yoyoyoさんの映画レビュー・感想・評価

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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.1

一見兄弟仲良しで両親の仲も良いプロレスファミリー。蝕まれていく心が崩壊していく様は、蟻地獄の砂にはまるようにじわじわと、つかみどころがない穴の底に落ちてくようだった。
お父さんお母さんが著しく非難され
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

ヤクザとしてしか生きられなかった青年の長いようで短い濃密な人生のお話。
綾野剛のヤクザがすっかりハマっていて見ていて惚れ惚れする。序盤の上下白に金髪スタイルがなかなか良かった。他の登場人物含めスタイリ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.9

原作未読。ノーマークだったがあまりの評判の良さと、GW前の高揚で勢い鑑賞。
おもしろいっ!この世界観好き!
3年前、謎の生命体「侵略者」を乗せた「母艦」がやってきて渋谷の上空に留まってしまう。自衛隊と
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

いかにも訳あり臭ぷんぷんの青年山田役に松山ケンイチ。古いハイツでの生活が始まりイカの塩辛工場で働く。めちゃくちゃ変な隣人にムロツヨシ。大家さんに満島ひかり、墓石売りの謎の住人に吉岡秀隆。割と好きな面々>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

タイトルの意味を鑑賞後に調べて、うっ、となる。前世とか運命とかそういう意味なのね。
幼い頃に思いを寄せ合っていた相手と12年後SNSで再び繋がりネット上で再会。すれ違い、時は流れ、さらに12年後。36
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.5

1950年代ロンドンが舞台。家政婦のハリスがDiorの美しいドレスに出会い、お金を貯めてパリにドレスを買いに行ってやろうじゃん!という話。
主人公ハリスがまあ可愛らしいおばあちゃんで応援したくなる。D
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.7

ダイアナ・ナイアドさんのこともマラソンスイマーという言葉も全く知らずに鑑賞。64歳でフロリダ海峡160キロもの距離を泳ぐ偉業を成し遂げたダイアナ・ナイアドさんの半生を描いた作品。
主役アネット・ベニン
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

家族旅行に来たはずが一体何が起こってるの?!
夜中突然の訪問者がマハーシャラ・アリって確かになんかそわそわする!信用できなくてピリピリするジュリア・ロバーツ演じるアマンダの気持ちがわかる!
次から次へ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

期待値上がりまくって鑑賞。題材の重たさに加えて伝記物。少々不安視していたが、とんでもない。杞憂だった。
時系列を相変わらずいじくっているが、さすがにもう慣れてきたので見づらさは感じず。そして、歴史につ
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦初期、英国首相ウィンストン・チャーチルが突きつけられた難題。ドイツとの和平交渉か徹底抗戦か。チャーチルの周りは敵多し。年齢を重ねた体を追い込み、頭をフル回転させ、タバコ🚬をぷかぷかさせま>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

惑星DUNEで起こるアトレイデス家とハルコンネン家の宇宙戦争。166分もあったのか。割とあっという間。
ティモシー・シャラメ演じるポール王子がぐんぐんと逞しく成長し、仕舞いには覚醒と共に別次元の強さを
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.9

原作ファン。アニメは途中まで。評判の高さに好奇心を抑えきれず、友人と初の4DMX鑑賞。
友人共に中高バレー部のため作品に格段の思い入れがあり、うるうると込み上げてくるものがあった。原作の良さをちゃんと
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生きる(1952年製作の映画)

3.8

リメイク版が非常に良かったので、オリジナルがとても気になっていた作品だった。タイミング良く地上波で鑑賞。
仕方ない部分ではあるがセリフが聞き取りにくい。
時代背景のこともあり、正しい病名を告げてもらえ
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.5

思いもよらない病の末に失った妻を想う不器用な夫と、息子家族の区切りの物語。
亡くなった妻を演じた木村多江に拍手を送りたい。木村多江のあの演技が無かったら評価はもう少し下がっていたかも。
夫を演じたリリ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.7

無敵おじいさんが金奪還のためひたすら敵を打ちのめすだけの話!
まずフィルマのあらすじ「俺に死んでる暇はない!」に笑った。まさにそれ。
第二次世界大戦末期、金を掘り起こしたおじいさんはナチス軍に遭遇、金
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

今も続くアフガニスタン問題を身近に感じた作品。
ジェイク・ギレンホール演じる米軍曹長ジョン・キンリーとアフガン人通訳者アーメッドの絆の物語。
序盤からアーメッド大活躍で只者じゃないぞ感がすごい。タリバ
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.8

日本語で言うところの「類人猿作戦」を扱った実話に基づく作品。恥ずかしながらハイドリヒ暗殺についてほぼ無知状態で序盤の説明文が流れたタイミングで一時停止。Wikipediaを読んでからの鑑賞。
救いがな
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.6

「猫は逃げた」を劇場鑑賞し、こちらもいつか観なくてはと思っていた作品。
「愛なのに」というタイトル通りのモヤモヤが詰まっていて、終盤の主人公の叫びが胸に刺さる。
可愛らしすぎる瀬戸康史がぼんやりとした
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

じわじわくる面白さ。良作。
真相は委ねる系というかはっきり提示しない系。はっきり白か黒か明らかにしてほしい人はモヤモヤすること確実だから楽しめないか?
大きな事件は冒頭に起こるのみ。そのあとは会話劇。
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市子(2023年製作の映画)

3.5

杉咲花の演技に見入った。溢れるように話すところや大きな何かを諦めたかのような表情。プロポーズに涙を流す一方で、次を目指して逃げ去る姿。市子の秘密が暴かれる時、大抵の人は市子の境遇に言葉をなくし涙をこぼ>>続きを読む

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.8

戦争が続いていると信じ、戦後約30年もの間フィリピンのルバング島にて潜伏し続けた小野田寛郎さんのお話。
ずしん、と胸に腹にのしかかってくる作品。鑑賞後数日経った今も場面場面が頭をよぎる。フランス人の監
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

声優陣を後から知って驚き。間宮祥太朗、いい声してるぅ。
ジャズの知識も無いし原作未読。
120分の中にぎゅぎゅっと詰め込んだ感否めない。ん?これ誰?、展開早っ!みたいなのはところどころあり。
主人公が
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戦火の馬(2011年製作の映画)

3.6

まっすぐでシンプル、そして美しい作品。原作が児童小説と聞いて納得。
少年アルバートの家に買われてきた仔馬のジョーイ。アルバートが一生懸命世話をして育てるも、第一次世界大戦に突入し大尉の馬、戦争馬として
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

原作が気になっていたのでまずは映画から鑑賞。
亡くなった夫の元へ、やってきた夫の兄。仏壇の写真を見て「これ、大佑じゃないです」と衝撃の一言。愛した夫は一体誰なのか。

妻夫木聡演じる弁護士城戸と、囚人
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

幸せでいることが大事。あまりにもシンプルで真っ直ぐで言葉を失う。
実話ベース。タイカ・ワイティティのハッピーマインド全開作品。すぐキレちゃうサッカー監督トーマスが、いやいや就任したのが世界最下位のアメ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.9

人間関係不得意。笑いに人生を捧げるようにして生きるツチヤ。寝ても覚めてもお笑い沼。地道に愚直に純粋に、我が道をただひたすら歩む。
岡山天音くんの怪演ぶりは見事。圧倒された。ツチヤにした見えなかった(ツ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.0

1983年のトーキングヘッズライブ映像。「アメリカン・ユートピア」が非常に良かったので鑑賞。
ラジカセを置いて「やあ、テープを持ってきた」と一言。そしてギター一本で始まる。
めっちゃくちゃかっこいい。
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.6

ハンターキラーってつまりはどういうことだった?と鑑賞後調べたら「索敵を行う者と、攻撃を行う者がチームを組み、両者が連携し攻撃を実施すること」と知り納得。
ジェラルド・バトラー演じる突如抜擢された艦長の
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

とてつもなく好きなやつ!時折流れるまったりとした不協和音が心地よい。不穏で異質で奇妙で不思議。無垢な大人少女が社会を知り自分の考えを持ち人生を歩む話。
ベラの成長のスピードが早く、どんどん自分から新し
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

映画撮影の途中で主演の俳優フリオが突然行方不明になる。22年の時を経て、映画監督で友人のミゲルは、テレビ番組の取材を受けフリオを探そうとする。
重厚感ある最初の物語が劇中劇であるという展開から、緩やか
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

じわじわと染み込んでいく出汁のような作品。ずっと味わっていたい。余韻にしばらく浸っていたい。
大人のラブストーリーで話はシンプル。不器用そうなアルコール依存の男と口数少なめで幸薄そうな女。
初デートの
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

山下監督作品久しぶりの鑑賞。組長開催のカラオケ大会でビリは避けたいヤクザの狂児と、合唱部部長の聡実くんの青春ムービー。漫画原作らしい笑いが挟まれとてもみやすい。
面白かった!綾野剛ハマり役。すごくいい
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.6

オリジナル未見。1972年実際に起こったウルグアイ軍用機遭難事故のお話。乗客はラグビーチームやその家族たち。大筋はわかっていても、どんどん苦しくなる展開に「早く早くだれか助けて」と思わずにいられない。>>続きを読む

ムーミンパパの思い出(2021年製作の映画)

3.4

早朝だったせいもあり睡魔との戦い、は言い訳か。良くも悪くも和やかなスローテンポのため、昨今の日本アニメに慣れている私には焦ったく感じてしまったのが悲しかった。
こういうのを面白がりたい自分がいる。
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.7

全く前情報入れずに鑑賞。びっくりした。序盤から中盤、そして後半とびっくりするタイミングが3回くらいある。
私は鑑賞を中断してトイレへ行ったタイミングで、
あれ?なんかさっきの違和感あったな。え?もしか
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.9

久しぶりの鑑賞。ラストの結末はわかっていながらも、はるか昔の記憶をたどりながら楽しめた。
なるほど、ここはこんなふうだったか!と驚く点多々あり。
なんと、最初の場面をすっかり忘れていて、大胆な展開にも
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