アノクタさんの映画レビュー・感想・評価

アノクタ

アノクタ

映画(78)
ドラマ(0)
アニメ(0)

(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

平成という30年の時代を通して
すれ違う男女の出会い・別れを描いた
王道の恋愛ストーリー。

ストーリーはベタ中のベタ!
取り立てて目からウロコの展開はない。
しかしながら見終わった読後感は爽快!
>>続きを読む

男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

今作のヒロインは知的障害を持つ女の子。
劇中では「頭が弱い」などの表現をしているが
今の時代では真正面から捉えにくい題材だ。

ミヤコ蝶々演ずる母親も久々の登場。

知的障害を人々が同情するシーンや
>>続きを読む

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「故郷は遠きにありて思うモノ」

寅次郎の冒頭セリフから分かるように
今作のテーマは「ふるさと」

宮本信子演じる幸薄の女。
男と上手くいかず子連れで故郷へ帰るのだが
駆け落ち同然で出ていった娘を
>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

しがないサラリーマン・木村が突然失踪。
親友の同級生と同級生と偽る探偵で
木村の行方を追うが…
事件は思わぬ方向に発展していく
コミカルミステリー。

大泉洋!佐々木蔵之介!堺雅人!
メインは今や主役
>>続きを読む

ドラえもん のび太とアニマル惑星(1990年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

真夜中に突如として現れたピンクのモヤモヤ。
抜けるとそこは…
言葉を操る動物達だけが暮らす
不思議な星だった。

とにかくメルヘン感が強い!!!
この設定こそが今作最大の魅力。

犬のお巡りさん…
>>続きを読む

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

山田洋次×高倉健!
記念すべき第1回日本アカデミー賞で
作品賞をはじめ各賞を総なめにした作品。

刑期を終え出所した男と
自由気ままな若者カップル
3人の北海道を舞台にしたロードムービー。

名作と語
>>続きを読む

最高の人生のはじめ方(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ラブ・ライナー監督が「人生と死」を描く
「最高の人生」シリーズ第2弾!

主人公はモーガン・フリーマン演じる
身体が不自由な老齢の小説家。

人生に夢も目的も抱いていない男が
隣家のシングルマザーとそ
>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

余命半年と告げられた老人2人が
後悔なき死を迎えるべく
人生最後にやり残した事を実現しようとする
ハートウォーミングムービー。

ズバリ良い映画!

「良い映画」の定義って何か難しいけれど
観終わった
>>続きを読む

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

5作目。
本作から監督は再び山田洋次に。

監督の変更が大きいのか…
山田洋次が担当していない前回2作に比べて
テーマ性がしっかり立っている!

遠きにありて故郷や親を心配する想いと
ヤクザな生活の末
>>続きを読む

新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

4作目。
今作も監督は山田洋次ではなく
テレビ版の演出を担当していた小林俊一。 

内容は大きく分けて2つ。
前半はハワイ旅行騒動。
後半は幼稚園の先生とのロマンス。

ハワイ旅行騒動は…
泥棒役・財
>>続きを読む

男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

3作目。
監督は生みの親・山田洋次の手から離れ
森崎東が担当。

監督が変われば当然…作風やテンポも変わる。
そういう意味ではシリーズを通して貴重な回。

しかしながら贔屓目に見ても
1、2作目程、脚
>>続きを読む

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

国民的映画第2作。
寅次郎の恩師と生き別れた母が登場!
寅次郎の境遇を通して親子愛を描く。

恋敵として山崎努演じる医者も登場。
寅次郎VSさしずめインテリ
その後定番となる恋の3角関係の構図も。
>>続きを読む

男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

国民的映画の記念すべき第1作目。

1作目にして完璧なる寅さん方程式が
全て詰まっている。
展開のテンポも良く脚本の完成度も高い!
名作。

ヒロインは御前様の娘・冬子だが…
1作目のメインストーリー
>>続きを読む

ドラえもん のび太のドラビアンナイト(1991年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

絵本の世界に取り残された
しずかちゃんを助けるべく大冒険。

悪党に海へ放り込まれたり
砂漠で熱中症になったり

今作の冒険はとにかく「過酷」

しずかちゃんなんて…
奴隷船に乗せられ売り飛ばされそう
>>続きを読む

清須会議(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

三谷幸喜監督6作目。

舞台は戦国時代。
織田信長の後継者を話し合いで決める
戦国武将たちの攻防を描くコメディ。

元々は三谷幸喜生誕50周年イヤーとして
小説で発表された作品。
議事録のみで進行して
>>続きを読む

釣りバカ日誌10(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングが描き下ろしの漫画ver
原作者のやまさき十三・北見けんいちも
レストランのシーンでカメオ出演している。

そんな記念すべきシリーズ10作目。
メインストーリーは…
会社に嫌気が差したスー
>>続きを読む

釣りバカ日誌9(1997年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ9作目。
スーさんの奥さんが久々に登場!
と思いきや配役が
丹阿弥谷津子から奈良岡朋子にチェンジ。

そして予算規模が上がっているからなのか
シリーズを重ねていくごとに
鈴木建設の建物もドンド
>>続きを読む

釣りバカ日誌8(1996年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ8作目は…
これまで定番化していた美女のロマンスは
一切ない。その代わり登場するのは
癖の強い男・柄本明と癖の強い女・室井滋。

浜ちゃんスーさんとの釣りをキッカケに出会い
恋仲となるお話。
>>続きを読む

釣りバカ日誌7(1994年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スペシャル後のシリーズ第7作。
釣りバカ映画史に残る大事件が…

みちこさん役が石田えりから浅田美代子に変更!
ハマちゃんと結婚した経緯も社内結婚となり
キャラクター含め若干の設定変更がある。

浅田
>>続きを読む

釣りバカ日誌スペシャル(1994年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

初の1本立てロードショーという事と
監督がこれまで撮ってきた栗山富夫から
森崎東へ変更という事で
スペシャルと銘打っているが
内容や設定はいつも通り!
安定の釣りバカ世界観が楽しめる。

今回メインス
>>続きを読む

釣りバカ日誌6(1993年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

6作目。
スーさんが運転手と間違われて
ハマちゃんが社長に!?
立場逆転から大騒動に発展する爆笑回!

何度見ても面白い!面白い!!面白い!!!
最後までライトに楽しく観れる。
コメディとしての出来栄
>>続きを読む

釣りバカ日誌5(1992年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

5作目。
浜崎家に生まれた待望の子宝・鯉太郎が
会社で行方不明になり大パニック!
シリーズ屈指のドタバタコメディ回。

さらに…
浜ちゃんのお母さん登場。
鯉太郎が鈴木建設で大暴れ。
京丹後で1人スッ
>>続きを読む

釣りバカ日誌4(1991年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

4作目。
スーさんの甥っ子が登場!
尾美としのり演じるエリート和彦が
釣り船太田丸・ハチの妹と結ばれる恋物語。
浜ちゃん&スーさんが
恋のキューピットになるパターン。

和彦の存在からか
所々大阪弁に
>>続きを読む

釣りバカ日誌3(1990年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

3作目。
メインのストーリーは
スーさんが思い出の地で出会った女性と
隠し子騒動に発展するドタバタ喜劇。
ヒロインは五月みどり。

スーさんを実の父親と思ってハマちゃんに相談
グイグイ話が展開していく
>>続きを読む

釣りバカ日誌2(1989年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

人気シリーズ2作目。
前回で四国へ帰って行ったハマちゃんだが
今作はそれは無視。
直接的に話は繋がっていないが基本設定は
すべて踏襲。

原田美枝子演じる謎の美女と出会うスーさん。
スーさんとヒロイン
>>続きを読む

釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

20年以上続いた
松竹映画の人気シリーズ第1弾!

1作目は…
合体がやたら多かったり。
みちこさんの役割もストーリー上
とても重要な存在であったり。
設定やキャラクターに手探り感が出ており
入門編と
>>続きを読む

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

踊るシリーズ第4弾にして完結編!

ラストは…
警察内部の腐敗・真の正義とは何か?

警察への復讐心から犯人達は
真下署長の息子を誘拐するのだが…

脚本の完成度には?がつく。

正義の暴走が
上司の
>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(2010年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

湾岸署が新しい署に引っ越し!
そんな新湾岸署で巻き起こる
前代未聞の凶悪事件。

踊る映画シリーズ第3弾。
スケール命の前作とは一線を画す雰囲気。

新湾岸署へ引越しというメインストーリーに
新しい踊
>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

前作から5年。
人気テレビドラマシリーズの映画化。
待望の第2弾!

大物キャスト達への根回しや
前作の大ヒットというハードルを超えて
作らなければならないという中…
第2弾にこぎつけたスタッフ陣に感
>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

人気連続ドラマの映画化第一弾!
メディアミックスの走り。
フジテレビ大成功モデル。

「踊る」以前以後で
刑事ドラマの空気感は確実に変わった。
そういう意味でも影響力大きい1本。

内容は…
湾岸署史
>>続きを読む

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大晦日。
ホテルの威信をかけた
カウントダウンパーティー直前に巻き起こる
様々な事件を描く群像コメディ。

総勢20人を超えるメインの登場人物たち。
皆が問題や悩みを抱えている皆が…
複雑に絡み合い最
>>続きを読む

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

売れない役者が映画撮影と騙され
本物のギャング達と渡り合うアクション喜劇。
三谷幸喜監督作第4弾!

偽物の役者が本物以上に活躍するのは…
三谷幸喜作の連続ドラマ「合い言葉は勇気」に
通ずるモチーフ。
>>続きを読む

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

刺激のない毎日を過ごす中年サラリーマンが
社交ダンスと出会い人生に希望を見つける物語。

オシャレで秀逸!可笑しいも温かい。
何度見ても笑ってしまう。
邦画史に確実に残る名作コメディだ!

「社交ダン
>>続きを読む

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

山奥村の偽医者にまつわるお話。

見事に引き込まれ魅せられてしまった。
面白い!!

キャッチコピーは…
「その嘘は罪ですか?」

その嘘とは…
人間として生きるための嘘。

この物語。
登場人物が皆
>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

妻の浮気で精神を病んだ男と…
夫を事故で亡くし精神を病んだ女の
哀しくも可笑しい交流を描いた
ヒューマンドラマ。

口から出るセリフと心の感情が異なる…
それは良き脚本の条件。
そういう意味で今作は脚
>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人生お先真っ暗の売れない役者と
ダーク感漂う裏稼業の殺し屋の人生が
銭湯の鍵で入れ替わる。

面白い。

ストーリーやキャラクターが濃厚なのに
読後感は重々しくならないコメディの快作!

銭湯の鍵1つ
>>続きを読む