くわまんGさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

4.0

科学と宗教は調和するよ!だから来世あるよ!

みどころ:
目に見えないものを見せる試み
程よくチープでタイトな演出
ミステリーとしてもそれなり
聖女のようなB.マーリング
所々いきなりエログロ

あら
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ローマ法王になる日まで(2015年製作の映画)

3.5

善し悪し宗教の根付きが弱い日本では、信心深く慎ましい聖職者でさえ、胡散臭く見られがちです。俗世から隔離された空間で育った人間に「祈れば救われます」なんて言われたところで、説得力が無いと感じるからでしょ>>続きを読む

処刑ライダー(1986年製作の映画)

4.0

これがほんとのゴーストライダー!

みどころ:
素晴らしい邦題
素晴らしい吹き替え
キャラの立った悪役たち
ヒャッハー達とおっぱい
説明ゼロのざっくり設定
それなりの峠カーチェイス
ハッピーエンド?笑
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沈黙の達人(2018年製作の映画)

3.5

俺たちの先生、スティーヴン・セガールが帰ってきた!『七人の侍』と『イップマン』をパクっ…ブレンドしたかのようなストーリーに、脚本家の燃え盛る情熱を感じろ!!

原題:
『改心(改心するとは言ってない)
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脱走山脈(1968年製作の映画)

4.0

のちにブロンソンの相棒となるマイケル・ウィナー監督が撮った、異色の娯楽映画。ど派手なアクション、かわいい動物、戦争の悲劇、と中身を羅列するととっ散らかってそうですが、実にまとまりがいいんですねぇ。>>続きを読む

パラノーマン ブライス・ホローの謎(2012年製作の映画)

4.0

開始6分で、小学生が募らせる孤独感とジョン・ブライオンの劇伴が絡み合ってもう…泣。心の逃げ場をなくしそうなった少年が、それでも二本足で踏ん張っている姿を見るだけで、オッサンの涙腺は緩みます…笑

みど
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

国境!組織!善悪!私怨!数多の境界線を僅かな躊躇で越えまくる、暗殺者の生きざまから目を背けるな!みどころだらけのノワールバイオレンスエンタメ!

みどころ:
ベニトロのアイコンキャラ誕生
容赦ない暴力
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.5

プロットは「好き勝手してきた人が凋落し、過去の罪(あるいはその意識)を悔い改めて再起する」で、目的語と述語が同じ未完成盤『マグノリア』といった印象でした。主語(主人公)が一人かつポルノ男優という特殊な>>続きを読む

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.5

Everybody needs somebody to love!!

みどころ:
群像劇×王道ラブコメ
軽快で心地よいテンポ
モダンで自由な恋愛観
最高にキュートな告白
芝居然としたお芝居
円環構造
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トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン(1980年製作の映画)

5.0

「ひとは、受け止めきれない量のストレスがかかると、狂人にならなければ耐えられなくなる。では、その時彼は狂人を演じているだけなのか、あるいは狂人になってしまっているのか。また、この二択に答えを出すことに>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

1.5

「Dad…(I love you).」
「I know.」

この場面以外、一ヶ所たりとも良いところは無かったですねぇ。熱烈なSWファンの失望たるや、察するに余りあります。

みどころ:
A.ドライバ
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.0

重い重い1ページの追加でしたねぇ。戦禍と同じくらい、すずさんの人生を揺さぶったリンさんは、これからも美しいままですが、遺した後味はあまりにも苦いものとなりました。

みどころ:
報われても悲しい後味
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デッドフォール(1989年製作の映画)

4.0

「ランボー?あんなやつはプッ〇ーだ♫」

みどころ:
景気よく物を壊すアクション
嘔吐を誘うK.ラッセルの女装
インテリなスライに違和感大
仲良くけなし合うバディもの
吹替がふざけまくっている
小悪党
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.5

T-800に引導を渡せ!強化人間マッケンジー・デイビス爆誕!!!

みどころ:
M.デイビスの強化人間感
T-800の戦闘シーンの魅力
ファンを納得させる演出
“仕切り直し”た脚本
少し駆け足過ぎる展
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少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

4.5

女よ立ち上がれ!本当のアナ雪がここにある!!!

みどころ:
フェミニズムの真髄を喝破
志が高いと得られるものとは
二人同時に殻を破るカタルシス
ザ・私たちの物語はこれからだ
エロでエモでサイケで芸術
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ナイトホークス(1981年製作の映画)

4.0

お前のようなババアがいるか!!笑

みどころ:
最強婦警スタロン子ちゃん
殺人鬼はかまってちゃん
R.ハウアーの非道っぷり
タイトで渋い演出
相棒が立ってない

あらすじ:
インターポールのお尋ね者で
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

なにせ世界中の殺し屋に命を狙われるんだ。彼が勝てる確率は……

五分五分だろう!!!!!笑笑笑笑笑

みどころ:
物凄い量のアクション
がんばる犬がかわいい
爆アゲのラストカット
JWらしさが薄まった
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ジョーカー(2019年製作の映画)

2.0

「彼に傷つけられたので、仕返ししてやる。」という心理に、同情できない人はいないでしょう。しかし「彼に傷つけられたけど、許してやる(なぜなら私はそうすることができるから。そうすることで私の気分は晴れ、そ>>続きを読む

ジャッジ・ドレッド(2012年製作の映画)

3.0

「徹甲弾だ!」
――テッコウダンソウテンシマシタ
「ファイアー!」
ズギューン!ズギューン!

ダハハハ♪笑

みどころ:
ダサすぎて味のある衣装
マンションは楽しい戦場
ディストピアな世界観
案外グ
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レッド・バレッツ(2011年製作の映画)

4.5

この女殺し屋に惚れろ!破格のB級バイオレンスアクション!!

みどころ:
殺し屋ヘレン・ビンガム
セッ〇スの如き肉弾戦
強烈グロテスク拷問
楽しくヨーロッパ周遊
後半に急転直下で爆アゲ

あらすじ:
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.5

ビターでビターでビターだけど、最後に訪れたほのかな甘みが永遠に続く、因果応報の傑作ドラマ。

みどころ:
赤い糸で繋がっているとは
いい人と都合いい人の違い
ユーモアで希釈された演出
夢見の感覚をうま
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

スクリーン外へ飛び出した、タランティーノ兄ちゃんの勧善懲悪!『パルプフィクション』の切れ味でヨガらせて、『ジャンゴ』のカタルシスで胸を打つ、笑って泣ける感動大作!笑って泣ける感動大作!!笑って泣ける感>>続きを読む

NARC ナーク(2002年製作の映画)

4.0

インディペンデント映画ながらレイ・リオッタが脚本に惚れ込み、ジェイソン・パトリックとともにノーギャラ同然で受けたのが話題となった、カーナハン監督の出世作。9日で尽きた撮影資金をリオッタ夫妻が捻出し、同>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

もし、女性の青春がこんなにもスピーディーでクールなのだとしたら、男より早く成熟するのも当然ですね。恐るべし、グレタ・ガーウィグ。

みどころ:
青春総集編を僅か89分で
悩み多き親子へのエール
親側に
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

2.0

復讐の失敗によって、家族の絆と過去を乗り越える素晴らしさを伝えるのが、本作の肝なはず。ならば、ミワとサオリが互いを許し合わないと、ハッピーエンドは迎えられないはず。それをアシストするのが、コユズの役割>>続きを読む

ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)

4.0

華奢で寡黙な女スナイパーが人でなしナチス兵をしらみ潰しにする無双アクション!…ではなく、必死に頑張った女の子の半生を描いた丁寧なドラマでした。

みどころ:
ラストの胸がすく演説
主人公の心情描写が充
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落下の王国(2006年製作の映画)

3.5

まあねぇ、「がんばって」とか「いかないで」とか、子供に泣いてお願いされたらもうね…どうしようもないですわ笑

みどころ:
子供の純真には抗えない
物語が二重構造で面白い
世界の絶景を美しく閲覧
絶景シ
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ホーボー・ウィズ・ショットガン(2011年製作の映画)

4.0

歳を食っただの世知辛いだの、浮かない顔でただ死を待ってるジジババの皆様!最近の若いモンを導いてくださいよ、ルトガー・ハウアー先生のように!!

みどころ:
R.ハウアーの魅力が満載
正義のバカバイオレ
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愛、アムール(2012年製作の映画)

4.5

介護のシビアな実情を訴える類いではなく、夫婦間のノンバーバルコミュニケーションが極まる瞬間と、その過程を描いた映画でした。さらっとしているようで恐ろしく濃密なので、鑑賞後どんどん考察の余地が生まれてき>>続きを読む

ザ・サンド(2015年製作の映画)

3.0

クソ映画一直線のプロットを、工夫を凝らしたワンシチュエーションの連打でクリア!撮影期間たったの12日という、たまげる佳作!

みどころ:
低予算の限界に迫る
工夫してハラハラを演出
極限の人間模様をち
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パウダー(1995年製作の映画)

3.0

定番の『醜いアヒルの子』的ファンタジーに、『グッドウィルハンティング』をブレンドしようとしたけど、混ざりきらずにパウダーが残っちゃったような映画。

みどころ:
期待の若手S.P.フラナリー
脇を固め
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チーチ&チョン/スモーキング作戦(1978年製作の映画)

4.5

ゆるゆる~♪ブリブリ~♪あへあへ~♪

みどころ:
超バカを超ぐだぐだ
マ○ファナムービー
ラブマチーンとC.マリン
ファスナーからS.キーチ
アリスボウイのイカした楽曲
「二度とハゲは雇わんぞ!」
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.0

「ははぁ~ん、犯人はあなたですね!?」と毛利小五郎ばりに推理ミスを繰り返してしまう、上質で上品なサスペンス。

みどころ:
おしゃれなオープニング
登場人物が全員怪しい
緊張感の種類が変遷
超ホッとし
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バニシングIN60”(1974年製作の映画)

4.0

車と共に去りぬ伝説のカースタントマン、ハリッキーの人生を結晶化したような一本。さあ、準備はいいCar…?

みどころ:
主演が車
40分間もカーチェイスする
車が93台もクラッシュする
ちゃんとストー
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リベリオン ワルシャワ大攻防戦(2014年製作の映画)

4.0

青春ドラマの体で展開される、どぎつい戦争映画。ポーランド映画一世一代級のビッグバジェットでありながら、この色々トリッキーな作風はすごいですね。

みどころ:
肉片と血飛沫の雨
辛すぎるラストカット
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Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN(2019年製作の映画)

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全感覚祭2018。日本のホンモノを引き連れて、「GEZAN」が羽ばたいてゆくのを、誰もが目の当たりにしたと思います。

いつからか、商業主義者の洗脳により、日本の音楽マーケットは腐敗。レコード大賞は購
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