Giryuさんの映画レビュー・感想・評価

Giryu

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エレニの帰郷(2008年製作の映画)

4.0

ようやく観ることができた、アンゲロプロス最後の作品。メロウなドラマ展開に、なぜか成瀬巳喜男の遺作『乱れ雲』を思い出した。二人とも結果的に遺作となったのがメロドラマだが、共通して感じたことは、生き続ける>>続きを読む

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

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したたかなエロス…、むしろ色気という言葉の方がいいかもしれない。成瀬巳喜男の映画に内在する色気が濃く出た艶っぽい一本。成瀬の色気は小説家・島村利正の作品に通じるものがある。

座頭市(1989年製作の映画)

5.0

娯楽と前衛を両立させた映画を作れる監督は稀だが、勝新はそれが出来た数少ない映画人の一人。勝新最後の座頭市は集大成であり、入門編にもなっている。すべてにおいて稀有な映画。もちろん、名作。

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

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名作中の名作。ゾンビを観ることで、人間という愚かな生き物である自分を自覚します。リスペクト・ゾンビ。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

奇跡の名作。血しぶきもないくらいの低予算感はありながら、異様なテンションで最後までぐいぐいひっぱる。自分の中に巨大な「無」を感じたいときに観る映画。

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

4.0

変態映画の名作。クローネンバーグのハッタリに感動する。