たかはしさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

たかはし

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パプリカ(2006年製作の映画)

3.9

アニメでしか見せられない映像、物語を表現しているのが楽しい。
夢と現実とか、憧れと妬みとか、人間の二面性を認めている映画。

OP/EDの平沢進の音楽が良すぎて、ハマっています。

ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.6

繰り返し、繰り返し、繰り返し…
一枚一枚が絵になるPTA節。
映像、音楽ともに"アメリカの戦後感"が漂っていて良きだった。

ロッキー(1976年製作の映画)

3.8

アチい。
知らなかったのは、ロッキーは勝利至上主義の映画じゃないってこと。
勝利のために鍛錬を捧げることじゃなく、その過程で生き様を証明すること。
そうして単なる生活が人生に昇華されること。
アチアチ
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.8

大きな期待はしていなかったけれど、想像以上に良かった!
無駄な語りはなく、いくつかの「人生」をリアルに生々しく映し出すような作品。
良いこともあれば、どちらかといえば悪いことの方が多くて、それでも生き
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.1

徹底的にシャレオツな画面。
オープニングのヴィトンの鞄でもう引き込まれた。

何かを変えようとして旅に出る男たち。
旅ってそういうもんだよな〜
良い旅に出たくなる映画。

チェイサー(2008年製作の映画)

4.0

極めて良質なサスペンス。
息をつく間がないってのがその証拠。
ジメッと暗くて、それでいて歯切れ良いテンポ感が韓国の街並みや人相によくマッチする。

基本的にハッピーエンドは好きじゃないタチだけど、この
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.2

やられた…!
エロいにも程があった。
なんなんだろう、このトチ狂ったエロさは。
欧米映画では決して無い感覚で撮られている。
ビバ・アジア。

エロスだけの映画と思いきや…騙し騙され騙し倒す、痛快なスト
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.5

タランティーノ作品で唯一見逃していた本作。
大好きな他の作品たちと違ってハマらなかったのは、絵がイマイチ映えてないからか…
サミュエル・ジャクソンのキモさはさすが。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.7

レトロフューチャーで無国籍感ただよう世界観がたまらなく良い。
邦画でもこういう徹底的に映像を作り込んだ作品があるのか!と思った(邦画をあまり観ないので…)。

前半と後半にわかりやすく二分されるストー
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ANIMA(2019年製作の映画)

4.0

anima = 魂、生命

pta × トム・ヨーク。
好き×好きなのでギンギンで鑑賞。

ミリタリーライクに統一された衣装と"地下鉄"というファクターが重なって、極限に無機質な印象で始まる。
その中
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

4.2

最近よく「エモい」とかって言う。
エモいって何?全然具体的じゃないし。
でも、なんかそういう感情があるのはわかる。
「エモいな」って思ったりする。
じゃあ、エモいって何?そんなことを考えながら観た。
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.6

「好きの反対は無関心」とよく言うけれど。
やっぱり無関心ほどシンドイものはない。
まるで透明人間のようになってしまって、内なる自分とばかりコミュニケーションしてしまうようになる。
そういう感じがリアル
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

シャレオツ。
香港の古い街並みが好きで。
また行きたくなってしまった。

女心、わからんなあ。
追いかけて追いかけて、振り向いたと思ったらどっか行っちゃって。
わからんけど、そのわからなさに惹かれるこ
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モテキ(2011年製作の映画)

3.7

長澤まさみが激エロい。
終盤にかけてシーンがエモいくなってくる。
序盤はコミカルすぎてちょっと…だったが終盤は良い。

長澤まさみが良すぎるので語彙力がなくなりました。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.3

再鑑賞。
全てのシーンが神がかり的に面白い。
演出力の鬼。
クリストフ・ヴァルツのイカレ役が素敵。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.6

クレイジー祭り。
まともな人間はマルコヴィッチだけだった。

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.7

PTAの初期の作品に見られる、超高密度でパンチの効いたシーンがドンドコ流れてくる、しかもそれが緻密に計算されつくされているスタイルが好きで。
There will be bloodあたりからはどちらか
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.8

物語の展開が整理整頓されていて、序盤・中盤・終盤とスキがなかった。
脚本力!

スティーブ・ブシェミは変な顔だけどかっこいいから好き。

マグノリア(1999年製作の映画)

5.0

至高の180分。
深くて、最高にオシャレな大傑作。
長い映画だけど、一生続いててもいいと思った。

群像劇でありながら、主人公たちの人生を丁寧に、生々しく描いている。
それぞれの物語が繋がっているから
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.0

ずっと観ていたいと思う。
心地よい緊張と緩和。
いい感じに力が抜けている演技がいい。
登場人物は全員何考えてるかわからない。
だけど、ひとつひとつの行動にえげつなくパンチが効いてる。
「えっ、何考えて
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.2

歳を取れば取るほど、染みる。
高校生で観た時より10000倍良かった。
ノスタルジーの一言では語れない謎の感情がそこにあるのです。
おじさんになってから観たら死ぬんだろうな。

回想のストーリーがメ
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花様年華(2000年製作の映画)

4.0

初の香港映画。
かなり古臭い味の残る香港の街の雰囲気がべらぼうに良い…
欧米統治の歴史からか、カルチャーミックスされた独特な世界。
色彩にこだわりを感じる映像がvery beautiful

あと一歩
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.3

期待していたやつそのもの。
始終フルパワーで押し寄せてくるスタイリッシュな映像体験。
えげつなくかっこよい…

俺はテクノミュージックが好きだけど、映像や音楽のサンプリングと反復を繰り返す本作の手法は
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ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

再々々鑑賞?
映画ってのは結局映像だよな。
映像、映像、映像。映像に尽きる。
映像としての美しさ、格好良さがカンストしてるのがソナチネ。

雀荘、キャバクラ、トイレ、沖縄、バス、酒と踊り、海、砂浜、ア
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.7

それぞれの正義がある中で、わかりあえるっていいよね。
映像◎、テンポ◎、雰囲気◎

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.3

今まで観てきた映画の中でも、間違いなく最もクレイジーな作品だった。
未だ全く理解が及ばない映画がこの世にあることに少しワクワクした。
それがアートってやつ?

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.7

展開が恣意的すぎるところもある。
ジェイク・ギレンホールの演技はいいなあ。
もう一度観ないとわかりきれない。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

良い!
シャレた映像の暴力。
クセになる独特のテンポ感。
ウェス・アンダーソンほどオリジナリティに溢れる映画監督を知りません。