好翁さんの映画レビュー・感想・評価

好翁

好翁

映画(113)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

K.G.F:CHAPTER 2(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

KGF を乗っ取ったロッキーに迫る KGF 創設者の弟アディーラ。そしてインドという国家そのもの。

母の強烈な願いを受け凄烈な人生を歩み国家と渡り合うほどの力を手中に収めたに見えたロッキーが、新たな
>>続きを読む

K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)

4.8

スラムからの腕力一本成り上がり映画。

母が「死ぬときは支配者でありなさい」「(カチコミするなら) 一人でおやり!」と説いた覇道を元にロッキー兄貴が人間の群れを吹き飛ばす豪快アクションがメイン。
ロッ
>>続きを読む

ドラゴン・ブレイド(2014年製作の映画)

3.0

前漢の時代、ジャッキー・チェン meets ローマの落ち武者 with その他異民族の皆さん。

異なる境遇にあり敵対する異民族たちが一つの砦に寄り合い共同生活の中で相互理解していくのが肝の作品。
>>続きを読む

座頭市血煙り街道(1967年製作の映画)

4.5

ひょんなことから子連れになった座頭市。
なんとなく録画してたのを視聴。

シリーズ 17作目ともなると市の盲人の振舞いも殺陣も完成されてる感があり、細かい所作に気配りと熟練の技が伺える。

自信が盲人
>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.5

娘の遺伝子くっつけたバラがダメになりそうだったからゴジラの細胞も足してみました。
ゴジラ「ダメです」

タイトルこそ「ゴジラ vs ビオランテ」だが人間サイドも手を尽くしてゴジラに対抗できているのは好
>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

2.5

ショッピングモール内のデイサービスで働く俳句好きの少年と人気配信者少女とのボーイミーツガール。そしてレコード探し。

「気持ちは言葉にしないと伝わらない」系の話で話の展開は悪くないんだが、それはそれと
>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.5

アメリカの作った東宝チャンピオンまつり。

「シン? -1.0 ?どけ!俺が本物の怪獣プロレスを見せてやる!」という気概が素晴らしい。仮面ライダーの春映画にも負けない「そうはならんやろ」で突っ切ってい
>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.2

プロレスファンなら知らない者は無いフリッツ・フォン・エリックの一族の不幸の歴史。

プロレス一家として成功を収めつつあるフォン・エリック一族だが父のフリッツとと 4兄弟の間には僅かに考え方の齟齬が…と
>>続きを読む

デルタ・フォース(1985年製作の映画)

3.0

テロリストにハイジャックされた飛行機と人質を取り戻せ、特殊部隊デルタフォースとチャック・ノリスとミサイル搭載面白バイク!

90分の間ずっとハイジャックされた飛行機内の緊迫した様子やハイジャックだって
>>続きを読む

キサラギ(2007年製作の映画)

4.2

二度目の鑑賞。
アイドルの一周忌に集まったファンたちのオフ会で始まる真相探し。

オフ会の一室でのワンシチュエーションもの。
お互いがハンドルネームしか知らない 5人の男たちの評価とアイドルの死の間際
>>続きを読む

闇武者(2003年製作の映画)

3.5

耳無し芳一が冥府魔道で時空を超えたバトルをする。だけ。

芳一の時代より未来、異国、創作からすらも含めて「強そうな歴史上の人物を端から入れました」という脱法『魔界転生』、ストーリーの無い FGO、バカ
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

極度の心配性の不安、全実写化映画。

3時間ずっと他人の悪夢を聞かされてる感じ。関係無い場面がシームレスに混ざり合う姿はまさに夢。
さりとて全く脈絡が無いわけではなく薄ぼんやりとしたつながりも見える。
>>続きを読む

迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

3.2

イスラエルに来たエジプトの警察音楽隊が目的地と一文字違いの辺境の町で途方に暮れる。

タイトル的に「なるほど。異文化交流のギクシャクが最後は音楽の力でいい感じになるんだね」と思ってたら最後までほぼギク
>>続きを読む

オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.5

トラック運転手の父が離れて暮らしていたインテリの息子との絆を取り戻そうと奮闘する。腕相撲で。

ひたすら思想がマッチョなので息子に知らないガキを相手に腕相撲の野良試合をさせたりするし、息子に会うために
>>続きを読む

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.8

新年一発目の映画と言えば暴力ですよね。

開幕から少し間を置いたら後は暴力に次ぐ暴力。常に誰か殴られるか拷問されるか死んでるかしてる。
大友(ビートたけし)とマル暴の片岡(小日向文世)の元ボクシング部
>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

奇怪な殺人事件の裏に潜む殺意の解放者とそれを追う刑事。
初見だけでは汲み取れない部分がそこそこあったので二度鑑賞。

本来のタイトルは「伝道師」だったらしいが確かにその方が作品の意図は汲みやすい。
>>続きを読む

仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦(2023年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ギーツもガッチャードもそこまで好きではないので 2点くらいかなと観ていたが最後に「動物が死んだりしゃべったりしたら泣くでしょ?」をお出しされたので減点。
レベルナンバー10 のケミーは支配してはならな
>>続きを読む

トレジャー・ミッション/破壊島(1998年製作の映画)

1.0

甲羅に宝の地図を彫られた海亀を見つけたジョー (ハルク・ホーガン) がジャングルでなんやかんやする。

ぐっだぐだ!
ホーガンのアクション映画と思いきや砂浜でスタックした車をちょっと押した以外はめぼし
>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

4.0

戦争の残した陰に苛まれて生きる者たちの姿を見つめる少年の映画。

肉体、陰影、湿度を撮ったら一級品の海獣シアターが描く再び立ち上がることができなかった者たちの物語。母に、教師に、人間に戻ろうとして戻れ
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.5

鬼太郎ビギンズナイト in 因習村。

鬼太郎の父のミイラ状態 (原作) と成人鬼太郎状態 (6期アニメ) のミッシングリンク映画。母のことや先祖の霊毛のことなどこれまでの作品で深掘りされていなかった
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.0

パワハラ上司と特濃おっさんずラブ with ニンジャアンブッシュ (特盛)。
大河ドラマが歴史をことこと煮込んで取り除いた灰汁や雑味をギュっと濃縮してお出しされた珍味。

武家社会のルールである「首級
>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.2

売れない役者と記憶をなくした殺し屋の生活が入れ替わったぞ。そして役者は殺しを依頼されて殺し屋は婚活中の女性から求婚されちゃったぞ。

各々が持っているスキルを十全に活かせるが能力以上の結果は出ない感じ
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

殺意剥きだしゴジラに敗戦国の人間たちが数少ない戦力で立ち向かう。

ゴジラ周りは迫力満点で最高だったが主にヒロイン周辺のドラマがあわなかった。それはそれとして一般受けするのはこういうのだというのもわか
>>続きを読む

ゴジラVSデストロイア(1995年製作の映画)

2.2

BS12 で視聴。ゴジラ一応の終焉。

デストロイアが小型の群体から合体して巨大化するのでどうしても半年後に公開される『ガメラ2 レギオン襲来』と比較せざるを得ないが、となるとエフェクトにも動きにも作
>>続きを読む

メカゴジラの逆襲(1975年製作の映画)

2.3

BS12 で視聴。『ゴジラ対メカゴジラ』の続編にあたるが前作は観ていない。

純度の高い「ワシの研究を認めなかったやつらに復讐してやるのだ」博士や、サイボーグお嬢さんとの恋愛が観られる。

ドラマがメ
>>続きを読む

ULTRAMAN(2004年製作の映画)

1.2

空自の真木舜一は戦闘機で飛行中に赤い発光体と衝突したが無傷で生還。怪物に変身する恐れがあるためバイオテロ研究機関に囚われた真木の前には青い発光体と融合して怪物になった男が現れる。

とってつけたような
>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

4.2

3話から引き続き大洗女子学園 vs 継続高校と聖グロリアーナ女学院 vs 黒森峰女学園の準決勝 2戦。

大洗の実質的隊長である西住みほを欠いての戦いということで他の部員たちの活躍がより光る回。包囲網
>>続きを読む

銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

2.5

銀河ハイウェイ建設のために地球が取り壊しになる寸前、ひょんなことから宇宙に脱出することになったアーサーの珍道中。

もってまわった言い回しの英国流ジョークが趣味にあうかどうかでこの映画の評価は決まる。
>>続きを読む

かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート(2006年製作の映画)

3.5

2回目の鑑賞。

生き別れの兄弟が再会したが兄は犯罪組織のボスに義理立てして素直に元の生活に戻れない。そのボスは引退を考えていた最中に敵組織によって殺害される…という真っ当な話から石仮面とマントをつけ
>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「ルール」と「復讐」でガチガチだったジョン・ウィックに「友情」をインプットすると最高の映画になった。
過去 3作に登場するキャラクターはアクションゲームの中ボス感が強かったが、今作の登場人物は愛情や友
>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.2

ジョン・ウィックの逃走劇。

2作目が嫌々受けた煮え切らない仕事の後の八つ当たりで尚且つ 3作目へのつなぎ感が強かったからぼんやりした印象だったが、3作目はヨーイドンで殺し屋集団からの逃走劇が始まるか
>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

1作目を踏まえた上で次に続くことを前提で作られたような、いかにも人気作の 2作目といった体。

街中いたる所に裏社会の人間が潜んでいる描写は好み。あとは中ボス担当の面々が意外とあっさり退場したなという
>>続きを読む

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.0

ロンドンにゾンビの群れが現れた。大好きな爺ちゃんを助けるんだ。

老人とゾンビの低速デッドヒートが話題になる当作品だが、老人ホームを救いたくて強盗する若者パートがメインで老人ホームのパートは少な目なの
>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

2分間を繰り返すタイムリープもの。

2分という何かをするには短すぎる時間に対して、登場人物たちが適度に理解が早いのでテンポよく話が進む。そして似た展開に慣れた頃に状況に変化が起きるので、同じ光景の繰
>>続きを読む

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

4.0

元敏腕スパイの女と、男たちに追われる少年。少年が持つ秘密とは。

「邦画のここがダメ」ネタでちょいちょい出てくる「ぼそぼそ喋りと絶叫」「間延びしたシーン」が無いだけでも満足感が高い。
そして、飄々とし
>>続きを読む

映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐(2023年製作の映画)

2.0

未来の犯罪者の手によって世界と英寿が 4つに分けられてしまう。デザグラ参加メンバーは世界を取り戻せるのか。

例年は戦隊がコメディ、ライダーがシリアスというバランスだが、今年はキングオージャーがシリア
>>続きを読む

>|