kamさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.0

鑑賞したクストリッツァ監督作品はアンダーグラウンドから2作目。見てれば、知らなくても分かるくらいの個性を感じます。映像もストーリーもキャラも主張も素晴らしい。

戦時中のユーゴスラビアの戦場とかしてい
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.4

カーキスカウトに所属しているサムは、養子で問題児で、心に傷を負っている。そんなサムと文通を通して心を開いて行く、スージーが駆け落ちして、とある海岸を目指すが。。。

あまり動きのないカメラ、そして全体
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.6

主役3人の演技力がすごい。

自分自身がマイナス思考なので、こういう主人公は共感できる。それでいて、才能溢れる青年であるところは映画だなという感じ。

エズラミラーとエマワトソンが美しい。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

この2時間、何もかも忘れさせてくれる最高の時間でした!音楽に乗ったミュージカルっぽいオシャレなシーンがあったと思うと、迫力のカーチェイス!美男美女の美しいラブシーンがあったと思うと、どんぱちもあり。詰>>続きを読む

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.8

ダニエルは絵を描くのが得意な中2男子。長髪で女の子に間違われるくらい可愛らしい。パンクにハマってる兄と優等生な弟。ダニエルが片思いしているローラは綺麗でどこかミステリアスな女の子。

そんな中にこれま
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.0

なんだろう。この共感は…笑
すごく痛いんだけど、心地いい。

自意識過剰で、興味が自分の内側にしか向いていない17歳、ネイディーン。友達は隣で笑って話を聞いてくれるクリスタだけ。筋トレ好きムキムキな兄
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.6

新海誠監督作品は人の作画が苦手で見てこなかったが、変わったようなのと、話題の大ヒット作なので初鑑賞。

話が思っていたのとは違った方向に行ってビックリ。そんなことがテーマの一つになっているとは…まぁ時
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

奥田民生に憧れる雑誌編集者コーロキは、ライフスタイル誌に異動してきた。雑誌の企画の打ち合わせで、ファッションブランドのプレスでえる天海あかりと出会い一目惚れする。あかりと付き合うようになるコーロキだが>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

黒人でゲイのシャロンが小学校から大人になるまでを、その時期のシャロンを表すリトル・シャロン・ブラックという題がついた三部構成で出来ている。

黒人社会のゲイを扱った映画って、他に知らないので珍しいテー
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.1

第二次世界大戦から、民族同士の紛争が続くユーゴスラビアの近代史をもとにしたファンタジー映画。

1941年ナチスの侵略を受けたベオグラード。マルコとクロは反ファシズム政党を結成するが、家族や同士と共に
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.2

ぼーっとみれるコメディ時代劇。ちょっと目を離しても、だいたい展開が予測できるので問題なし。

タイピスト!(2012年製作の映画)

3.6

田舎から都会へ出てきたローズは、タイピングの速さを買われて、保険屋ルイの秘書として働きだすが、ドジな彼女は様々な失敗をしてしまう。そんな時に、タイピングの大会に出て、ルイと共に優勝を目指す…

展開と
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.9

妻から離婚を求められたキャルは、車から飛び出してしまうくらいショックを受けて、なかなか立ち直れないでいる。バーで出会った色男ジェイコブに、男らしさを取り戻させてもらう。そして、キャルは妻を取り戻せるの>>続きを読む

ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

3.2

会社をクビになり呑んだくれの夫、パワフルに家計を支えるたくましいペネロペ、、その姉と娘、伯母、そして死んだはずの母。

淡々と悲惨な出来事がすすみつつ、色々な過去が紐解かれていく…どこか不思議な家族の
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天使の涙(1995年製作の映画)

3.6

香港を舞台にした、5人の人々のパラレル群像劇。

殺し屋の男と計画を立てる女、殺し屋から足を洗おうとする男の前に現れた金髪の女。かの有名な重慶大厦でゲストハウスを経営する父親の息子、そして、彼が恋に落
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.6

何をやっても上手くいかないメアリが夜間飛行という一夜だけ魔法使いになれる不思議な花を見つけ、エンドア大学という魔法学校に入校を許可されるが…

酷評されている人も多く、期待せずに観に行きましたが、意外
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.0

冷戦下のアメリカで、保険会社の弁護人として成功しているドノヴァンはソ連のスパイとして捕まったアベルの弁護を依頼され、半強制的に引き受ける。アメリカが法治国家であり、ソ連のスパイでも公平に裁判を行うとい>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(2017年製作の映画)

3.8

20代後半を狙い撃ちした内容!ポケモンから離れて久しい自分では、知らないポケモンも多かったですが、主要なポケモン、ピカチュウ、ヒトカゲなどは知ってるというか、ど真ん中だし!

冒頭でピカチュウがボロボ
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.7

マヌエラは父親に会ったことのない一人息子エステバンの誕生日に思い出の演劇を鑑賞する。終演後土砂降りの中、主演女優のウホにサインを貰うため、親子で待つ。ウホが出てきたところで、サインを貰おうとするが、軽>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.8

バカはいつまでたってもバカで、切れない腐れ縁は続いていく…20年ぶりの再会を果たすレントン、サイモン、スパッド、ベグビー。レントンに対する恨みが膨らむが友情の方が勝るサイモンと人生を台無しにされた深い>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.7

どこか虚しく、美しい映画。

売れっ子俳優で遊び人のジョニー・マルコと離婚した嫁レイラとの間の娘クレオ。レイラが何処かに消えてしまってから、クレオがキャンプに行くまでの2人の数日間。

エルファニング
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ベンヤメンタ学院(1995年製作の映画)

3.2

ブラザーズ・クエイの実写映画であり、はつ長編映画。原作はロベルト・ヴァルザーによる小説。

詩的でぼんやり見ていると、分かりづらい映像が続く難解な映画。たぶん作品の3割も理解できてないが、独特で不気味
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銀魂(2017年製作の映画)

3.1

原作をほとんど知らずに鑑賞。

冒頭からテンション高めでパロディ。いきたりだが、このおふざけパロディ全開を映画館で見る必要はないと思った。。。

佐藤二朗とムロツヨシは、相変わらずおもしろいが、この2
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シリアル・ママ(1994年製作の映画)

3.2

実はを元にしたブラックコメディ。普通の奥様がルールを破る人々に制裁を下す。。。だけだと思いきや、息子、娘が嫌っている人も殺しちゃう…

もう少し、ソフトかと思いきや、ただの連続殺人鬼の話でした。

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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.8

20センチュリーウーマンからマイクミルズつながりで。この監督の抽象的な映像が、うまく入ってくる感じが好きです。

母が死んだあとに、75歳でゲイをカミングアウトした父と動揺しながらも受け入れていく息子
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.7

ウディアレンを立て続けに観てみた。

インテリだけど、恋愛に関してはすごく人間臭くて、ダメ男な主人公…ってだいたいこういう男の未練がましい恋愛だよねウディアレンって。

この人の映画って、いつも楽しく
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.6

久しぶりに好きな行きつけの映画館でウディアレン。

冒頭のオープニングからウディアレンっぽい。初々しいボビーとハリウッドで成功している叔父のフィル、そしてフィルの秘書ヴォニーの三角関係から始まる。二つ
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.7

監督のネット記事を読み、興味が湧いたので鑑賞。

親と子の価値観の違い、世代の違い…親と子の個人としてのギャップみたいなものが、どちらも相手のことがわからなくなり、相手を見失ってしまう。でも、お互いを
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恋する惑星(1994年製作の映画)

2.9

前半が金城武。後編はトニーレオン。

どっちもカッコイイが、どっちも失恋して落ち込みまくってる男役。

男はただの寂しがりや。ストーカー女は最後に報われますよ。って話?

何が面白いのか全然分からん…

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.8

ゲルダの葛藤と愛。

見ていて、もう関係性を断ち切ってしまえばいいのにと何度も思った。自分の中での葛藤や不安と闘いながらも、リリーの近くで、寄り添い、支え続けることを選んだゲルダ。その強さと愛の深さに
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.9

最初から最後まで分かりやすく、見るものを飽きさせない展開の早さが良かった!

もうベタベタで分かりやすいフラグ立てまくりで、展開みえみえだけど感動してしまう。邦画のいい所を十分に備えてる映画でした。
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アルジェの戦い(1966年製作の映画)

4.0

アルジェリアのフランスからの独立への軌跡を実際の映像かのようなリアルな描写で描いていく。

植民地主義の何と自己中心的な行為か…そしてテロは昔から強者に対する革命のための初期の手段なんだなぁ。

今世
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

昔の栄光を引きずるバツイチ小説家とその母、元嫁、息子、姉の物語。

幸せって何だろうって考えさせてくれる、映画の名の通り深いテーマ。

お線香のシーンで阿部寛と樹木希林の会話がすごく心に残った。

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