、支えるオットー。

派手なアクションもなければ、
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.8

ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツの2大スター好演。音楽で言えば一流ミュージシャン同士の楽しいセッションの感じ。
軽妙なセッションは阿吽の呼吸で、相当にアドリブが入ってると思う。バーでの飲み比べ
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355(2022年製作の映画)

3.6

チャーリーズ・エンジェルをシリアスにした感じ。世界を滅ぼす悪のディバイスを獲り合うスパイアクション。裏切りの連続で一転二転するけど、まあ想定内というか凡庸。
ジェシカ・チャステインの演技には強さの中の
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

2.6

このシリーズはこれまで観たことないし、予備知識ゼロで観たけど、時間の無駄遣いだった。
うっすいストーリーをごまかすように、やたら撃ち合い、殺し合う。しかも何のリアリティもなくポイント稼ぐゲーム感覚。
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ミス・リベンジ(2019年製作の映画)

3.4

チープだけど面白かった。
全編メキシコ・ティファナが舞台というのがいい。サンディエゴと国境隔てて別世界のティファナ。街を歩くと鼻にツーンとくる匂いが忘れられない。
ジーナ・ロドリゲスの魅力も堪能出来る
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.6

アメリカの政治風刺ものは本当に辛辣で、これもギリギリまで踏み込むから政治事情に詳しくないと分からないところも多い。
コメディとサスペンスのスパイスを効かせて、親しみやすくしてるものの、中々難しい。
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.0

スタートの舞台が台湾であることの必然性、台湾なのに韓国マフィアが悪事を働く不思議、その韓国マフィアがパリで大暴れする違和感…
最後の方は何がなんだかもう無茶苦茶で、世紀末的で大袈裟なクライマックスはジ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

“エスター本編の前“を振り返ったまさかの前日譚。エスターの正体を知ってて観ても何だかな〜と思って観てたら、ぶっ飛んだ。
起承転結の転が凄すぎる。そうきますか?

ただ、どうしても綻びがあるのは、時を遡
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マークスマン(2021年製作の映画)

3.4

リーアム・ニーソン演じる主人公は近年のクリント・イーストウッドみたく、老いぼれだが元軍人で凄腕のスナイパー。そして見知らぬ少年との旅の途中で徐々に友情が芽生える、まるでパーフェクト・ワールド。
これだ
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.7

相当に風変わりなラブ・コメディ。でもジワリとくる独特の世界観で侮れない。
根は優しく変なところに執着するパラノイア、でもキレたら何をしでかすか分からない、そんな主人公が人生初の恋をする話。
そんな変な
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アメリカン・レポーター(2016年製作の映画)

3.5

"4-10-4 都会で4点、戦場では10点。戻ると4点
色んなものが枯渇化する戦場では、そこそこのものでも良く見える…の法則。
女性のTVレポーターが戦場入りすると何が起きるか?しかも禁欲的なイスラム
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