「結婚」や「家庭」というシステムに疑問を投げかける作品。
『アメリカン・ビューティー』と似た題材を取り上げているが、こちらの方がより"一般論"に近い設定になっている気がする。
とにかく、ディカプリオ>>続きを読む
スコセッシ監督作『ディパーテッド』のリメイク元。
序盤はコメディチックな部分もあり、「それほどかな〜」という感。
しかし、例の「タクシーにドカン!」のシーンからの心理描写とスピード感溢れる展開力が凄>>続きを読む
映像の感じは好き。
独特の設定でありながら、説明は排除されており、チャレンジングで良いなと思った。
「おおお…」と「…???」が混じるラスト。強い。
説明を排した映像はかなり好み。
基本的に「静」の映画なのだけど、それだけにところどころに差し込まれる「動」のシーンが映える。
結局のところの「真相>>続きを読む
静かな日常。
「人生こんなもんやけど、それがいいよね」感がいいよね。
アダムドライバーの多くは語らない演技が素敵。かっこいい。
映像の隅々まで、良い質感で整ってて、一生観ていられるような心地良さ。服の>>続きを読む
会話のお洒落さを楽しむ映画。
『パターソン』を観た後に観ると、本作からの小ネタをいくつか仕込んでいるのがわかって面白い。
個人的にはイギーポップのやつが好き。
韓国の民主化運動の歴史を学べる映画。
軍事政権を武力"ではない"方法で打倒するのは難しいということを、権力の強大さ、横暴さを見せつけることで語る序盤。
そして、幾つものパワーが共鳴することでそれを成し>>続きを読む
ビデオ屋で借りることが出来、やっと鑑賞。
これは、衝撃的神映画!
パクチャヌクの代表作『オールドボーイ』に匹敵する素晴らしい出来栄えだった。
まさに天才。
まず感動させられたのは、映像的演出の素晴ら>>続きを読む
ポンジュノ監督作。
さすが、圧倒的救いの無さ。
印象的なオープニングとラストシーン。
特にラストシーンの独創的なカメラワーク、この発想はすごいなと思った。
一寸先が見えそうで見えない、絶妙にダークな>>続きを読む
レオカラックスパートのゴジラがMVP。
圧倒的な存在感のあるキャラクターメイキング。
すごいなあ。
作品としての完成度はポンジュノパートが抜けているか。
偏執的な映像作り。
「東京」ときて、バカみた>>続きを読む
あらすじ「そして終わることのないメタルサイキック戦争が始まるのだった。」
「は?」と。
意味不明なあらすじから、無事意味不明な本編。
すべてが狂気の発想で作られたような映画。
モノクロ撮りでセリフ>>続きを読む
何故だか避けてきたキューブリックの遺作。
ついに観ました。"神映画"だった…!
「もっと早く観ておけばよかったシリーズ」入り。
冒頭の舞踏会から強烈な会話劇が続く。
この一連のシークエンスが、本作に>>続きを読む
シンプルにおもしろい。
同じ"夢"のシーンを何回も挟んで印象付ける演出が独特。
こうやって時間軸を操作する手法は、ミシェルゴンドリー監督の『エターナルサンシャイン』や同じSF映画の傑作『メッセージ』を>>続きを読む
町山智浩の評論を読んだとき、「ハリウッド映画界にとって革命の時代であった90年代は89年の『セックスと嘘とビデオテープ』から始まっていた」というようなことが書いてあった。
『グッドフェローズ』や『レザ>>続きを読む
劇場で予告編を観て、映像の感じや『Bittersweet symphony』が好きだったので「強い期待」を抱いた。
それだけに公開を待ち望んでいた本作だったが、残念ながら「期待外れ」に終わってしまった>>続きを読む
出町座という京都の小さな劇場で鑑賞。
"ガチ号泣"をした。
"ガチ"・"号泣"。
テクニカルかつエモーショナルな脚本。
序盤中盤に打った手がことごとく終盤に畳みかけてくる。
ずりいよ。それは、と。>>続きを読む
タイトルバックに表示される原題「Midsommar」の綴りに違和感。
調べてみるとスウェーデン語らしい。
以下、ネタバレあり。
全編を通して響き続ける不協和音に対して、終わらない青空、緑と花、純白の>>続きを読む
『バードマン』を彷彿とさせる"ワンカット風"。
それぞれのシーンが自然なワンカットで作られており(サラッとやってるが超凄い!)、それがシームレスに繋がれていくことで圧倒的な没入体験を実現。
『バードマ>>続きを読む
ただただ美しい山のシーン。
これだけで観る価値あり。
とち狂ってるギレンホールが観れるのもgood。
サイコパスのイメージしかなかったポール・ダノが良い奴やってるのを初めて観た。
物語全体で訴えか>>続きを読む
怪演光る國村隼。
人間の先入観やバイアスを終始揺さぶってくる構成。
思ったように見えてくるものっていうのは本当にそうだね。
水色で「GET OUT」のタイトルバッグがイカしてる。
色と、フォントが。
ストーリーはシンプルにおもしろく。
序盤は黒人の使用人かただただ不気味で、なにかやらかしてきそうな雰囲気ムンムン。
でもそ>>続きを読む
パク・チャヌク復讐三部作。
他者の復讐心をも利用する"親切さ"。
象徴的なラストシーン。
白。
4DXで鑑賞。3100円也。
「高っ」と思ったが、結論、大正解👌
この映画の魅力は、チームの「勝つべし」という執念をガソリンとして燃え上がり、そして爆発的なパフォーマンスを発揮して最高の勝負を見せる>>続きを読む
映画館で鑑賞。
スコセッシ作品の集大成。
デニーロ、パチーノの熱い演技合戦。
音楽良し。
神おもしろい。
韓国映画のレベルの高さよ。
コメディ感とシリアス感、娯楽性と芸術性。
ポンジュノ監督の洗練されたバランス感覚が抜群に素晴らしい。
ビジュアル面も魅力的。
(いい意味で)ステレオタイ>>続きを読む
人生300本目。
額縁に入れて飾りたいシーンだらけ。
初っ端から、最後まで…!
タイトルバックドーン!のとこからもう最高。
タイトルの出し方って監督のセンスが出ると思っていて。
個人的に一番好きなの>>続きを読む
少し冗長に感じる部分はあったけど、中山美穂が一人二役で演じる2人の登場人物のストーリーがうまくクロスしていく感じとか、ファッションの感じ(特に"樹"の方)が好み。
映像のこだわりも見えて。有名な雪山の>>続きを読む
アニメでサイコスリラーものをやっているのが新鮮。
なにが現実で、なにが夢かわからなくなるカオスな感じ。
ラストシーンも良き。
ほぼ全編ナレーションで展開していくちょっと変わった作品。
原作は村上春樹。
簡潔だけどドロッとした語り口はそれっぽいなと思った(村上春樹はほぼ読んだことないけれど)。
孤独な男が一生に一度の恋をして>>続きを読む
濃厚なヒューマンドラマでありつつ、観客の頭を絞り上げるミステリーでもあり。
もしや…と気づき始めてしまう終盤のドロドロした感情は圧巻。
ヴィルヌーグ監督作。
『メッセージ』や『ブレードランナー204>>続きを読む
ひたすらにリアル。
リアル過ぎるがゆえに、現実にあったこととして受け止め難いショックがある。
いろんな映画を観てきたが、平和の尊さを最も鮮烈に表現さている作品かもしれない。
韓国のサスペンス映画は良作揃い👏
序盤はユーモアも交えつつ、徐々にシリアスさを注ぎ足していき、終盤は絶望を叩きつけてくる。
しかもそれがわざとらしくなく、クールにキマっている。
韓国映画はパクチャヌ>>続きを読む
公開初日にレイトショーで鑑賞。
「タランティーノの新作が出る!」と知った瞬間から待ち焦がれてきてたので、興奮が少し過ぎ、買ったチケットを失くしたため二人分支払って鑑賞しました。
まずはなによりも、デ>>続きを読む
映像は綺麗だったが。
話がうまく掴めないので、フラストレーションが溜まった。
まだまだ、感受性の鍛錬が足りませぬな。
いつかもう一度観ようと思う。