存在するけど存在しないし、実際にあったことだけれど実際にあったことではないし、シャロンが映画館で自身が出演している映画を観ているシーンは何とも言えない切なさがあった。
シネフィルの映画監督のアプローチ>>続きを読む
再現ドラマの域を脱する事が出来なかった印象を受けた。
「映画とは音楽だ」と誰かが言っていたが、アップテンポな曲が突然終わり詩の朗読が始まったと思ったら再びアップテンポな曲が始まる「アルバム」の流れが今>>続きを読む
Master of Puppetsの最も正しい流し方。
無尽蔵に現れるゾンビを殲滅していくタイトルバックが今作のハイライトと断言するのは惜しいが、前作からの長いスパンを経ての今作だったでファンの勝手な>>続きを読む
昔観た時は面白く感じたけど今はもうキツいかもしれない。つまらなくは無いけど何とも中途半端な内容。
当時のシュワルツェネッガーのパブリックイメージありきの映画だと思うので、どちらかと言えばドルフ・ラング>>続きを読む
全体として俯瞰的な第三者の視点で撮られているような気がして、内容とは別にそれがノスタルジックに感じる要因かと。
今作が青春映画として機能している部分に関しては今更ここで書く必要も無いと思うが、登場する>>続きを読む
邦画における高倉健のような、とにかく何とかしてくれるだろうという絶対的な安心感を備えたシュワルツェネッガーに心躍ってしまった。
大コケしたのも頷けるが、ある種のスポ根的な「それを言うのは野暮でしょう」>>続きを読む
殺人魚フライングキラーを撮った在りし日のキャメロンはもう存在しない。
途中で話の本筋を忘れそうになったが興味を持たせ続けるテクニックは超一流だと思う。冒頭の潜入シーンから雪山を脱出するまでの流れはメタ>>続きを読む
タイトルバックが異常に格好良い。
フィリップ・K・ディックの面白さ、例えば現実が砂で出来た城のように徐々に崩壊していくような様だったり、今作は割とロマンティックだった。
誰も信用出来ないし、登場人物は>>続きを読む
マ・ドンソクの役者としての魅力が存分に詰まっていると思える内容。しかし、映画としては薄味な印象。とにかくマ・ドンソクが愛おしいのでファンなら必見。
カーティス・メイフィールドの"P.S. I Love You"が流れる最後のカット、何とも言えない切なさとあの表情は秀逸。
韓国映画と言えば「泣かせ」のシーンって認識はもう古いような感じもするけど、今作においてはやけにあっさりしているような気がするほどにゾンビ映画だった。
この映画の終着点は従来のゾンビ映画のようなものなの>>続きを読む
東映の実録路線の映画として惜しい部分を全て完璧にブラッシュアップしてエンターテインメント性を極限まで高めたおよそ完璧に近いヤクザと警察の映画。
始まりと終わりが良い。つまり面白い。
本当にフランスらしい映画だが、我々のある日常を切り取ってそれが地続きになっているような...カメラが凄いのか脚本が素晴らしいのか分からないが違和感が無く、とても爽>>続きを読む
ゴダールによるハワード・ホークス“風”ハリウッド“風”映画。本来はNGとされていた撮り方、それまでの様式美を全て覆し若者を熱狂させた新しい波によるそのうちの一本。ストーリーは単純明快。
ちなみに「勝手>>続きを読む
タイムスリップした先の年代を確認するのにマイケル・ジャクソンの肌の色を確認する今作のキャプ画がtumblrで流れてきたので何となく視聴。
タイムスリップしました、未来が変わってしまうから何もせずにやり>>続きを読む
観終わった後に「これ劇場で観たな」と思い出した。初めて観たつもりだったけど何も記憶に残っていなかったという事はこのレビューを書いている途中でもどんな内容の映画だったのか忘れそうになる。
テンポも良く密>>続きを読む
ラッキーには「孤独」と「一人」が混在している。これほどまでに素晴らしい映画を撮ってもらえた俳優は多くは居ないはずだ。
ラッキーの映画でもありハリーの映画でもある。少なくともそこに孤独は無いし何故か救わ>>続きを読む
ドーナツ屋にて店員と客と強盗が同時に死ぬシーン、好きな無駄死にランキングベスト5に入れても良いぐらい好き。
ポルノ版「アメリカの夜」とも一部では言われているが、そんな崇高さは微塵も無く馬鹿馬鹿しくて情>>続きを読む
持ち主に遊んでもらうことに意味があった、と思っていたウッディの物語。
前作までの問題提起は何だったのだろうか、とは思わずには居られない点が多くあったものの、要するに突き詰めたら今作のようにならざるを得>>続きを読む
バリー(ジャック・ブラック)の“Let's Get It On”への壮大な前振り。
スティービー・ワンダーの80年代の駄曲ベスト5は笑った(自分も含め多くのファンがそう思っているので)
コンビニのシーンで名作を確信。役者が役者を超えた瞬間のような生々しさが素晴らしい。分かってる人が分かってる映画を撮るってのは最高に痺れる。
クラブのシーンは近年の邦画では断トツの上手さだと思うし永遠に>>続きを読む
極限までカリカチュアライズされたアメリカ合衆国のジェンダー感。我々はヒーローを求めているのだ。ドウェイン・ジョンソンというヒーローを。