マーライオンさんの映画レビュー・感想・評価

マーライオン

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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.7

登場人物たちは、みんなちょっとどこか可笑しくて、でもそこに味がある。

愛が伝わる映画です。それこそ、湯を沸かすほどの熱い熱い愛が。

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

ノーラン師匠。物語に捻りはなく、台詞もほとんどない。しかしスクリーンの中から伝わるものは、確かにある。戦争がいかに大きかろうと個人にとっては各々、目の前のほんの一歩先を必死に生きるので精いっぱい。

幸せになるためのイタリア語講座(2000年製作の映画)

3.4

邦題から想像するに、明るいコメディタッチな作品かと思いきや。
意外と暗い導入です。
孤独、大切な人との別れ、クビ、自分の人生につきまとう大きな悩みを抱えた人達があるイタリア語のクラスを通じて各々の活路
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

あああ本当なんでもっと早く見なかったんだろう!と久々に唸った映画!
評判の良さは聞いてたのですが....予想以上に良かった(泣)

(一応)進学校出身の自分と重なるところもあり、将来との葛藤とかの背景
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.6

失恋した時に衝動でミニシアターで見た作品。ラストは救いが無さすぎてむしろ笑った。けど、当時の自分はなんか元気でた思い出(笑)

vol.2は、前作に比べると話は暗めにシフト。主人公役もゲンズブールに交
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.9

去年見たなかでも自分にとって異質なジャンルの作品(笑)

色情狂の女が、自らの半生(というか、性歴笑)を語りつつ、傍らにいる男がそこに哲学的というか、学術的な突っ込みをいれながら紐解いていく謎の構成。
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.9

テンポもいいし、登場キャラの役の引き立て方がうまい作品だったと思う!というか、キャスティングのバランスが絶妙。エマロバーツはやっっぱりかわいい!

寄せ集めのはみ出しもの達が麻薬密輸を決行する話。意外
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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

4.8

終わった。

初めてスクリーンで王の帰還を見たのが小学生の頃だった。そんなLOTRシリーズの最終作。原作よりも指輪物語への架け橋要素がふんだんに詰め込まれていて、あぁ旅の仲間に続いてくんだなぁとしみじ
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.9

人が多すぎて立ち見した(笑)

とにかくすれ違う。でも、すんなりくっついてもうまくいったのかよくわからないのが難しいところ。要はタイミングが重要なんですね。

ただ、この距離感の友達は良い。場合によっ
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.8

アップダウンのある脚本でもなく、わっと泣けるような展開があるわけでもない。でも、すごく心に染み入る作品。

12年の撮影の積み重ねは、時間の重みを何より伝えてくれている気がします。まるで本当の家族を見
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ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

3.7

登場人物たちがちょっとしたトラブルに巻き込まれていく、不思議なリズム感で引き込まれていく映画。

シリアスな感じはなくて、アモーレ(愛)を感じつつクスクスしながら見ていられる作品でした。 浮気だらけな
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最低で最高のサリー(2011年製作の映画)

4.7

500日のサマーの製作陣が再び作った草食系男子奮闘記。ただし邦題のセンスのなさは断固抗議したい。

いずれ人間は死ぬという理由から、勉強や人との関わりはすべて無駄だという無気力少年(青年)が主人公。
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.9

他の人のレビューが良くて、気になっていたので観に行ってしまった...
文句なしのクリストファー・ノーランの最高傑作だと思います。

正直、今後この人の作品で、亡きヒースレジャーの存在も含め、個人的な好
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

5.0

個人的にツボにはまった作品。それは自分自身が来年で学生を終えるからということもあるのかもしれない。思春期ものと一言でくくるには容易いけれど、登場人物各々が葛藤と共に歩んでいく姿はやっぱり胸に迫るものが>>続きを読む

セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.9

恋人はやめるけど仲のいい親友でいようねっていう距離感を求めるのはすごいわかる。

でも、じゃあ相手に新しいパートナーができたら素直に受け入れられるかっていうと、そんなことはない。むしろ、その時にやっと
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マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

4.5

旅好きな自分としては共感できる部分は多かった。
ただ、おそらくこの作品の一番の見所はメインの出演者が老人であること。死を意識した齢になった彼らが、まだ自分の知らないことに対して、驚き、学び、戸惑いつつ
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.3

コッポラ娘の存在で議論が分かれるものの、やはり名作の完結編と称して良いのでは。
ラストシーンのあっけなさや、終盤に向けて漂う哀愁がなんとも言えなかった。栄枯衰勢。どんなものにも終わりは来るんだなぁと思
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.0

正直、個人的には百合描写とかあったり、よくあるお屋敷に取りついた女の子の話でしょ?みたいな風に予告編から偏見を持ってました。けれど期待をいい意味で裏切られ、もっと奥深い話。
家族の繋がりとか、主人公の
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アマルフィ 女神の報酬(2009年製作の映画)

2.9

久々のレビュー。邦画はあまり見ないけれど、Amalfiに滞在していたのもあって、観てみた。行った場所が沢山映ってて個人的には満足。ただ、映画の内容としては果たしてロケの費用に見あってるのかというのは疑>>続きを読む

バチカンで逢いましょう(2012年製作の映画)

4.0

ミニシアターで衝動的に見てみた作品。かわいいおばあちゃんがローマに旅する単調な話かなぁとほのぼの想像していたけれど、いい意味で期待を裏切られた(笑)
女性の強さと、祖母娘母の三世代の魅力がつまった素敵
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.8

生まれながらに人類と同族間の銀河系レベルの板挟みに苦しむ使命を背負った主人公。そのため今回は迷いとか苦悩を抱えつつ、自分の在り方に悩んでいくという設定。クリストファー・ノーランが一枚噛んでいるのでバッ>>続きを読む

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.9

貯金とか設定とか、突っ込みたいところはあるにはあったけど、それでも終わりに良い余韻が残ったのは自然の描写の美しさや声優さんの演技が真に迫ってた気がしたからかもしれない。家庭を築いたときに、また見直した>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.1

冒頭からフランスの首都の景観に引き込まれる。そんなしゃれおつでレトロな音楽も一緒に流したら行きたくなっちゃうじゃないですかw 主人公が昔のパリにタイムスリップするよくありそうな設定。結局、生きている現>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

前評判通りの人間味溢れるいい映画だった。首から下が動かないということを忘れさせるくらいフィリップが幸せそうになっていくのが見ていてほっこり。たまに小馬鹿にしつつも、愛があって、あくまで彼に対等に接する>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.4

誰でもどうしたらいいんだろうとのたうち回る時はあるだろう。失敗したこととか忘れてしまいたい過去というものからは逃げ出したくてたまらないけれど、実はそういうものにきちんと向き合うことが前を向くためには必>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

4.3

かなり楽しみにしていた作品。自分に自信のなく、空想癖のある主人公が旅を通して自分の殻を破る、そして自分を見つめ直す話。
グリーンランド、アイスランドの景色は圧巻の一言。出てくるキャラも一癖ふた癖ある個
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

5.0

映画館上映が終わる前にやっと見に行けた! 原作と照らし合わせると前作で結構進んでるからどうするのかと思ったけどオリジナルだらけでLOTRファンとしては垂涎もの。レゴラスもばんばん出てくるし、冥王の復活>>続きを読む

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

3.8

高校生の頃、社会の授業で見た記憶あり。まー理不尽なのは世の中の仕組みってことですかね。最近のニュースでもあったけど、冤罪は取り返しがつかないことですからね.....

ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.4

アメコミの古株?作品の映像化。正直人並みにしかアメコミは知らなかったので知らないヒーローが沢山。ヒーローの在り方みたいなのを問うあたり、ダークナイトみたいな方向ではある。
個人的クライマックスはロール
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

3.2

設定とか展開に??ってなるところは正直あるけど、いつものジョニーデップ節。
ただ、ラストシーンの台詞"It's a pirates life for me. Savvy?"からのエンドクレジットは最高
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マスク(1994年製作の映画)

3.0

子供の頃断片的に見て、今更見直しました。キャメロン・ディアスフェロモンほとばしり全盛期。ジムキャリーが出てる映画は、なんか安心感ありますw個人的に。

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.0

どこかスタンバイミーを思わせる少年たちの旅路が微笑ましく、はらはら。でも、エイズの子供が近くに住んでたら自分はきっといじめっ子側についていただろう。小学生の頃の自分じゃきっと近寄りたくないと感じてしま>>続きを読む

幸せの始まりは(2010年製作の映画)

3.6

ラブコメにしては、特殊な状況で感情移入しにくかった。でも、終盤の粘土の贈り物「人生は何か一つのきっかけで噛み合い始める」っていうのは良かった!

ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

4.3

全体的にラフな感じすぎて、ドイツ語でてきてるのにドイツっぽくない!みたいな印象だった(正確には合作)。主人公は仕事と恋人のどちらをとるかに葛藤しつつ、更なる面倒ごとにどんどん巻きこまれていく。でも、そ>>続きを読む

それでも、愛してる(2009年製作の映画)

4.0

個人的にはかなり見応えがあった。ウォルターという鬱病のお父さんが焦点に当てられてはいるけれど、自分の中の何かと葛藤しているのは、息子も、母も、ガールフレンドもそう。最後のスピーチでも触れてるけど、どれ>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

狂気を感じた。インセプション見たときと似てて、油断してると現実と夢の境がわからなくなる。アニメ界の実力者は、ジブリもそうだけど、その人なりの世界観があると感じました

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