韓国で生まれ、フランスへ養子に出されたひとりの女性が、ソウルを訪れ自分のルーツを探る物語。主人公フレディの複雑な思いを繊細に伝えるパク・ジミンの表情が魅力的で一気に引き込まれた。音楽も映像もクールで印>>続きを読む
母ジェーン・バーキンが娘に語る苦悩と葛藤。ふたりのナチュラルなスタイルがとても素敵で対話が心地よいドキュメンタリーでした。これはシャルロットにしか撮れない作品。
猫を愛する9人の男たちのドキュメンタリー。猫と暮らし、毎日のように猫に救われている自分には共感の嵐だった。登場する猫たちの溢れんばかりの可愛さに胸キュン。飼い主たちのあたたかさにも癒された。猫好き必見>>続きを読む
主人公の老兵が不死身すぎてついつい笑ってしまうフィンランド発の痛快バイオレンスアクション。武器はツルハシ1本。戦い方もマジでかっこいいんだな(そしてもちろん面白い)。すっごく密度の濃い91分でした。
舞台はアルジェリア、突然声と夢を奪われたバレエダンサーの再起の物語。リハビリ施設で出会った女性たちとの絆、生きる希望を取り戻していく主人公の姿に心打たれる。ダンスシーンの力強さにも魅了された。リナ・ク>>続きを読む
主人公2人の不思議なパワーが凝縮された42分。うらじぬのとファーストサマーウイカの魅力に引き込まれる。生きづらさや悲しみをを抱える人びとに寄り添うシスターフッドムービー。高円寺の雰囲気もいい。
長い間疎遠だった父親の訃報を受け、葬儀のためヒッチハイクで青森へと向かう陽子のロードムービー。42歳ロスジェネ世代引き込もりの独身女性を演じた菊地凛子がとにかくすごい。揺れ動きながら目的地へと向かう姿>>続きを読む
ハリソン・フォードお疲れさま!いままでシリーズを追いかけてきた観客への感謝が伝わってくるようなオマージュの数々に胸がいっぱいになった。ニヤニヤしたい人は過去作をおさらいしてから行くことをおすすめします>>続きを読む
改修工事期間の1年半にわたって密着した美術館の裏側。普段は見られない収蔵庫の様子や働く人たちのプロフェッショナルな仕事ぶりなど見どころが満載で美術館好きとしてものすごく刺激的な作品だった!予算の問題な>>続きを読む
密室殺人事件の容疑者と敏腕弁護士が繰り広げる至極のサスペンススリラー。ソ・ジソブとキム・ユンジンの演技合戦にどんどん引き込まれ、ひねりのきいた展開にもまんまと惑わされた。結末を知ったうえでもう一度堪能>>続きを読む
有名な足組みシーンのイメージばかりが残っててストーリーはぼんやりとしか覚えてなかったので新鮮な気持ちで楽しめた。シャロン・ストーンの尋常じゃない美しさと色気に圧倒させられる。魔性ぶりに振り回されてしま>>続きを読む
少年たちの距離感の変化を巧みに描きだした作品。主人公の二人の高い演技力によってとてもリアルに繊細に映し出されてるし、胸が締め付けられて気づけば涙があふれてた。花畑を走るシーンが最高。眼差しが突き刺さる>>続きを読む
主人公ジュリアのバイクに乗ってるときの表情が最高にかっこいい。男だらけのグループの中で自分の居場所を模索する姿がパワフルで荒々しく目が離せなくなった。ヒリヒリする独特な疾走感が全編を貫いていて、また面>>続きを読む
闘うか』『赦すか』『立ち去るか』。女たちが未来のために出す結論はいかに。ベースになった事件がわりと最近の出来事だと知って驚く。正直宗教的な部分は理解が追い付かないところもあったけど、対話をすること、言>>続きを読む
料金滞納者への給水停止作業をおこなう水道局員が主人公。ライフラインを停止する側と停止される側の葛藤や必死さが胸に詰まる。困窮する幼い姉妹を演じた二人の子役が印象的だった。とくに、姉を演じた山崎七海ちゃ>>続きを読む
おぼろげな過去の記憶を一緒に辿ってゆくような映画体験。余白をもたせた見せ方がイマジネーションを刺激してくる。ふと、自分自身の父親との私的な記憶を掘り起こされるような瞬間もあった。90年代の空気感溢れる>>続きを読む
じんわりときた。素晴らしいクィア映画。モロッコの民族衣装カフタンの仕立て屋を営む中年夫婦と見習いの青年との関係から徐々に浮かび上がってくる深い愛に感動。色とりどりのきらめく布地や針仕事をていねいに捉え>>続きを読む
「ラッパーがオペラ歌手に」って設定がまず面白い。話の展開は王道だけど、ところどころにちゃんと見せ場があって、誰でも安心して楽しめる感じ。そして何より主人公の歌声が素晴らしくて感動。ストーリーに納得感を>>続きを読む
「原発事故」「宗教」「介護」「差別」などの重苦しいテーマをベースとした息苦さを感じるストーリーのなかにブラックユーモアが効いてて、まさに「絶望を笑え」なお話で面白かった。キャスティングもいい。とくに木>>続きを読む
書籍も読んでいたので、全盲の美術鑑賞者白鳥さんのアートの楽しみ方や日常をよりクリアに見ることができたのがよかった。映画としては途中間延びしていた感は否めないけど、白鳥さんの人柄がなにより魅力的。あとし>>続きを読む
レプロは映画も作ってるんだな。演出面、脚本面ではまだまだ荒削りな部分があったけど、宮沢氷魚くんは素晴らしかったと思う。
ひとりの女性の4通りの人生をそれぞれ絡ませながら見せていく展開が秀逸!ラストはどの人生で締めくくるのかと思いながら観ていたが、とても素敵な結末でものすごくグッときた。
監督・是枝裕和×脚本・坂元裕二という夢のような初タッグに期待値上がった状態で観たけど想像超えてた!そしてまったく事前情報なしで観たので脚本の緻密さ、面白さに興奮した!公開したら劇場でもう一回観る!
面白かった!脱北し、名門進学校の警備員として働く天才数学者と数学が苦手な劣等生がひょんなことから出会い、交流を深めていく物語。終始、数学愛に溢れてる。円周率の数字をもとに奏でられるピアノの旋律の美しさ>>続きを読む