ようやく観ることができた、アンゲロプロス最後の作品。メロウなドラマ展開に、なぜか成瀬巳喜男の遺作『乱れ雲』を思い出した。二人とも結果的に遺作となったのがメロドラマだが、共通して感じたことは、生き続ける>>続きを読む
したたかなエロス…、むしろ色気という言葉の方がいいかもしれない。成瀬巳喜男の映画に内在する色気が濃く出た艶っぽい一本。成瀬の色気は小説家・島村利正の作品に通じるものがある。
娯楽と前衛を両立させた映画を作れる監督は稀だが、勝新はそれが出来た数少ない映画人の一人。勝新最後の座頭市は集大成であり、入門編にもなっている。すべてにおいて稀有な映画。もちろん、名作。
名作中の名作。ゾンビを観ることで、人間という愚かな生き物である自分を自覚します。リスペクト・ゾンビ。
奇跡の名作。血しぶきもないくらいの低予算感はありながら、異様なテンションで最後までぐいぐいひっぱる。自分の中に巨大な「無」を感じたいときに観る映画。