よしさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

よし

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ゲーム(1997年製作の映画)

3.7

この終わりは予想してなかった。
やりすぎでは。
いろんな意味でニコラスが豪胆すぎる。

マイケル・ダグラスが随分情けない男を演じるなあ、と思ってたらぶっ飛んでて、話もめちゃくちゃなのに最後はハッピーな
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東京裁判(1983年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中の映像がこんなにも残っていることに驚いたし、実際の映像を使いながら東京裁判の始まりから終わりまでを追っていくので、自分もその場に居るような感じがして緊張しました。なんか今もどきどきして>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.6

前作でボロクソに書いたような気がするのですが、今作も観に行ってしまいました。
原作を読んでないからかもしれませんが、今作もおかしいと感じるシーンもあるのですが、だんだんこの映画『キングダム』シリーズが
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

内容は特に目新しいものでも無いのですが、やっぱりルッソ兄弟の映画はかっこいい!
どのシーンもスタイリッシュですよね!
シチュエーションへのこだわりをひしひしと感じます。

シックス含めて殺し屋たちとか
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.6

最後に流れる曲で監督自身の思い描くエンディングが示唆されているが、決してそのエンディングを押し付けてこない。
観る人に映画の内容をゆだねている。
観客への信頼が無いと絶対こんな映画は撮れないと思う。
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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ミンメイが好きな男のために、なにより自分が歌手であるというプライドのために歌うこの曲を何度も聴きたくなる。今も何度も思い返している。
なんで今の自分の気持ちとは全く違うこの曲をこんなに感情豊かに歌える
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ドンバス(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ウクライナにあって親ロシア派ノヴァロシアが占拠する街、ドンバスの話。
言いたいことは分かるが戦争は両者の視点が必要だと思う。
映画は陰謀論の域を出ていないと思う。
が、北朝鮮の日本人拉致だって、北朝鮮
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

伊野先生と看護婦の大竹さんと私達だけが伊野先生が医師でないことを知っている、と思ったら、実は村のみんな彼が医師では無いことに勘付いている。
小説や映画としては、よくある部類なんだろうけど、とても良いで
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.6

面白いわけではないのですが、良い映画でした。
主人公ではない司令長の倉持さんが映画のテーマというか、この映画自体が倉持さんみたいに誠実な作り手によって作られた映画という気がするんです。

高倉健はじめ
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに帰郷して、家族で映画でも観ようか〜、となりアマプラで観ました。
有名な小説の映画化なので、オチとかみんな知っている上で観ているのかな、と思っていたのですが、父親が『最後まで犯人分からなかった
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薔薇の眠り(2000年製作の映画)

3.6

眠りには自浄作用があるのかもしれない。

昔友達から『いらいらした時は長時間眠るようにしてる』って聞いてから、疲れた時は私も眠ろうと思うようになりました。
ただ、疲れすぎていると目が冴えて眠れないので
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

割と前半までは傑作だと思う。
終わり方が好みにも因るとは思うんですがすっきりしないというか、妙に現実的な落とし所になっていて、妄想上のコナーのダンスシーンや、エヴァンとコナーの語らいを歌うハートフルな
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

山本耕史の外星人が似合いすぎている。
彼が出てきたあたりから面白くなるので中盤までちょっとだるい。ストーリーはいつもの庵野節でしたがなかなか面白かったのでは。

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

俺たち…一緒に年を重ねてきたなあ

って聞こえました。
幸せな気持ちになる映画でした。
ドラマでもそうですが、劇中の料理が作りたくなる。

夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

SF好きには物足りないかもしれないけれど、日本映画の何でもメロドラマにしてしまうこういうところ私は結構好きです。

原作で納得がいかなかった部分も見事に解消していて脚本も好み。
原作は運命論的で個人の
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Arc アーク(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

死なない女性の話であるのに、この物語には沢山の死が描写される。

小説は読んでいないので的外れなことを書いているかもしれませんが、
人間という種を永続させるために、人は子供を生み育て、子供が大人になれ
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シリアスな映画として撮っているのかもしれませんが、私には可笑しみが感じられる映画でした。

ストーリーの根本にある事件も見方によってはコントにも見える。
山田孝之の迫真の演技も、自分との温度差が激しく
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.5

こういう捕らえどころのない話は脚本がすごく難しいと思う。シーンの一つ一つが点であって、その点が最後に結び付けば素晴らしい映画になる。

ストーリーの本筋と終わり方は好きなんですが、ちょっと無駄なシーン
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ドラッグ・チェイサー(2019年製作の映画)

3.6

ニコラス・ケイジの結婚を祝して何か観ようかな〜と思って新作から適当に選びましたが、私は割と好印象な映画でした。

ドラッグがどう運ばれて、どうやって値段がつり上がっていくのかを客観的に見られる映画。
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

大人な映画でした。

タイトルはものすごい皮肉だなあ、と思いました。 
エンディングで『すばらしき世界』というタイトルが現れる頃には三上はもう死んでいるんですから。

ただ、彼自身が満足して死んでいっ
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画構成は緻密で、それでいて思い切りが良くて好きな映画でした😊

チャーリー・プースの『My gospel』という曲に『銀行から大金を盗んで君ん家の前で燃やしてみせる』という歌詞があって、君に愛を伝え
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

序幕で罪悪感を覚える。
罪悪感を感じたならスーザンのことが理解できると思う。

分かってしまえば、どうということはない地味な復讐劇。でも登場人物たちの感情を会話で語らせようとするのではなく、言葉以外の
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

オープニングがめちゃくちゃかっこいい!
しびれます😎

組長「お前、行くとこあんのか?」
賢治「…(号泣)」

この時の『落ちたな』感がすごかった。

それからあのオープニングなので、かなりワクワクし
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カリートの道(1993年製作の映画)

3.6

マフィアの映画って苦手なイメージだったのですが、これは結構良かったな。
桜の散っていく様が美しいと思う感覚に似ているかも。

インクハート/魔法の声(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブレンダン・フレイザーってほんとに演技うまいなあ、と思います。『ハムナプトラ』の勇猛果敢な主人公から『タイムトラベラー』のアダム役まで演技の幅が広いですよね。

劇中で『アラビアンナイト』を朗読するシ
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

描かれないその背景が気になる映画でした。
コーヘイゲンは嘘はついてはいなくて、クエイドがコーヘイゲンの部下だった自分を捨て、火星レジスタンスの味方になることを選んだのかもしれない。コーヘイゲンは本当に
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赤死病の仮面(1964年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作小説と話は違うけど、これはこれで面白い。

原作の、死から逃れるかのように宴に没頭する人々の描写、この文学性の高さは流石エドガー・アラン・ポーだと思う。

対して映画は『死』に理由付けをしている点
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

あらすじだけ聞いて男女の恋愛映画だと勘違いしていたら、マリアンヌが登場して『あれ、女性??』ってなりました。(マリアンヌって女みたいな名前だな、と思っていましたが、当たり前でした)
こういうところにも
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

1.8

脚本に整合性がない、疾走感もない。
そりゃあ、そうですよね。
原作にこんなシーンないんですから。

映画と原作の内容が違っていたって良いんですよ。面白ければ。

音楽も嫌い。

ひとくず(2019年製作の映画)

3.8

最初から話がハードで、観に来なきゃよかったな、と後悔したのですが、最後泣いて帰りました。(またか)
シリアスなシーンの中に笑えるシーンもあり、このバランスが良い。
焼き肉のお父さん…😙

初めは『万引
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

最後の最後で評価が変わった映画でした。
良い意味で予告には騙されました。

どうせ平和主義や夫婦の愛を訴える映画なんでしょ、と斜に構えて観ていて、本当に最後まで役者の無駄遣いだとさえ思っていました。
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罪の声(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

すごい映画だった。
丁寧な作りで、本当に美しい。
雑な部分がない。

すごくて逆に涙が出なくて、これは完璧に近い、人間が作り得る最も精細な映画だと思う。

多分もう一度観る。

※2回目※
2回目観て
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望み(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

堤真一の演技がやっぱり好きで安心して観られる。けど、すっごいもやもやする。
最後に家族が晴れがましいのにも違和感がある。

納得できなかったので原作を読みましたが、映画は原作と伝えたいことが違います。
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

2.3

ドラマを見た人からは不評みたいだなと思いつつ、私は涙腺が相当緩いので普通に感動しちゃうんだろうなーと考えていたのですが、観るのがかなりだるかったです。

藤井隆だけは見ていて楽しかった。
『ふん!』の
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星の子(2020年製作の映画)

3.8

宗教の話は難しい。

無言シーンが多い映画ですが、芦田愛菜の佇まいが良いのでそれを観る映画でした。
岡田将生は改めてうまい役者だと思いました。

自分の中で芦田愛菜に聡明なイメージが付きすぎているので
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