まさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ま

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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.7

マッチングアプリではじまる恋愛抜きの関係をコミカルに描いた作品。とにかく会話が魅力的で、2人がお酒をグイグイ呑みながら楽しそうに話してるの見てると羨ましくもあり、こちらもアルコール摂取したくなる。出演>>続きを読む

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.5

「バッド・ジーニアス」の監督の新作は、余命わずかな親友の願いをかなえるためのロードムービー。プロデューサーのウォン・カーウァイの影響を感じる大胆で色彩豊かな映像美と世界観はとてもよかったし、後半にかけ>>続きを読む

魂のまなざし(2020年製作の映画)

3.2

フィンランドの画家ヘレン・シャルフベックが過ごした1915年から1923年までを描いた伝記映画。絵画は見たことがあったがヘレン自身のことはよく知らなかったので見てよかった。人・女性・芸術家としての内な>>続きを読む

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.5

フランス版「シティーハンター」のフィリップ・ラショーが本作でも期待を裏切らないに本気のおふざけモード。ヒーロー映画のパロディは元ネタがわかるとニヤニヤが止まらないかんじ。83分と短めの尺でサクッとみら>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

ソマリアの首都モガディシュで内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員とその家族たちの物語。ド迫力のカーアクションシーンに大興奮!臨場感ハンパなかった。食事のシーンもすごくよくてしみじみ…。韓国の実話ベ>>続きを読む

アルピニスト(2021年製作の映画)

3.8

あんな断崖絶壁を命綱なしで登るとか、もうクレイジーとしか言いようがない。私みたいなド素人からしたら信じられないことの連続で心拍数上がりまくりだった。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

最高に面白かった!こんなにもメイキングを見るのが楽しみな作品はひさしぶりだ。ありがとう。ありがとう。ありがとう。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

泣いた!「好き」に突き動かされてる人ってやっぱ魅力的。年の差なんて関係ない、ふたりの友情が尊くて心が洗われた。

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.0

全編ワンショットで描かれる高級レストランを舞台にした人間ドラマ。次から次へと沸き起こるトラブルにめちゃめちゃハラハラした。現代社会の数々の問題が巧みに練り込まれた脚本に、俳優陣の演技のリアルさも加味さ>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.7

身の安全を守るためアニメーションの手法がとられたドキュメンタリー作品。元アフガニスタン難民で現在はデンマーク国籍をもつゲイの男性が耐えてきた痛みや苦しみが、実写映画のようにリアルに伝わってきた。その道>>続きを読む

あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

4.0

アメリカから帰国した女性のとある一日。主人公を演じたイ・ヘヨンさんの憂いを帯びた瞳とミステリアスな佇まいに惹かれて、85分があっという間だった。場所を変え、相手を変えながら繰り返される何気ない対話から>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.7

これぞポール・トーマス・アンダーソン!って感じの選曲最高!(サントラ欲しい)三女アラナのみの出演だと思ってたのでハイム三姉妹の登場には驚いた(むしろ父母も含めハイム一家勢揃いだった)。70年代の雰囲気>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.2

主人公ユリヤは一見突飛なキャラにも見えるけど、現代女性の孤独や不安を寄り添ってくれるような側面も感じられて魅力的だった。章立て構成で映し出されるそれぞれのエピソードもユニークでいいし、映像的な遊びもた>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.7

金ピカのゴージャスなワーナーロゴが出た瞬間、うわああああこれは間違いなくバズ・ラーマン!!!って感じだった。オースティン・バトラーのなりきりっぷりがすごい。最後本人なんだかオースティンなんだかよくわか>>続きを読む

さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について(2021年製作の映画)

4.0

ケストナーって児童文学のイメージが強いので、こういう大人向けの話も書いてたんだなって思った。これを機に原作も読んでみたい。178分とまあまあな長尺だけど、独特な映像表現と主演のトム・シリングの魅力にハ>>続きを読む

エリザベス 女王陛下の微笑み(2021年製作の映画)

3.3

ロジャー・ミッシェル監督の遺作は在位70周年を迎えた「エリザベス女王」のドキュメンタリー。音楽や編集がユーモアたっぷりでノリノリ。全体的に楽しくて、英国のお祭りムードを感じました。競馬が大好きでキャッ>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.3

キャスティング発表時からこの豪華さにワクワクが止まらなかった本作。試写会にてひとあし先に鑑賞しました。是枝監督作品の空気感をしっかり纏った韓国映画という感じで、すごく良かったです(しみじみ)。テーマは>>続きを読む

三姉妹(2020年製作の映画)

4.0

ムン・ソリさん、キム・ソニョンさん、チャン・ユンジュさんの素晴らしき演技のアンサンブルよ!大丈夫なふりをして生きる三姉妹の日常を通して、家父長制の呪縛の根深さを感じるストーリーでした。抑え込んでいた感>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.7

完成披露試写会にて鑑賞。吉田恵輔監督待望の新作はYouTuberが題材。人間のいや~なところを突くのが相変わらずお上手な吉田監督。鑑賞中、私の心はどんどんざわついていきました。ムロさんと岸井ゆきのさん>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

凱旋試写会にて鑑賞。75歳以上が自らの生死を選択できる制度が施行された世界。高齢者、若者、外国人労働者らの視点を巡りながら、自分だったらどんな選択をするだろうか、自分の親がその選択をしたら私自身はどう>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.8

なごやかな結婚式のシーンから一転、貧富の差が生み出したディストピアが広がっていく。目を覆いたくなるようなショッキングなシーンの数々はわたしたちへの警告を意味しているのでしょうか……後味の悪さも好きでし>>続きを読む

劇場版ブルーバースデー(2021年製作の映画)

3.5

全16話×約25分のWebドラマを137分にまとめて未公開シーンを加えた劇場版。軽めの青春恋愛ドラマを想像してたので衝撃的なシーンから始まるタイムリープ×サスペンス的展開に驚きました。Red Velv>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

3.8

クセ強めの登場人物たちがクセ強めの会話(恋の定義について)を繰り広げるテンポのいい会話劇で面白かった。平祐奈さん演じる東雲さんのインパクトがすごいです。ロケーションの美しさも印象的で岡山に行ってみたく>>続きを読む

私だけ聴こえる(2022年製作の映画)

3.7

ろうの親をもつ聴者の子どもたちを追ったドキュメンタリー。「コーダあいのうた」でも描かれていた、聴こえる世界と聴こえない世界を行き来しながら生きる彼らの葛藤をよりリアルな形で垣間見ることができた。本作は>>続きを読む

息子の面影(2020年製作の映画)

3.9

消息不明の息子を探す母親の旅路。ドキュメンタリーのようにリアリティがある。メキシコ国境付近で起こっている悲惨な現実を目の当たりにして打ちのめされた。この衝撃は、真っ暗闇でも体感したいので、劇場でもあら>>続きを読む

瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと(2022年製作の映画)

3.3

寂聴さんと中村監督の距離感が非常に近く、お肉をモリモリ食べてお酒を嗜む姿や、老いを嘆き涙する姿など私的な映像の数々から寂聴さんの晩年を知ることができた。発せられる言葉の一つひとつが魅力的で、生きるため>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

ものづくりにかかわる者として、登場人物たちの熱い思いに共感。胸熱だった!仕事がんばろって気持ちになれる。
劇中アニメのクオリティの高さにも驚
く!普段アニメはあまり見ない自分でもあの作品は全編見てみた
>>続きを読む

手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

3.8

韓国初の私設駅「両元駅」にまつわる実話ベースの物語。家族愛に姉弟愛、淡い恋etc.といろんな要素がモリモリで想像してた感じとはちょっと違ったかも。だけど、笑って泣いてほっこりもできるthe王道の韓国映>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.2

3度の延期を経て、来月やっとの公開だそう。越後長岡藩の家老・河井継之助の、信念を貫く姿がうつくしい。ブレない心を持ちたいものです。

メイド・イン・バングラデシュ(2019年製作の映画)

3.8

舞台は首都ダッカの縫製工場。過酷な労働条件で雇用される女性たちが組合を立ち上げようと奮闘する。ファストファッションがなぜ安いのか、その裏側には搾取されている人たちがいることは知っていたが、もっともっと>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

難民申請が不認定となり、生活が一変したクルド人女子高生の物語。私自身、日本の難民問題についてまだまだ知らないことが多く、非常に考えさせられた。主演の嵐莉菜さんは本作が映画初出演らしいですが素晴らしい!>>続きを読む

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.9

ひとりの人間として、生き方・考え方に感銘を受けるドキュメンタリーでした。特に晩年の、世界中の子どもたちに与えつづけた深い愛。戦時下という過酷な環境で育ったオードリーの平和への思いに心打たれ、自然と涙が>>続きを読む