Yossanさんの映画レビュー・感想・評価

Yossan

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七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

日本人独特な責任の負い方を上手く表象している作品。
「責任」 
それは様々なものがあるが何かそれを感じ、少しでも負っていると思う人には観て欲しい。
仕事をしてお金を貰っている以上、その先に顧客がいて、
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

好きも嫌いもダサいも不快も幸せもいっぺんに映画の中に込められている。
リアルに生き抜くってこいゆう事なのかなと思わせられた。(表現は過激だけど)
小さくも自分の人生観を揺さぶる映画。

蒼井優の怪演に
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天気の子(2019年製作の映画)

4.5

「セカイ系映画」の教科書的映画。
平凡な主人公が過ごす日常生活の変化が、世界を変えてしまう典型的展開。そしてそれに介在するのが絶対的ヒロイン。
その圧倒的な構図をしっかりハメながら大衆的興奮を常に作り
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.5

スパイダーマンシリーズでも屈指の完成度。
アメコミ要素に留まらず、ピーターの精神的成長やエンドゲーム後の周囲の変化まで細部に描かれている。
個人的にはアイアンマン初期のオマージュとしてAC/DCの「B
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003年製作の映画)

4.3

個人的クレしんランク「A+」
クレしん映画ファンの中でも賛否両論分かれる稀有な作品ではないだろうか。
ギャグ要素で観るとこれ以上に面白いクレしん映画はないと思う。
劇画シリーズが大好き。

クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(1993年製作の映画)

4.0

個人的クレしんランク「A」
クレヨンしんちゃん初期の原型を保っている唯一の映画ではないだろうか。
キャラが崩壊する前のしんのすけを観れる貴重な映画。
幻のNo.99カードを手に当たれた時のノスタルジッ
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クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!(2006年製作の映画)

2.5

個人的クレしんランク「C」
前半はドッペルゲンガーの都市伝説的恐怖、得体の知れない恐怖を出し大人でも怖いと思わせる展開を観せたにも関わらず
後半のオチのしょうもなさとムダ感は子供向け映画としては良いの
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クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(1995年製作の映画)

3.0

個人的クレしんランク「B」
今思うと時間パラドックス系を子供ながらに始めて感じた映画かもしれない。
少年明石は等身大カンタムロボの躍動を嬉々としてみた記憶。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

正義と悪の境界がない。
メキシコってこんな感じなんですね。
自分って本当に平和ボケしているんだな。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

5.0

映画館で観れば良かったと激しく後悔。
自分達から見て、感じて、思う事すらも"摂理"と感じさせるパワーを感じる映画。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

みーんな、ピンストのダブルジャケットでカッコいい。
内容は現代的な任侠映画。
内容がいたってシンプルな分、白石監督特有の緊張感ある編集力と役所広司、松坂桃李などの演技力の高さを改めて感じさせられた。
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.2

最後のエピローグの冒頭の「全ての兄弟達に捧ぐ」の文にシビれた。
そう、バンドをやった事があるヤツはみんな彼らの動機に共感する。
バンドは最初はもてたくて、好きな人がバンド好きだったり、何かで見返してや
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

冷戦下のMI6 KGBの情報戦を題材にしたサスペンス。
スパイ小説のトップといえる作品が題材なだけに編集が非常に難しいだろうなと思ったが見事にまとめている。
個人的には、最初の導入シーンの監督クレジッ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

2.0

始まって30分くらいでオチまで予想ついて、そこに帰結してしまった為、残念。
予想外で裏切られたと思う人は面白いのかも。どんまい、童帝…。

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

4.2

教育的且つストーリー内容的にも見応え充分。
政治的背景のブラックカルチャーの教科書的な映画。

グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.5

蝉役をしている時の山田涼介が結構ハマり役だと思う。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ブラックジョーク系のコメディ映画要素はもちろん、当時2014年代メルケル政権における移民政策などを起因とする政治不信を風刺しそれに伴う不安をそこはかとなく提示している。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

あらすじを見た時、ドランの作品と似たものなのかな?と思っていたが全く違う視点から描かれた美しい映画だった。
北イタリアの美しく優雅な自然とそれに合わせたような美しいスタイリング非常に良かった。

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.1

たまに、自分の今生きているこの人生そのものが、
誰かが、もしくは、自分が一瞬にして考えたものであったりただの起きて忘れてしまうような夢ではないかと感じることがあります。

メタ構造を上手く描いている良
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フェイク(1997年製作の映画)

4.6

アルパチーノの哀愁とジョニーデップの若々しさが対比されて双方を際立たせている。
時代感のある服装とレザージャケットのかっこよさにシビれた。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.5

アホです。
こいつのアホさは何か裏があるんだろうな…と思えば思うほど裏のないアホな訳です。
好きな映画です。

アマデウス(1984年製作の映画)

4.0

神から才能を与えられたモーツァルトと
神から天才の音楽を分かる程度の才能を与えられたサリエリ
二人は似ているようで隔絶たる違いがある。それは音楽家として神に愛されていたか、否かである。
信仰心を持ち続
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.5

流石はデニーロといった作品。主役として出ているはずのベンことデニーロなのだが、主役とは思えない程に周りのキャストを立たせる演技に舌を巻かれた。
それに加えここぞとばかりの所では我々を引き込ませる技は必
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

内容というよりか、エキサイティングを楽しむ娯楽映画のイメージ。
サヴィルロウのスーツが如何なものかと思い立って見てみたが、それ以上にそれを纏ったコリン・ファースの格好良さに見惚れてしまった。
スーツは
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.8

漫画や小説など脚本ありきの映画は「忠実」か「脱線」だと思っていたが。
ここまで相乗効果を発揮している作品は「モテキ」の大根仁ならではなのだと思う。
映画を観て興奮し直ぐに記す。

2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

5.0

インターステラーの基盤となる作品。
圧巻と言わざるを得ない創造性とセンス。
また原作の小説とは少しそれたスタンリーの解釈も面白い。SFにおける機械が人間を凌駕する作品は多いが人類、そしてそのの進化に対
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.6

過去を省みて、「あの瞬間をこうしておけば」と思うのが下らないと思わせてくれた。
瞬間は自分を逃さず時間は進んでいく先でも前でもなく今を生きてる映画。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

黒スーツにサングラスはコレとブルースブラザースの二大巨頭。
映画に意義や教訓を見出さず、あくまでエンターテイメントとして捉えていると感じる。

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.5

技術的な面では今となってはだが
展開、タイミング、恐怖感を与えるポイントは秀逸。
リアルに恐竜いたらこんなんになんじゃねーかって思わせてくれる。

グーニーズ(1985年製作の映画)

4.7

この映画には多くの「あるある」が存在している。
おっちょこちょいで嘘っぱちばっかり言うお笑い担当チャンク。口が悪く毎回トラブルを起こすマウス。頼りないようでいざという時に頼りになる主人公のマイキー。
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.5

黒人の立場に立ち、真っ向から人種差別に立ち向かう内容におもわれがちだが
それより以前のもっと身近なところでなすべき正しいこと(right thing)があるんじゃないかと感じさせられた。
また人々の服
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