皿もげさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

皿もげ

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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

3.5

佐藤伸治という人の不在がどれほどまでに大きいことなのか、というのを改めて再確認した。
映画自体はメンバーやエンジニア、マネージャー、母親など身近な人のインタビューと当時の映像を織り交ぜた非常にシンプル
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

4.0

幼い頃に金曜ロードショーで観てからというもの、2年に1回はみなおす青春カドカワ映画。
どう考えても現実的じゃないし、そんなわけあらへんやろのオンパレード、少年少女の全員演技が腰抜けるほど下手で驚くのだ
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

5.0

これこれこれ、やっぱりこれなんです。
サマーフィルムにのって、を見に行った後にどうしてもどうしても見たくなり家に帰ってからひさびさに鑑賞。
悪いところが本当にひとつもない、素晴らしい青春映画だと思う。
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

2.5

リンダリンダリンダの空気感、を求めて行ったのだけど、どちらかというとスウィングガールズの空気感だった、と言えば伝わるか。漫画みたいだった。
あと、青春群像劇が見たかったんだけど(そうだと思ってたんだけ
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実話を元にしたもの、ということで見たけどやりたい放題。
実際もっとエグいこともあるんだろうなあ。ちょっとコミカルに描いてるものなあ。
シャブやった女を人間やめてえのか!ていいながら抱いてその後警察に向
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劇場(2020年製作の映画)

3.5

原作を読んでいたのであらすじは把握した上で鑑賞。見る気はなかったのだけど、友人が是非というので。
文章で読むよりも映像で見た方が、永くんの感情が目に見えてイヤーな感じが増してすごくよかった。
山崎賢人
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.0

この世界の片隅に、にシーンが追加されたこちら、劇場に見に行けずにいたためNetflixにきて歓喜、顔なくなるぐらい号泣した、いや、今まさに号泣している。
泣きすぎてくたばるかと思った。
以前より、すず
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.5

平和なものが見たくて、何度も見てるけど再度。
キャストが豪華でいい。
シチュエーションがほぼ変わらないので、舞台っぽい、昔の三谷幸喜作品の良いところだなあと思う。
何回見ても、ふふふ、となるシーンが
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.0

朝5時半に目が覚め、やることなかったので古い映画でも見るか、そういやこないだのトゲアリトゲナシトゲトゲでAマッソ加納さんがローマの休日のような恋にあこがれてる、みたいな話してたので、ひさびさに見たろ、>>続きを読む

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.0

終始穏やかなムードで途中少し寝てしまった。
映画館で寝たのはベンポスタ子ども共和国のドキュメンタリー以来で驚いた。
スペイン語は寝てしまうのかもしれない。
ただ、少し寝ても展開が少ないので支障がなかっ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

めっちゃくちゃ面白かった。
最近ヤクザものをバンバン見てたけど、その中でも一番面白かったのでは。
役所広司出てるとハズレにならない説が自分の中であるのだけれど、今回もまた。
松坂桃李の表情が後半ものす
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団地(2015年製作の映画)

3.0

全編、会話が面白い。
役者が全員達者だ。

設定も特異だけど、藤山直美と岸部一徳、このふたりの会話劇だけでも120分持つのではと思う。ずっと聴いていたい。
しかし、このクライマックスのトンデモ展開には
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愛について語るときにイケダの語ること(2020年製作の映画)

3.5

舞台挨拶回を見た。
予告編でずっと気になっており、劇場に足を運んだ。
何が気になったかというと、バクシーシ山下の世界観とも違いそうで、だからと言って悲壮感漂ったり、障害者をいいもの、また、極端に悪い人
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

久々に見たくなり鑑賞。
やっぱりアンジーが最高。これ見た後、前髪めっちゃ切った高校生時代を思い出す。
17歳、感受性の強い時期。
当時、自分も薄皮一枚程度であっちとこっち、という感じだった。
自分を見
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.0

しんどい。実話をもととした映画とは思いたくはない。こんなことが実際に起こるなんて信じたくはない。
せりふも、音楽も、余計なものは何一つなく、変わっていく生活だけがただ淡々と映し出される。
ラストは地獄
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

映画館で見たのち、サブスク解禁で再度鑑賞。こんなんばっかりしてしまう。
劇場で最初の方、ちょっと退屈だなあ、、と思いながらもそこはタランティーノ、そんなことないだろうと期待を寄せてたら、結果めっちゃく
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

4.5

何度も見た作品をまた見るゾーンに突入しているここのところ、明るく暗くなろか、てなことでまた鑑賞。
原作も大好きなのだけど、あれをよく映像化したもんだよなあと思う。
特にごはん。オエー。
どこをとっても
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長いお別れ(2019年製作の映画)

3.0

先日CSでこの作品を放送しており、なぜか父と2人で見た。
途中のシーンで父に向かって、絶対に、漏らす危険を感じた時点でオムツを嫌がらずにはいてくれと頼むと、父は、うん、わかった、と言った。
要所要所で
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Aマッソのすべて(2021年製作の映画)

4.0

最高。
Aマッソを知ったのは昔NHKの笑けずりという番組に出ていた時で、リアルタイムで楽しみに見ていてめちゃくちゃこのひとらおもろいやん、となり、数年後始まったゲラニチョビを何回も舐めるように見た。
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火口のふたり(2019年製作の映画)

2.5

仕事中に、しかも心が沈んでいる時に見る映画ではなかった。
終始、柄本佑と瀧内公美がすけべなことをしている。
あの白いぼかし、愛のコリーダ以来に見たかもしれん。
映画の内容としては、あるある、あるよね、
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クルックリン(1994年製作の映画)

4.0

中学生の時、初めてスパイクリーの作品を見たのがこれ。
音楽とファッション、ストーリーどれをとっても素晴らしい。
当時黒人文化の何も知らないわたしにとっては(今も詳しいわけではないですが)魅力的で衝撃的
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

劇場で見て、Netflixで数回鑑賞。
大好き。
病気ってだけじゃなくて、アイデンティティをそこに見出してしまうんだもの。

ダークナイトはバットマンという「人間」の話、こちらはジョーカーという「人間
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

ヤクザにも世知辛いこの世の中。
ヤクザにもその世界のルールがあって、窮屈そうだし、そこから出たとて窮屈だ。
ヤクザでなくても生きづらいのだから。

綾野剛はこういう映画によく出てるけど、他にこの役が似
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ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

2.0

どうしたん?1の勢いと楽しさと激しさ、どうしたん?どこいってしまったん?えーん!

ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

5.0

いや最高すぎ。
大好き。
残酷で痛快。音楽も映像も全部いい。
暴力ドーン!血ブッシャー!音バーン!きゃー!めっちゃアホ!です。
出てくる女が美人でエロくて下品なのもゾンビとかバイオレンス然としてて最高
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

映画館で見てから何度か見返した作品。
映画→漫画→ドラマの順で見た。
もちろんどれも遜色なく素晴らしかった。
初めて映画を見に行った時、イオンシネマで鑑賞したのだけれど、漫画を前から読んでいた友達はフ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.6

なんぼほど見るねん、というぐらい好きなダークナイト。昔に映画館でももちろん鑑賞。大好き。文句なし。
キャストもハマり役しかいない。
バットマンが(本当に)人間であることを証明したような作品。しっかり彼
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

4.5

こちらも1と同じくテレビで死ぬほど見た。1と比べて、時代の変化でCGもきれいに。
絵から飛び出てくる、という演出が怖すぎて昔美術館に行くのが怖かった。
スライムの質感が見ていて気持ちいい。
エンディン
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

5.0

小さい頃、テレビで定期的に放送されていたこちら、VHSのテープがちぎれるほど何回も見た作品。
当時は吹替で見ていたので、大人になってから字幕で見ると不思議な感覚に(グーニーズもそう)なる。
今見るとち
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.0

元々、ジョンウォーターズのヘアスプレーが好きでリメイクされるということでワクワクしながら映画館へ行ったのがもう14年も前のことだなんて死にそう。
元映画とは全く違う仕上がりで、でも時代背景や軽快なミュ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

河瀬直美作品は見始めたら途中で絶対に寝る。
沙羅双樹、殯の森の2作品、どちらもテーマが興味深くチャレンジしたがダメだった。
ぼんやりなんとなく見始めたこちら、2時間19分の長尺だが引き込まれるように見
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.5

2回目の鑑賞。
世界で初めての性適合手術を受けた人と家族の話ということで、以前に見たことがあったが、主演のエディレッドメインの美しさをもう一度見たいと思い、見た。
音楽、映像、全てにおいて静かで、美し
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

公開当時に見ようかなと思ったが疑似家族の話だと聞いており、その時自分の感情のバランスがうまくとれなさそう、、と思って長らく見るのをやめていた。
是枝作品は見るタイミングを選ぶなあと思う。

いやあ是枝
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

1.5

話としては面白いと思うが好みではなかった。
何がそうさせたのかなあと考えるまでもなく、阿部サダヲの関西弁が下手、あと、ビジュアルに汚しを入れすぎて終始違和感がある。その違和感がずっと邪魔で内容が入って
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

5.0

何度も何度も何度も見返す作品。
初めてこの作品をみたのは高校生の時だったと思うのだけれど、映画を見て泣くなんてダセェとイキっていたのだが、イキり虚しく、泣いた。
ちなみに何度見ても同じシーンで涙してし
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.5

いやあ、とにかくしょっぱい。
人生うまくいく奴ばかりではないし、こうやって生きないといけない人だっている。
「許されることではない」と外野は事実だけを見て言いたいことを言い、批判する。
言うのもわかる
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